地震活動の活発化に注意(地震と月)
明日で東北地方太平洋沖大地震の発生から2ヶ月となります。
その日を前に再び日本列島の地震活動が活発化しています。今日だけでM5以上の地震が3回起きました(4.9も1回)。
地震の規模は大きくとも、揺れがそれほど大きくありませんから、緊急地震速報もなく、またテレビなどで速報されなかったかもしれません。しかし、地震活動として観察するには、まずはマグニチュードです。
遠く南太平洋ではM7.1の地震も発生しました。言うまでもなく、地球全体からしますと、その地震と日本の太平洋側の地震は全く関係ないとは言えません。
さて、1ヶ月前、4月の11日にも地震活動が活発化したのを覚えていますか?福島県浜通りを震源とするM7.1の大きな地震に驚いて「また11日か」と思った方も多かったことでしょう。
上のグラフは4月中のM5以上の地震の回数です。いかがでしょう。やはり、11日から14日にかけて地震活動が活発化している印象がありますね。その4日間で4月の大きな地震の約3分の1が発生していることになりますから。
そういう記憶もあってか、ネットなどでは、また5月11日に何か起こりそうだというウワサが広がっています。ひどいものは、9.11にもひっかけて、11日に何かを起こすのは誰かの陰謀だ!なんてものもあります。それらは言わばオカルト的世界ですから、ただちに信用したり心配したりする必要はありません。
しかし、事実として地震活動に1ヶ月単位の周期がありそうだということは否定できませんね。
興味深い例があります。2003年のことです。私はよく覚えていますが、皆さんはいかがでしょう。
5月26日 三陸南地震(宮城県北部沖地震、東北地震) M 7.0 最大震度 6弱
7月26日 宮城県北部地震 M 6.4 最大震度 6強
9月26日 十勝沖地震 M 8.0 最大震度6弱
ご覧のように2ヶ月おきにぴったり26日に記憶に残る大きな地震が発生しています。この年だけをとって一般化することはできませんが、不思議と言えば不思議です。偶然にしては低確率すぎます。
実はこのような「月」単位の周期が生まれるのには、まさに「月」が関わっているのだと考えられます。何度も書いてきたとおり、私は小学生の時から地震と潮汐力の関係を考察してきました。30年以上前からやっていたのですから、そういう研究の先駆け的な存在だと自負しております(笑)。私に遅れること30年、ようやく2004年に防災科学技術研究所がこのような発表をしました。
それでワタクシ的な結論を申しますと、潮汐力が最も強くなる新月と満月の時ではなく、月齢5〜8付近と20〜23付近、すなわち半月くらいの時に大きな地震が起きる傾向があるのです(その理由や理論は割愛…というか、よく分かりません)。
ちなみに3月11日は月齢6.3でした。4月の11日は7.5、今日は6.8、明日11日は7.8となります。
御存知のように、もともと時間的な「月」というのはまさに天体の「月」の運行から算出されていました。太陰暦ですよね。今は太陽暦ですから、いわゆる日付と月齢との間にズレがありますけれど、もともとは新月の翌日が「ついたち(月立ち=月が現れる)」=1日でした。そして満月(望月)の日が15日。新月が30日(三十日=みそか)でした。もちろん、年の最後の記念すべきグレートなみそかが「大晦日」です。
実際の月の満ち欠けの周期は29.53日ですから、時々修正が必要で、それが閏日や閏月を生んできました(実際にはかなり複雜ですが)。
ま、それはいいとして、とにかく地震の発生と月齢(つまり潮汐力)との関係があるとすれば、数ヶ月単位で見て、同じ日にちの日に地震が発生しやすくなることは、科学的にもありえることなのです(現段階ではあくまで仮定です)。
実際ここ数日、私の観察している地震の前兆現象のいくつかに反応があります。やや心配です。
いつも書いているように、自然(モノ)は全て「想定外」ですから、なるべくモノからのメッセージを素直に受けとって、最終的には一種の「勘」を信じて行動するしかありません。
もちろん大きな地震などないに越したことはありません。人的被害はゼロであってほしいと思います。そういう意味ではM5レベルを多数小出しにしてストレスを解消してくれれば一番いいのですが。
とにかく注意しておくことは必要でしょう。天災は忘れた頃にやってくる。いつものこの言葉を、まずは忘れないようにしたいものです。天災は「天災は忘れた頃にやってくる」という言葉を忘れた頃にやってくる。
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コメント
こんにちは。この間はお返事頂けたのに、お礼も言えず、ごめんなさい。
「いよいよ」とか「富士が動く」とかで富士山が噴火するんじゃないかと恐怖に包まれてしまいました。また私の悪い癖、マイナス思考です・・。あれだけの地震が起きたのですから火山噴火が活発になるのは仕方ないとも、火山噴火じたいもわざとじゃない、と分かってはいるんですけど次から次へと心の準備が間に合わないと、/どうしよう/となってしまいます。でも、富士山に詳しい先生なら、注意してくれって言ってくださるだろうとも思って安心してしまったり・・。でも、「富士が動く」=全てが怖いわけではないのですね。
世界が良くなってくれるのなら、嬉しいです。
投稿: ぽん | 2011.05.11 09:20
今日で、あの地震から2ヶ月が経つのですね。もちろん、4月11日の地震も覚えてます。11日繋がりで色んな噂があって本当ビビりな私には無理です。けど、必要以上に怖がらない為に、余計なサイトは絶対に見ません。
歴史上、同じ日にちに地震があるなんて驚きましたが、半面、暫く11日が続くのは仕方ないなと納得もしました。気を付けます。
ありがとうございました。
投稿: ぽん | 2011.05.11 09:35
オカルト的なことは信用しないのですが、月齢と地震の相関関係の記述、ご自身の推察に長所・短所あるところを冷静に書かれたうえでの記載でしたので、たいへん興味深く拝見させて頂きました。
単に「日付が11日」ではなく、半月に地震発生しているのかもしれないということでしたので、昨日は出掛ける際と就寝の際、バックに非常用一式を詰めておりました(笑)。風呂に入る時は少し緊張しました。
5月26日三陸南地震、7月26日宮城県北部地震、9月26日十勝沖地震では、月齢がどの状態だったのかたいへん興味あります。
「天災は忘れた頃にやってくる」し、余震はいつ発生してもおかしくない状況の様ですので、注意を続けたいと思います。
ありがとうございます。
投稿: Pinchan0001 | 2011.05.12 09:35
ぽんさん、Pinchan0001さん、コメントありがとうございます。
自然のことは最終的には数字では表せませんね。
お互い注意いたしましょう。
ちなみに2003年の5月7月9月の26日の月齢は、それぞれ25、26、29(新月)でした。
私の考察結果から外れていますよね。
やはり自然は統計的な確率論だけでは語れません。
投稿: 蘊恥庵庵主 | 2011.05.12 10:19
こんばんは。お返事ありがとうございます。
2003年5,7,9月の26日は半月では無いとしても、この3回の地震では、月齢が25,26,29と、やはり近いのですね。
地震が「半月に起こる」とは限らないかもしれませんが、「一度発生した地震の余震は、月齢が近い」のかもしれないなと、勝手ながら思いました。
いずれにせよ、まだまだ余震が続いている現在、気を引き締めたいと思います。
これからもいろんな記事を楽しみにしております。
投稿: Pinchan0001 | 2011.05.12 21:30
こんにちは。
地震の予測データとして、赤外線と電子量の変化を観るというものがありました。
僕は地震に関して詳しくないのですが、庵主さんなら今後の参考になるかと思ったので貼っておきます。
In Deepさんというブログの記事です。
http://oka-jp.seesaa.net/article/202402972.html
投稿: ニキータ | 2011.05.20 15:14