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2011.05.16

トリフィールドメーター100XE(電磁波測定器)

Photo_2 日東京に持っていった、というか、たまたま車に載せてあって連れて行ったのがこの機械。ちょうどいいとばかりに、これを持って朝の東京を散歩しました。なんともアヤシイ姿ですね(笑)。
 きっとすれ違った人は、私がガイガーカウンターで放射線量を計測しているのだと思ったことでしょう。今だったらそういうふうに思うのも自然です。
 いや、これはガイガーカウンターではなくて、ガウスカウンターです。つまり、電磁波測定器です。
 さすが東京は富士山よりもずいぶんと電磁波が飛び交っていますね。自宅周辺ですと、高感度のモードにしてもほとんどゼロのあたりを時々ピクピク動く程度ですけど、東京では常に0.2〜0.5ミリガウスくらいのあたりを指しています。
20110515_7_07_11 ちなみに、Twitterに載せたこちらの写真は、ある普通の街の路上でのメーターの様子です。一番感度の高いモードで計測しています。1ミリガウスくらいでしょうか。これは電柱の上にある変圧器と、マンションの屋上にある携帯電話用の送信アンテナの影響だと思います。
 しかし、電磁波が人間の体に与える影響も、放射能と同じくらい「気分」に左右されると考えていますので、それほど気にしていません。長時間極端に発生原因に近づかないかぎり問題ないでしょう。光だって立派な電磁波ですしね。十把一からげに「電磁波は危ない!」というのはどうかと。
 だいいち、私は電磁波の実態がよくわかりません。電場とか磁場とか、はっきり言って勉強してもよく分からないのですよ。よくわからないかこそ恐いというのもありますが、まあとにかく電気が流れると必ず電磁波は生じるわけですから、私たちは毎日電磁波と仲良く暮らしているとも言えるわけです。
 いろいろ家の中などを測定してみますと面白いですね。電気製品は電源が入っていなくても、コンセントにつながっていると結構電磁波を発生させています。そういう目に見えないモノを数値というコトに置き換えてくれるのがいいですね。世の中には目に見えないモノがたくさんあるということを認識させてくれるだけでも有用です。
 機械(製品)によっては、電磁波対策がしっかりしていて、作動中もあまり発生しません。特に常に人体の近くにあるものですね。たとえばパソコンや携帯電話はしっかりシールドしてある感じです。あまり心配しなくていいでしょう。
 その点、ウチで言えば、ずいぶん昔に買った韓国製の格安電子レンジなんか、作動してなくても結構強い電磁波を出しています。作動するとまあ大変。さすがに窓から中をのぞくのが躊躇されるようになりました。安い外国製品はたいがいそういうところで手を抜いているようですね。あとは家電では電気器具は概して強い電磁波を出しています。警報器とかセキュリティー装置だとか分電盤だとか。
 あと、びっくりしたのは、まさにこの機械が積んである車。エンジンをかけると車内にとんでもない電磁波が発生します。高感度モードだと完全に振り切ってしまいます。
 特に私の車、いわゆるキャブオーバータイプですから、お尻の下にエンジンや電気系統があるわけですね。たしかにあれだけ高電圧の放電を繰り返しているわけですから、私のお尻は電磁波をかなり強く受け続けていることになりますね。だからと言って痔になったりはしていませんから、その影響がどんなものかは分かりません。便通はいいかも(笑)。でも、正直次はキャブオーバー型はやめようかなあと思っています。普通のフロントエンジン車ではその数値はかなり下りますから。
20110508_15_05_22 ちなみにウチのすぐ近くにあるテレビ局の送信所で計測してみますと、30メートルくらい離れていても、それなりに高い数値になりますね。すぐ近くに別荘などがありますが、他人事ながらちょっと心配ではあります。もちろん、高圧電線の近くでも同様かそれ以上の電磁波が測定されます。
 さてさて、本題に入ろうかと思います…いや、長くなるので、そちらはまた後ほど書くこととしましょう。このガウスメーターを購入した理由です。実は身近な電磁波を測るためではなくて、もっと大きな規模での電磁波の変化を測定しようとしているのです。それが「地震予測・噴火予測」につながる可能性があるからです。では、また後日。

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コメント

ご無沙汰しております。

まさに震災の日以来ですね。

放射線が怖いというのはなんとなくわかるのですが、電磁波が怖いというのは良くわかりません。

山口先生がおっしゃっているように、光も電磁波ですし、レンジの赤外線も、携帯電話の赤外線も、ラジオ波も全部電磁波です。

但し、紫外線はちょっと怖いですね。お肌にシミを作ります。

物理の先生っぽい所を少し見せると、電磁波の波長によって、電磁波の持つエネルギーが違います。

正確に言うと、波長とエネルギーは反比例するんです。

ラジオ波は波長がかなり長いため、エネルギーはかなり低いです。

可視光と言われる波長の領域では、赤が一番波長が長く(エネルギーは低く)紫が一番波長が短い(エネルギーが高い)です。

そして、赤の波長よりもっと波長が長いのを赤外線といい、紫よりも波長が短いのを紫外線といいます。

つまり、赤外線はエネルギーが低く、紫外線はエネルギーが高いです。

赤外線はエネルギーが低いため、お肌に当たっても大丈夫ですが、紫外線はエネルギーが高いため、お肌に当たると良くないんですね。


ちなみに放射線には3種類ありまして、α線、β線、γ線といいます。

α線は、ヘリウムの原子核です。つまり、ヘリウム原子とほぼ同じ大きさです。

β線は、電子の事です。α線に比べると、もちろん小さいし弱いです。

γ線は、実は電磁波そのものの事です。

という事で、放射線を怖がるという事は、その中の電磁波も怖がっているという事になります。

ここまでは、高校物理の知識です。

物理Ⅱではありますが、かなりの人が履修している内容です。


話は変わりますが、また富士学苑にお伺いしますね。

投稿: ピピニー | 2011.05.17 16:51

電磁波をキーワードにこのブログを拝見。
足跡を残します。
トリフィールドメータは簡易な検出器としては面白いものです。私も持っています。
でも、特に低周波磁界の測定には、発信源の周波数が不明であれば、この検出器の指示値は鵜呑みにできないという欠点があります。
機会があれば、私のサイトを覗いてください。

投稿: bemsj | 2013.02.15 02:55

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