熱中スタジアム(NHK BS-P)の収録に参加してきました!
猪木さん流に言えば、「人生は想定外」「一寸先はハプニング」。ひょんなことからNHKの番組に出ることになりました。それも家族全員で(笑)。
その番組名は「熱中スタジアム」。今回のテーマは「赤塚不二夫」。全国数千万の赤塚ファンの代表としてなぜか選ばれてしまいまして、熱くトークしてきてしまいました!ww
ううむ、私、たしかに赤塚不二夫さんを大尊敬していますし、彼の作品、特に天才バカボンには特別の思い入れがありますが、それほどマニアというほどでもありません。多少独特の作家観、作品観を持っていて、それをブログに何度か書いては来ましたが(たとえばこちら)、とてもとても全国の熱中人の代表になるほどの知識は持っていません。
最初お話をいただいた時は、正直そんな感じでお断りしようかと思ったのですが、それがいつのまにか家族全員でという話になり、まあ、それなら私の責任も多少軽くなるかな、実際家族の方が赤塚作品に詳しいしな、と思い直しまして、このたびの収録参加と相成りました。
ああ、終わってみると、ホント参加させていただいて良かったと思います。子どもたちにとってもかけがえのない体験、社会科見学になったと思います。
朝10時半にNHK放送センター入りしまして、終了は19時すぎ。2本撮りだったということもありますが、トークが思いっきり盛り上がったということもありまして、合計6時間以上スタジオでカメラとマイクを向けられていることになりました。
もちろん私にとっても、赤塚先生の素晴らしい作品世界と人生、そしてファンの方々の愛に触れられたことは最高の体験でした。超レアな体験もさせていただきましたし…。
詳しい内容は番組をご覧いただくとしましょう。放送は5月12日と19日の予定です。ぜひご覧下さい。ちょっと恥ずかしいですけどね。
それにしても感激したのは、プロの芸人さんや文化人、そして放送スタッフの方々のお仕事ぶりです。まあ、プロですからね、当たり前と言えば当たり前ですが、やっぱり一流の人たちは違いますねえ。
まず司会のオリエンタルラジオ中田敦彦さん。いやあ、芸人さんてすごいわ。見事な司会ぶり。素人相手だといろいろと難しいと思いますが、見事に切り盛り。特にアドリブの冴えは感動もの。基礎がどんだけあるんだろう。あれだけはまればご自身も気持ちいいだろうなあ…。
収録前に我々シロウトをリラックスさせる「前説」の時、ウチの娘に「ぼくのこと知ってる?」と聞いてくれたんですが、娘は「知らない…」と。失礼いたしました。親の教育がなってませんね(笑)。
いやあ、ああいうトークって理想ですね。私も仕事柄ああいうアドリブの利いたトークを理想としています。教室での先生って司会者みたいな部分もありますからね。上手にボケたり、つっこんだりしたい。愛をもってね。ホント勉強になりました!
そして、アシスタントMCは福田萌ちゃん。いつもは中越典子さんなんですけどね。今回はピンチヒッターで萌ちゃん。私、サラリーマンNEO以来中越さんのファンでしたから、密かに期待していたんですけど、舞台のお仕事があるとのことでしかたありませんね。
その代わりと言ってはなんですが、生萌ちゃんを見られたことにも大満足。う〜ん、カ、カワイイ…。顔ちっちゃい。足細い。声もカワイイ。そして頭いい(私が落ちた大学のご出身です)。
ゲストもすごかったなあ…私のツボにはまりまくり。
まずますだおかだの増田英彦さん。中田さんとのアドリブ合戦は意外にも(?)噛み合いながらいいリズムを作っていましたね。ツッコミどころが絶妙ですねえ。さすがです。
そして山本晋也監督!もちろん赤塚チルドレンのお一人ですよね。こんなところで身近にお話できるとは…感無量です。席も近かったし、娘たちを(必要以上に?)かまってくれまして、ずいぶんとフランクに絡んでくださいました。ありがたや。それにしても監督、元気と言えば元気。いい味出しすぎで、中田さんやディレクターさん苦労してました(笑)。
さらにさらに大好きなコラムニスト泉麻人さん。彼の言説には私もいろいろと影響を受けてきましたからねえ。まさかこんな形でご一緒するとは…。あの独特の佇まいは、やっぱり「個性」だよなあ。
皆さん本当にいい「味」が出ていました。もちろん、私たち以外の熱中人の方々も。何かに一生懸命打ち込んでいると、そういう「味」が出るんでしょうね。私なんかホント広く浅くですし、ハッタリがほとんどなので、ああいう味が出ないんですよ。いかんいかん。頑張らねば。
とにかく、こういう貴重な機会をいただきまして、いろいろな面での一流のお仕事に触れることができましたこと、本当に幸せに思います。ありがたや、ありがたや。
というわけで、ここからは一流の編集人の仕事が始まりますね。いったいどのような「作品」になるのか。その部分も楽しみです。娘たちにとっても、立派なメディアリテラシーの勉強になるでしょう。とっても疲れましたが楽しかった!ぜひ放送をご覧下さいませ。もちろん内容も面白いし充実していると思いますよ(ちょっと恥ずかしいけど…笑)。
ps 今日はオジサン世代からウチの娘(8歳)まで、本当に幅広いファンが集合しました。特に10代の少年少女たちが、赤塚ワールドにどっぷりはまっているのには驚きと感動を覚えました。特に今日の(番組の)主役だった赤塚不二夫マニア小学5年生りきくんはすごい!赤塚先生も喜んでいるでしょう。
彼のブログ赤塚不二夫ファン
(小学生が書く赤塚不二夫ブログです。)。ぜひご覧下さい!
性別も世代も超えた人気こそ赤塚先生の醍醐味でしょう。
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コメント
熱中スタジアム「集え!赤塚不二夫ファン」
2週連続放送
BSプレミアム
(第一夜)5月12日(木)午後11:30~午前0:14
(第二夜)5月19日(木)午後11:30~午前0:14
(再放送)
(第一夜)5月18日(水) 午後6:00~午後6:44
(第二夜)5月25日(水) 午後6:00~午後6:44
投稿: nasa | 2011.05.01 13:40
訪問とコメントありがとうございました。
白雪先輩のイラスト、とても上手でしたね。
リンクの件ですが、ぜひ、貼ってください。あと、このページのリンクも貼ってもいいでしょうか。
投稿: りき | 2011.05.01 17:24
nasaさん、わざわざすみません(笑)。
お世話さまです。
ウチの教育はバカボンとドリフと昭和プロレスです!!
りきくん、昨日はお疲れさま!
君はホントに素晴らしい小学生ですよ。
赤塚先生も大喜びでしょう。
少年に夢を与えるのが先生の夢でしたからね。
我々オジサンたちが理屈をこねるよりも、りきくんの言葉の方が心に響いたと思います。
お互いにリンク貼りましょう!よろしく。
投稿: 蘊恥庵庵主 | 2011.05.01 18:17
こんばんは、「熱中スタジアム」でご一緒させて頂きました小倉夫婦(恵子)です。
先日はお疲れ様でした。
私は諸事情により急遽の参加となり、
アンケートも何も書いていなかったので
エピソードについて振られることもなく、出番はほとんどなかったのですが、参加するだけで楽しい収録でした。
山口さんご一家にはホンワカとしてのびのびとした雰囲気(まさにバカボン一家!)があって和むことができました。
今後もブログ読ませて頂きますね。
また、私のブログでも今後、番組のことはネタバレの無いように宣伝したいと思いますのでよかったら覗いてみてくださいね。
ではでは、失礼致します!
投稿: 小倉恵子 | 2011.05.01 21:47
おはようございます。りきくんのブログのリンクから来ました。おじゃまします。
ご家族のみなさん、収録お疲れ様でした。とても楽しい一日でしたね。
ご家族が赤塚不二夫ファンだなんて
なんて素晴らしいんでしょう。
みなさんがバカボン一家のように幸せオーラで輝いておられたのはとても印象的でした。
これからも、ブログを読ませてくださいね。
投稿: これでいい野田 | 2011.05.02 07:02
小倉さん、これでいい野田さん、おはようございます!
いやあ、お疲れさまでした。ホント楽しかったですねえ。
みんな赤塚チルドレンという感じで、明るく楽しい(そしてアヤシイw)人たちばかりで安心しました(笑)。
皆さん、いい意味で「バカ」ですよね!?
そういう空気が見事に表現された収録だったと思います。
放映が楽しみですね!
ぜひこれをご縁にこれからも山口家とよろしくおつきあいください。
投稿: 蘊恥庵庵主 | 2011.05.02 09:19