ハンズフリー付き車載パーソナルオーディオ 『TTS-BT1』 (トランストロン)
また変なもの買ったって言われるかなあ(笑)。
いや、これは隠れた名品、名機ですぞよ。正直びっくりしました。
以前書いたように、私の車、エブリイランディのカーステレオが去年壊れまして(漏電等)、それ以来たとえばこちらのスピーカーなどを使ってドライヴ中に音楽を聴いていました。
でも、あれはあれで便利だけれども、やはり音質もイマイチですし、なんとなく不満もあったんですよね。もっといいものがないかなあ、と日々物色しておりましたら、昨年末これが発売されまして、さっそく飛びついたという次第です。
しっかし、これいったい誰が買うんでしょうかね。需要があるのでしょうか。どういう人があえてこれを買うのか。私のようにカーオーディオが故障しているとか、あるいは最初から装備されていない車種を買ったとか、非常に非常にニッチな人だと思います。
バッテリーも搭載していないし、基本家庭用の電源も使えません。また外部入力端子などもなく本当にBluetooth専用です。普通にカーステのある車(ほとんどそうでしょう)の持ち主は買おうと思わないだろうし、車外で使ういわゆるポータブル・スピーカーとしてはもともと選択肢にも入ってきませんよね。
つまり、これ、私のために開発されたようなものなんですよ(笑)。
それにしても、このハイスペックぶりには、昔のオーディオ・マニアである私もけっこう萌えちゃいましたよ。もちろん、現代的な意味でのスペックではありますが。
まず内蔵アンプがCirrus Logic社(製品のホームページではつづりが間違っています!)製の30Wデジタルアンプ。この大きさにしてこの出力。Cirrus Logicと言えばシリコンバレー生まれの最先端技術者集団。プロ仕様デジタル・アンプや各種コンバーター分野では知る人ぞ知る存在です。
さらにスピーカー・ユニットはAura Sound社製の2インチ15Wフルレンジ。これまた実にマニアック。Aura Sound社は独自のNRT(ネオジウム・ラジアル・テクノロジー)などで有名なメーカーです。同社のサブウーハーは日本でもおなじみでしょう。
こういうマニアックな製品を作ったのは、日本のトランストロン社。トランストロン社は富士通といすゞの合弁会社です。輸配送業界向けの渋い製品を作っていますね。
そのトランストロン社によるこの青い筐体がまたなんとも言えませんよね。このデザインはなんか新鮮。なんでこうなっちゃったの。なんでこの色なの。バスレフ構造になっているそうですが、それらしき穴は見当たりません。内部で共鳴させているんでしょうか。
そうか、この製品、もしかしてトラック用なのかなあ。トラックのオーディオ事情というのもまた特殊ですからね。いやいや、シガーライター12V専用だしなあ…謎。
というわけで、さっそく私、サンバイザーに設置しました。そしてiPhoneとペアリング。
おお!これはいい音だ!気に入った!
ほら、カーオーディオって、本当に特殊な世界じゃないですか。車という空間、車自体の雑音環境など、たとえば家庭のオーディオ・ルーム(なんて今ないのか…)とは大違いなわけで、それで独自の発展を遂げたわけですよね。
しかし、私はそれがあまり好きじゃなかったんですよ。定位ははっきりしないし、ぼこぼこ低音はうるさいし、いわゆる繊細さが全くありません。せっかくのいい音楽も台無しですよね。
だいいち、音源が正面にないというのは、本当はオーディオとして致命的なんですよね。そこから生じる様々な問題をごまかすために、その独自の発展を遂げたとさえ言えます。
しかし!こいつは違う!バイザーに設置すれば、完全に正面から音が聴こえます。これはなんか新鮮ですよ。車を運転しながら、正面からの音楽を聴けるなんて!
音質は本当に言うことありませんね。iPhoneに入れてある圧縮ファイルを再生するには充分すぎます。おそるべし。出力も余裕ありすぎです。最大音量にしたら死にます(笑)。
iPhoneとペアリングしておけば、iPodのファイルだけでなく、各種インターネット・ラジオも再生できます。これがまたいいですね。3G回線がつながっていれば、ほとんど無数の番組を聴くことができます。最近ではTOKYO FMも聴けるし(ただし富士吉田まで。それ以西はダメ)。
iPhoneをお使いの方に一つアドバイス。いくらいい音とはいえ、どうしても左右スピーカー間の距離が短いので、中音域のどんづまり感は避けられません。イコライザーで調整したいところです。で、iPhoneではiPodの設定内のイコライザで「Classical」を選ぶと程よい音質になります。ぜひ、お試しあれ。ついでに音量の自動調整もオンにしておくこともおススメします。
ちなみに、私はこちら家の中でDC電源機器が使える!!【AC-DCコンバータ/ホワイト】を使って、家の中や教室の中でも使えるようにしています。これを車内に置いておくのはもったいない!
一つだけ注意点を。スピーカー・ユニットが裸でむき出しになっていますから、そこのところだけ気をつけましょう。ついつい触りたくなってしまいます。だって、再生中派手に動くんだもん(笑)。
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