« 究極の非常用電源!?…HYミニウインド風力発電+ソーラーパワーバッテリーチャージャー | トップページ | 昨日から今日にかけての大気の変化 »

2011.03.30

(いちおう)注意喚起

 やたらに不安を煽るような記述は避けてきましたが、さすがにちょっと気になるので書いておきます。
 昨日から富士山直下(我が家直下も含む)で地震が起きていますが、これは東北地方太平洋沖地震に伴う地殻変動によるもので、直接噴火とは関係ないと思われます。
 あの大地震によって北米プレート自体が大きく東に動きました。富士山周辺はいわばその突端に当たりますので、西のユーラシアプレート(アムールプレート)、南のフィリピン海プレートとの固着域のおかげで、3方向から引っぱられているような状態です。
 実際GPSのデータを見ますと、富士山南麓ではほとんど地殻の移動は見られませんが、北麓では数センチ単位で東に動いています。
 つまり、今富士山はぐいっとひねられているような状態です。そのためマグマ溜まり周辺の地殻(断層)が少しずつ壊れている状態だと思われます。これは基本的にはストレスを解放する自然な動きだと思いますので、その直上に住んでいる私もそれほど心配していません。
 もちろん大きな視点で見れば、富士山の根本に当たる駿河トラフへの影響も考えれらますけれど、それも喫緊の状況ではないと思います(あくまで勘ですが)。
 今朝も5時27分に直下型の地震を感じましたが、今気になっているのはそれではなく、その後昇ってきた太陽の見え方についてです。
 私も長く天文現象や気象の観察をしてきましたが、このような色の朝日は正直初めて見ました。このような色(紅色)になるのは、当然大気になんらかの粒子、それも通常の、たとえば今の季節によくある「春霞」を発生させる水蒸気のようなものとは違う粒子が漂っているからだと考えられます。
 それが地震の前兆に観察されるエアロゾルである可能性は捨て切れないと思います。大地震のあと、東日本全体にそういう傾向が強かったのもたしかです。それはもちろんこれだけ大きな地殻変動があったわけですから当然です。しかし、今朝の朝日のような色になるのは初めてです。私は毎朝日の出の30分前に起きるのでたしかです。
 前の記事にもたしか書いたと思いますが、今回の大地震の震源域の南、つまり房総沖にはいまだ破壊されていないアスペリティが残っています。2004年のスマトラ地震のように数ヶ月の間にそれが連動する形で破壊されて再び大地震が起きることが比較的よくあります。
 今日昇ってきた太陽の方向はちょうど房総沖の方向です(まあ偶然と言えば偶然ですが)。いちおう注意した方がいいかもしれません。
 もちろん、東京湾、相模湾、小田原方面なども注意するに越したことはありません。不安になるのではなく物心双方での準備をしておきましょうということです。
 ただし、これは自然界でのことですから、今日起きるとか明日起きるとかそういうふうには考えないでもらいたいと思います。まさに「いつかは必ず起きる」です。それが今かもしれないし数十年後かもしれない。
 だから予知ではなくて、「忘れない」ための注意喚起ととらえてください。
 最後に今朝の朝日の写真を載せておきます。写真ではうまく表現されていませんが参考までに。

↓壁に映った朝日の光。
1

↓太陽を直接撮影。実際には紅色でした。
Photo

 富士山では微動が続いているようです。これが群発地震になって鳴動があると噴火の兆候ですが、今のところマグマの動きは観測されていないので大丈夫だと思います。

追伸 東京や関西でも同様な朝焼けや朝日が観察されたようです。注意する範囲を少し広げた方がいいかもしれませんね。何もないことを祈ります。

追追伸 今日は房総沖で激しい雷雨があり、千葉県内では雹も降ったようですね。そうした気象現象の兆候だったかもしれません。もちろん、雷と地震の因果関係も否定できませんが。久々に千葉県東方沖を震源とする地震もありましたし。今後も注意深く見守りたいと思います。

|

« 究極の非常用電源!?…HYミニウインド風力発電+ソーラーパワーバッテリーチャージャー | トップページ | 昨日から今日にかけての大気の変化 »

自然・科学」カテゴリの記事

コメント

先生、いつも的確な情報をありがとうございます。
昨年9月に主人の転勤で山中湖に引っ越しをしてきました。
富士急山中湖畔別荘内に住んでいます。
毎日、ブログを読み気をつけて生活をしています。
今後とも情報提供をお願いします。
感謝の気持ちとともに・・・。

投稿: 山中湖 | 2011.03.30 17:15

お久しぶりです。
かなり以前、外の景色を見ていて太陽の色が急に変化したと思ったちょっと後に揺れが来たのを思い出しました。昼間だったせいか、変わった後で気づく程度ですが、黄色っぽい色が通常の白色に変化した感じでした。このときの地震は三陸沖でM6程度のものでした。東京での観察でしたので、色の変化と地震の発生は同期していたように思えます。
太陽の色はいろいろ教えてくれると思います。
何も無いことを祈ります。

投稿: 貧乏伯爵 | 2011.03.31 10:22

こんにちは。震災以来また度々おじゃましています。
古い記憶ですが、
やはり阪神大震災の前日、たまたま富士吉田にいて、
濃い紅色の夕日、それまで見た事もないような色の太陽/空を
見ました。あまりにも強烈な色をしていたのでよく覚えています。
ホントに何もないといいのですが…。

投稿: よこよこ | 2011.03.31 15:29

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/55913/51252677

この記事へのトラックバック一覧です: (いちおう)注意喚起:

« 究極の非常用電源!?…HYミニウインド風力発電+ソーラーパワーバッテリーチャージャー | トップページ | 昨日から今日にかけての大気の変化 »