昨日から今日にかけての大気の変化
明日から新年度ということでいろいろ忙しくしております。世の中がガタガタワサワサしておりますが、未来を担う子どもたちのためには、安心安全な日常を用意してあげることが先決です。
当地富士五湖地区は観光用の宿泊施設がたくさんありますので、多くの被災者の方々がいらっしゃることが想定されます。その子どもたちの受け入れの準備もしなくてはなりません。
以前紹介した「無財の七施」のうちの「房舎施」が全国に広がっているのを見るにつけ、大変皮肉なことではありますが、こういうことのおかげで、私たちは本来全ての人に存するという「仏心」を思い出すことができるのだなと感じています。
さて、昨日の不思議な色の朝日のこともありましたので、この二日間はいつにもまして注意深く空を見ていました。一部写真も撮りましたので、美しい富士山とともに大気の変化の妙をご覧下さい。
昨日の夕方から始めましょう。
↓仕事の帰りに富士吉田市の北麓運動公園付近で撮影した富士山です。夕日が当たって美しい色に染まっていますね。
↓朝のあの色に比べるとやや彩度は落ちています。西日本の大気には東日本ほどのエアロゾルは存在しないのか、あるいは時間の経過ととにも日本を包む全体量が減ったのか。夕焼けとしてはまあ日常的な色彩と言えるでしょう。
↓少し西に移動してみました。富士山の形も微妙に変っていますね。雪崩のあともはっきり見えますね。
↓東京から来たと思われる青年たちがこの富士を見て感動しまくってました。
↓西に目を移して夕焼けを撮影。カラマツ林です。
↓ウチに帰ってきて庭から日没後の夕焼けを撮影。きれいですね。しかし、朝焼けのような異様さはありません。
↓少し歩いて近所の別荘のすき間から山頂部を撮影。素晴らしいアセロラ色ですね。さすがに感動です。
↓一夜明けまして、昨日と同時刻にほぼ同じアングルで撮ってみました。昨日の写真と比べてみてください。今日は正常な色です。東日本の大気は通常の状態に戻ったようですね。少し安心。
↓太陽の色も正常です。昨日はいったいどうしたんでしょうか。自然の不思議を実感します。
↓富士吉田の職場に出勤していつもの窓からパチリ。かなりクリアーですね。昨日は一日ぼんやりした富士山でした。
↓アップ。これから本格的な春を迎えて、この雪はどんどん溶けていきます。
地震のおかげというのもなんですが、いつもは見ることさえ忘れていた富士山や空を注視して、そうして自然と対話しているような気もしますね。自然とつながる…これもまた本来私たちが持っていた能力であったはずです。
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