Mew 『Live in Copenhagen』
昨日の続きになりましょうか。
フジファブリックの『CHRONICLE』を紹介した記事に、「同じ北欧のMewと似た印象でしょうかね。私好きなんですよ。こういうの。近代西洋音楽の理論からちょっとはずれたやつ。そのちょっとというのが難しいんですけどね」と書いて、デンマークの耽美派バンドMewの名前を出しました。
昨年11月でしたでしょうか、久々に来日したんですよね。このバンド、日本でもあまり知られていませんが、たぶん世界的にもインディーに属しているのではないかと思います。
その「近代西洋音楽の理論からちょっとはずれた」部分や、抒情的な雰囲気、予想できない展開など、けっこうフジファブリックの世界観とも重なる部分があると思います。
今日は彼らのライヴ音源をぜひお聴きいただきたく、また映像としてもご覧いただきたく、ここに紹介いたします。私の好きなアルバム『Frengers』から数曲聴いていただきましょう。
まず、これが代表曲でしょう。改めて聴いてみまして、これはやっぱりカッコイイと再確認。
Am I Wry? No
続いて、シンプルだけれども、なぜか心にしみるメロディー。
She Came Home For Christmas
次は、短調の美しい曲。非和声音の使い方は、レミオロメンやフジファブリックやバンプなど、J-ROCKにも通じるところがありますね。
Snow Brigade
最後は、私の大好きな曲。理屈をどうでもいいのですが、長い後奏のコード進行は憎い。トニック→ドミナントが、いつのまにかトニック→サブドミナントになっている!単純ですが、実は「何気なく」が難しいテクニックです。近代西洋芸術音楽からフォークロアへの回帰ですね。
Comforting Sounds
ちなみにこのライヴの全映像をこちらで鑑賞できるようです。
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