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2011.02.14

快挙!日本人4人グラミー賞受賞!

 れはさすがにびっくり。今まで歴代で4人だけですからね。ええと、言わずと知れた坂本龍一さん、シンセサイザーの喜多郎さん、太鼓の中村浩二さん、デザイナーの石岡瑛子さんですか。ちょうど今日、石岡瑛子さんのプロフェッショナル仕事の流儀、やってましたね。
 それがいきなり4人。それもいろいろなジャンルですし、私もよく知っている4人ということで喜びもひとしおであります。
 特に今回注目すべきは、それぞれが「共演」という形で受賞したことでしょう。4人ともに、アンサンブル力、即興性に優れているこということです。単なる「うまい」奏者としてではなく、本来の意味での「音楽性」を高く評価されたということは、なによりも素晴らしいことであります。
Photo B'zの松本孝弘さんについては、もう何も説明はいらないでしょうね。私も本来ならB'zのメンバーになるはずだったのですが(笑)、いろいろあって実現しませんでした(生徒にはそう言っています。とりあえず大学では稲葉さんと同級になる予定ではあった…)。
 松本さんのギターのうまさはたしかに国際レベルでしたからね。今回のラリー・カールトンとの共演アルバム、発売当初友人から借りて聴きましたが、たしかに二人の個性の融和と衝突のバランスが絶妙でしたね。
Photo_2 ピアニストの内田光子さんについても、もう何も言うことはありませんね。日本を代表するクラシック・ピアニストです。今回のクリーヴランド管弦楽団とのモーツァルト:ピアノ協奏曲第23番・第24番、まさに世界一のモーツァルト弾き、特にコンチェルト弾きの面目躍如といったところです。
 内田さんの演奏のいいところは、知性的なところですね。シェイクスピアを読み尽くしているという彼女、音楽もどこか文学的であります。日本人としての感性も忘れておらず、どこか武満徹につながる部分があるように思います。私もいくつかのモーツァルトの録音を持っていますが、どれも聴き飽きない魅力にあふれていますよ。ある意味、昨今のピリオド演奏の対極にある演奏家かもしれません。
Photo_3 ジャズ・ピアニストの上原ひろみさんについては、このブログでも何度か書いてきましたね。彼女も単なる達者な演奏家ではなく、基本的に歌心や即興性に富む優れた芸術家であると思います。若さという外に向かうエネルギーと、内省的な精神性のバランスが魅力的です。
 今回はスタンリー・クラーク・バンドのメンバーとしての受賞ということで、経験を積んでますますそのアンサンブル力に磨きをかけたようですね。特に近年のスタンリー・クラーク、レニー・ホワイトとのトリオは勉強になったでしょうねえ。しかし、考えてみるとすごいな、彼らとトリオ組むだけでも。フュージョンの大御所中の大御所ですからね。一度生で聴きたいミュージシャンです。
M20110204c さあ、今回、ワタクシ的に最も興味深かったのは、箏奏者松山夕貴子の受賞ですね。今回の受賞はポール・ウインターとの共演によるもの。ちなみに太鼓の中村浩二さんもポール・ウインターとの共演でグラミー賞を受賞しています。
 お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、ポール・ウインターの両作品は、MIHOミュージアムで録音されたものです。MIHOミュージアムと言えば、神慈秀明会。中村さんは秀明太鼓のリーダーだった方です。
 神慈秀明会は、まあいろいろあるにしましても、いわゆる大本系の宗教団体。私は出口王仁三郎の研究会に入っていたりしますから、いわゆる神事と音楽の関係、特に「琴」の機能について大変興味を持っております。
 今回、そのような環境で、全て即興演奏だったということですから、なんらかの神懸かり状態とも言えますよね。そういうことができる箏奏者、そんなにいませんから。松山さんは生田流の師範ではありますが、洋楽や現代音楽にもお詳しいようで、ある意味、硬直化、形骸化した邦楽界を飛び出していった方とも言えますよね。
 いちおう、山田流箏曲をやっていた私としましては、彼女のような活動を応援したくなるわけですね。私はちょっと道をはずれて、箏(琴)を宴会でしか演奏しませんが(笑)。ま、でも、箏でバロック音楽とかやってるわけで、多少は松山さんに通じるところがあるか…いや、ないか。
 こんな感じで、今回の4人の受賞者の皆さん、素晴らしいアンサンブルだったわけでして、本当にめでたいことであります。
 あっそうだ、考えてみると、内田さんと上原さんは静岡の出身ですね。静岡出身のワタクシとしては、これもまたうれしいことです。ちなみに松本さんと松山さんは大阪の出身です。
 
松本孝弘 with ラリー・カールトン
 TAKE YOUR PICK
内田光子 with クリーヴランド響
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 第24番
上原ひろみ with スタンリー・クラーク
 The Stanley Clarke Band and Hiromi
松山夕貴子 with ボール・ウインター
 MIHO: Journey to the Mountain

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