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2011.01.23

『NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2011』 (新日本プロレス主催)

Show_news_iconphp 〜ん、後楽園ホールに行きたかったなあ。夜の興行なら行けたのですが、昼はちょうどその時間、2月のコンサートの練習がありまして…残念。
 昨日の大会の様子もサムライのニアライブで観ました。その前に本場アレナ・メヒコでの試合もたっぷり観ていたので、もう我が家の気分はすっかりルチャ・リブレ!
 「神の子」ミスティコ選手とアベルノ選手のシングルが日本で観られるなんて!そして、そこに大好きなDDTの男色ディーノ選手、飯伏幸太選手、ケニー・オメガ選手が加わるとなれば、これはぜひとも生観戦したいところ。子どもたちにとっては、この3選手はキャンプ場で一緒に遊んだ(?)仲ですからね。
 しかし、さすがに自分の試合のための貴重な練習はさぼることができず…結局ニアライブでテレビ観戦となりました。
 いやあ、素晴らしい大会でしたね。ルチャすごいわ。本場のルチャは違うわ。そして、それをも凌駕してしまった日本人たちの熱き闘い。
 やっぱりスタイルの違いなんて大したことではありませんね。それぞれの道で技と魂を極めたプロ同士ならではの攻防、そして高め合い。いいですねえ。
20110124_113612 まず第1試合からして大盛り上がりでした。日本とメキシコを代表するオカマレスラー対邪道・外道!
 もう邪道・外道両選手が、完全に正道・王道に見えてしまいましたからね(笑)。もちろん、男色ディーノ選手もマキシモ選手も、レスリングの基礎がちゃんとしているんですよ。また、プロレスラーとしての「気持ち」がしっかりしている。プロに徹している。だからこそ、面白い試合になるんですね。
 いやいや、それ以上に、本当に百戦錬磨、あらゆるスタイルに適応してきた名人、邪道・外道両選手のクオリティーの高さのおかげもありますね。お客さんが何を要求しているか、本当によく分かっている二人です。あらためて彼らの偉大さを感じました。入場から試合後のインタビューまで、本当に完璧でした。
 いやはや、プロレスというのは幅広く、奥深いですなあ…。もっともっと世間の人たちに観てもらいたい。こういうのをぜひとも地上波で流してもらいたいですねえ。BSデジタルでもいいや。そうそう、最近あるテレビ局の方やある新聞社の方と話したんですけど、絶対今、プロレスはいいコンテンツですよ。いろいろな意味で。ですから、今年は私も積極的に動きます。いろんな人を巻き込んでプロレス復興を実現したいと思っています!
 さあ、ついつい興奮気味になってしまいましたね。ええと、試合ですが、第2、第3、第4試合は、それこそルチャと新日本の(新)ストロングスタイルが微妙に化学反応を起こし、なかなか刺激的な試合内容となっていました。いや、タイガーマスクと石井選手の試合なんか、別に普通に日本人同士の戦いのはずなんですけど、ああやって、ルチャの空気の中に入って、マスカラ・コントラ・カベジェラという形をとるだけで、どうしてこんなに面白くなるのかと思いましたよ。やはり、演出というか、会場の空気とそれを読む選手という関係が、プロレスには重要なんだなあと痛感しました。やっぱりお客さんと一緒に創り上げていく総合芸術なんだなあと。
20110123109_2 さて、セミファイナル(ダブルメインの一つ)の「ミスティコ対アベルノ」。なんかすごく新鮮だったなあ。3本勝負というのも久しぶりでしたし、独特の「間」というか、リズムというか、「無駄のない無駄な動き」という不思議な世界ですねえ。
 本場ですと、その「間」の中にこそ、観客の声援などが入り込んで、また独特の高揚感を演出していくんですけど、さすがに日本のお客さんはそこまでは乗り切れていませんでしたね。まあ、しかたないでしょう。
 それでも、私は両選手のおそるべき高度な技の応酬にすっかり呑まれてしまいました。特にミスティコ選手はすごすぎるでしょう。なんで、あんな大技の後で、普通に着地して立っていられるんでしょう。本当に「神の子」ですね。それこそ初代タイガー以来の衝撃でした。
 プロレスには「強さ」が必須です。しかし、何度も言うように、「強さ」の表現はいくらでもあると思います。その多様性こそがプロレスの醍醐味でしょう。ミスティコ、アベルノ両選手の闘いには、「華麗さ」「美しさ」という「強さ」の表現があったと思います。つまり、私の言う「強さ」とは、その究極の表現に至るまでの、精神と肉体両面での「才能」と「努力」が感じられるということなのです。
201101230861 そういう意味でメインのIWFPジュニアタッグ選手権は、これまたとんでもない高度な攻防になりました。飯伏幸太、ケニー・オメガ、田口隆祐、プリンス・デヴィット…昨年のベスト・バウト(年間最高試合)を獲ったこの4人の闘い、はっきり言ってどこまで進化するのかという驚きの内容になっていました。もう言葉では表現できませんね。これは完全にスポーツを超えています。
 そういうものを、「いや、これは本当のプロレスではない!」とおっしゃる方もいると思いますが、私は素直に感動しました。やはり、先ほど述べた「強さ」の裏のとんでもない才能と努力を感じるんですよね。そして「アイデア」。常に新しいものに挑戦していくのは、本当に大変なことだと思います。あの4人にはそれが全てありました。
 この世界を、世の中の人が知らないというのは、実にもったいないことです。プロレスに興味がない人、プロレスを全く知らない人、あるいは昔のプロレスに興奮していたけれど、今のプロレスは全く知らないという人にも、とにかく観ていただきたい。私の言葉ではとても表現し尽くせませんから。
 それまで展開されていたルチャの世界を、あっという間に塗り替えてしまった「日本の最先端のプロレス」。ある面では間違いなく世界一ですね。
 ベスト・バウトを獲った昨年のこの4人の闘いがYouTubeにありました。ぜひご覧下さい。今回はこれをさらに上回っていたと思いますよ。
 とりあえず盛り上がった後半だけでもどうぞ。いやあ、特に飯伏はすごすぎます。プロレス界の宝です。

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コメント

いつもお世話になっております。
従来は妻の口述筆記で私の気持ちをメールにて
お伝えさせてもらってますが、今回の先生のブログを拝見し
溜まりかねてコメントさせていただきます!
まさに先生のおっしゃるとおり、何も言う事はありません・・・コメントのしようがありません(笑)
現在の「日本の最先端のプロレス」を知らない方々に
声を大にして言いたいです「もったいない!!」

先生のご意見に同感です。(本当に飯伏選手は至宝です)

投稿: HIROMIの夫 | 2011.01.26 11:45

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