ウマウマできるトランスを作ってみた COMPLETE BEST
昨日に続きまして、萌え(オタク)ネタです。
先月、カミさんの車を買い替えました(近くおススメします)。それに乗って八王子に行ったのですが、エンジンをかけていきなり始まったのが、この曲たち。私の知らないところで、カミさんと娘たちはこちらの世界に萌えている、いや燃えていたのでした。
いや、実際のところ、娘たちはYouTubeでいろいろなアニソンを聴いて覚えて歌っていましたし、カミさんにいたっては、最近「最も尊敬する歌手」として「初音ミク」を挙げ、そしてそのモノマネの練習に余念がなかったのも事実でしたから、ま、分かっていたには分かっていました(笑)。
で、このCDはですね、なんか上の娘の誕生日のプレゼントとして買ったのだそうで、なぜに今頃これなのかという疑問もありますけど、とにかく本屋さんのCDコーナーに売れ残っていたのを見つけて、母娘で興奮して買ったのだとか(店員さんに苦笑されたとのこと)。
ウチの家族はたしかにオタク気質ですけど、基本ゲームやアニメ、マンガにはあまり触れない生活をしています。禁止というわけではないのですが、なんというか、あえて我慢することによって、その愛情を高めるという、ちょっと屈折した嗜好があるんですよね。
そのため、ちょっと(かなり)情報が遅れて入ってくる。ゲームなんか、ファミコン(ファミエイト)とゲームボーイ・アドバンスしかありませんから(笑)。
アニソンについても、どちらかというと、数年前のものが流行っています。ネットでさんざん語られたもの、熟成したものを楽しむといいますかね。変ですよね。
そんなわけで、このCDの中身というのは、彼女たちにとってはまさに「旬」のものばかりだったようです。
私はこういう世界、そんなに嫌いではありませんが、あまり積極的に聴こうとは思わずに生きてきました。しかし、今回、ほとんど強制的に聴くはめになってみて、案外その世界の豊かさに感動…とまではいきませんが、納得したりしたのです。いやあ、運転中に聴くといいですねえ。悪くない。テンション上がって眠くならない。車特有の騒音の中で聴くからか、いつもはうるさいと思うビートも案外しっくり受け入れられます。
ということで、今日はこれら「オタクトランス」を聴いた感想やら、思いついたことを書きます。
私、この曲たちを聴いてすぐに、バッハやらなんやらのバロック音楽の練習をしましたよね。そして、練習後にも再びこれを聴きながら帰ってきました。それで、まず思ったこと。
これってバロックじゃん!
単純なリズム、オン・ザ・ビート(たてノリ)な旋律、循環するバス、コード、単純でキャッチーなメロディー、そして個人性の低い歌詞、ちょっと気恥ずかしいほどの大げさな表現、コントラスト。まんまバロックですよ。
そしてさらに言うなら、歌謡曲でもある。西洋音楽のコードの上に、ヨナ抜きの音階が展開されることが多いですからね。そして、ある種のアイドル性。
どっちも私の好みにピッタリじゃないですか(笑)。というか、やっぱり日本人って、四つウチのたてノリじゃないとダメなんですよ、ホントに。かっこつけて、R&Bとか流行っちゃった時代がありましたけど、やっぱりそれって無理があった。今、J–POPも、結局はロックかユーロビート、すなわち白人系のリズムに収束しつつあります。スウィングできないんだよなあ、日本人は。
しかしちょっと待てよ。国風文化のオタクと、アメリカのハウスから派生したトランスの関係って、ものすごくアンバランスじゃありませんか?だって、クラブとオタクですよ(笑)。
まあ、アメリカのハウス・ミュージックは、ある意味ではブラックに対するアンチテーゼという側面もありますからね。ヨーロッパの反逆。そこにあのバブル期にはやった「ジャパニーズ・ユーロビート(?)」が融合し、さらにそこに潜在する「打ち込み系」というオタク性が絡んで、つまり「テクノ」などに象徴される電子音楽が合流して、今の「ジャパニーズ・トランス」が生まれたのではないかと。
そしてもちろん、バブル期に消えてしまった「昭和歌謡」「アイドル歌謡」の流れもまたそこに合流したと。
ふむふむ、なかなか面白い。実際「いい曲」に溢れていますし。その象徴が、このアルバムの掉尾を飾る同人系名曲「エアーマンが倒せない」でしょうかね。ここでは、Ryu☆が収録されています。これです。いい曲ですよね(1箇所だけ直したいところがありますけど)。
この、ある意味シロウトならではの、そして打ち込みならではの、異様に音域の広い歌は、のちにヴォーカロイドの登場によって、ようやくその魅力を最大限に聴かせられることになります。ウチの娘たちはポケヲタなので、「ミルタンク」のヴァージョンを先に知ったようです。
そして、カミさんはこれのモノマネに必死に取り組んでおります。まったくジャンルを問わず歌ならなんでもいい人なんだから(笑)。しっかし、人間を真似た機械音をさらに人間が真似るという、う〜ん、なんだかよく分からん事態になっておりますなあ。いやいや、この前のアンドロイドの真似をした私と一緒か(笑)。
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