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2010.12.29

レコード大賞前夜祭(日本の歌謡史50年SP)

Vlcsnap2010123009h53m02s14_3 ばい!すごすぎました。
 録画して2回観て(聴いて)しまいました。
 どう考えても明日の本番よりもすごい。半世紀分の名曲が凝縮されているわけですから、当然と言えば当然ですが、まあ最近の楽曲のレベルの低さは尋常ではないので、特に過去の曲のすごさが際立ってしまっていました。
 そう、今日は昼間、なんとなくCSのある放送局をかけっぱなしにしていまして、最近の日本の楽曲のひどさにうんざりしていたんですよ。カミさんと「何これ?」みたいなことをずっと言っていました。
 それに比べてなんでしょう、この濃さは。世界中でもこれほど充実した音楽がひしめいていた時代はそうそうないですよ。まじで。プロによるプロのための歌。
 歌手の個性もすごければ、楽曲の個性もすごい。互いに似た曲というのがホントにないんですよね。プロの作曲家の充実度ということで言えば、まじで西洋クラシック音楽史の比ではありません。
 それも、いつも言っているように、昭和の楽曲というのは、日本の音楽の伝統を継ぎつつ、世界中の音楽のエッセンスを融合した、まさに「和」の音楽なんですよね。日本人のこうした消化力、昇華力というのはすごいですね。
 リアルタイムで体験していた頃は、正直気づかなかったんですよ。当たり前だと思っていましたから。
 しかし、今こうして世界中のいろいろな時代の音楽を聴いたり、演奏したりするようになってみて、改めて昭和の歌謡曲のすごさに気づかされたと。
 まあ、ここ数年はですね、私たちも「歌謡曲バンドふじやま」を結成して、いろいろ曲を演奏するようになりましたから、特にそのすごさが分かるようになりましたね。やはり、自分でやってみないと分からない部分もあるんですよ。
 メロディーの素晴らしさや歌詞の素晴らしさはもちろん、編曲やバンド演奏の素晴らしさですね。このレベルはそれこそ尋常ではない。
 今日特に印象に残ったのは、筒美京平さんの才能でしょうかね。彼は本当に世界の音楽史に残る作曲家の一人だと思いますよ。ものすごい創造力です。幅が広いし。編曲もすごいんですよ、彼。ああ、CDボックス買っておけばよかった…。
 そうですねえ、今日の番組を記念して、この曲を貼っておきましょうか。司会の堺正章さんの「さらば恋人」です。

 なんすか、このメロディー!筒美さんの特徴というか、当時の楽曲のすごさは、サビ以前にAメロ(なんていう言い方もちゃんちゃらおかしいですが)の入り、いやイントロからしてものすごく魅力なことです。今どきの曲のひどさと言ったら。
 今日聴いた名曲の数々、う〜む、全部演奏したくなったぞ。カミさんはもう全部歌ってましたが(笑)。
 演奏ということで言えばですね、今日のこの番組のもう一つの見所、それは「服部隆之バンド」でしたね。皆さん、ちゃんとチェックしてましたか(笑)。
 いや、冗談でなく、はっきり言って理想的な「歌謡曲バンド」でしたよ。演奏が余裕で上手なのは当然として、それ以前に、服部隆之さんのにくいにくい編曲、アレンジ、そして指揮(!)。
 実は今日一番地味に目立っていたのは、そして一番楽しんでいたのは服部隆之さんだったのでは。彼も昭和の遺伝子を継ぐ天才音楽家ですね。彼の編曲術は見事です。無駄がないんですよね。それでいて単なる伴奏で終わらない、ある意味目立つ。にくいなあ。
 くやしいけれど、完璧でした。彼、私と同じ名前(漢字も同じ)なんですよねえ。だから勝手にライバル視してます(笑)。
 今日は特別、その神的演奏を一つ紹介しましょう。カミさんと私で号泣してしまった、布施明によるMisiaの「Everything」です。これ、やばかったでしょう。この曲がこんないい曲だったとは!本家は違って、全く張り上げることなく、言葉とメロディーを伝えることのみ考えて歌ってらっしゃる。そして、それを支えるバンドの編曲、演奏の素晴らしさ。これは世界に誇るべき音楽ですね。では、どうぞ。

布施明「Everything」


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コメント

ご無沙汰しております。

筒美京平さん、以前こちらで話題になった気がしますが私も大好きです。ただ、当時の曲を今聴くと、どうしてもアレンジが古くさい部分もあったりして少々気になるところ。ところが先日、というか結構前に発売された筒美京平コレクションなるアルバムで、今時のアーティストが新しいアレンジで筒美さんの楽曲をリニューアルしたんですが、アーティストの人選や、試聴したときのアレンジのお粗末さに落胆させられました。ら、この間レンタル屋でそのアルバムの内容を全く模したオリジナル楽曲バージョンを発見しまして、そちらを手に入れて満足した次第です。めでたし。

「Everything」はMisiaさんの方が私は好きですね。布施さんも大好きなんですが、言葉を伝えようとするあまり、メロディーを犠牲にしている気がします。むしろ、本家ばりに張り上げて歌ってくれた方が、曲の持ち味も布施さんの持ち味も出たのではないかなぁ。

投稿: LUKE | 2010.12.30 21:21

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