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2010.11.25

トイレの神様=金勝要神

 年も紅白の出場メンバー発表の季節になりましたね。全体としてはどうでしょうか。今一つ話題性に欠けるような…ところで、BUMP OF CHICKENが出るっていう話は?ww
 毎年いろんなところで話題にはなりますが(たとえばここ)、裏紅白っていうのをやってほしいですね。実力派、怪奇派、マニアック派いろいろ集めて、日本の歌謡史を裏側をおさらいしたいものです。
 あっそうそう、マニアック派と言えば、今日、日本のロック・フォーク・ブルース史にその名を轟かせた某バンドのリーダー(作詞・作曲・ヴォーカル・ギター)の方から、突然大量の曲が入ったCDと楽譜が送られてきました。未発表の最新曲も含めて数十曲!
 で、お礼のお電話をしたら、春にライヴをやるからヴァイオリンをやってくれとのこと!わ〜ぉ!なんということでしょう。ありえない展開。アレンジも全部任されてしまった…すごいプレッシャー…でもないか。とにかく楽しみです!
 さてさて、裏の話は置いといて、表の話を一つ。あれです。「トイレの神様」。
 あの長い曲、フルコーラスでやるんですって?たしかにカットできないストーリー性がありますからね。しかし、一人で10分というのはさすがに前代未聞でしょう。まあ、いい曲だとは思いますが。
 で、あの曲を聴いた時、私はハッと思いました。トイレの神様…それも女神…ってことは…。
 そうです!便所の神で女神と言えば「金勝要神(きんかつかねのかみ)」でしょう。と言ってもほとんどの方は知らないと思いますが。
 一般に厠神と言えば、サスガミ、センツー、カイナデ、あるいはここでも紹介した水の神様であるミヅハノメ(罔象女命)などが有名でしょうか。このミヅハノメは女神ですね。イザナギの小便から生まれた女神です。
 それらは半分妖怪のような扱いをされ、ケツや頭をなめられるとか、なでられるとか、便器から手が出るとか言いまして、子どもがトイレをこわがる要因の一つになっていたりします。
 あるいは便所掃除をしっかりする女性は美しい子どもを授かると言ったような、いわば道徳的なアイテムの一つとして扱われたりしていますね。今回の「トイレの神様」はその亜流と言えそうです。
 つまり、非常に民間信仰的、民間伝承的なものでして、正統の神話などにはそういう「厠の神」としての記述はありません。
 しかし、もう一つの壮大な神話、出口王仁三郎の霊界物語には、まんま「トイレの女神様」が現れるんですよね。だから、今回ちょっとびっくりしたと。植村花菜さんのおばあさん、大本の信者だったのかも…。
 霊界物語の該当箇所の一部を見てみましょう。

   女神の出現
 不思議に堪へずして、自分は金色燦爛たる珍玉の明光を拝して、何となく力強く感じられ、眺めてゐた。次第々々に玉は大きくなるとともに、水晶のごとくに澄みきり、たちまち美はしき女神の御姿と変化した。全身金色にして仏祖のいはゆる、紫摩黄金の肌で、その上に玲瓏透明にましまし、白の衣裳と、下は緋の袴を穿ちたまふ、愛情あふるるばかりの女神であつた。女神は、自分の手をとり笑を含んで、
『われは大便所の神なり。汝に之を捧げむ』
と言下に御懐中より、八寸ばかりの比礼を自分の左手に握らせたまひ、再会を約して、また元のごとく金色の玉となりて中空に舞ひ上り、電光石火のごとく、九重の雲深く天上に帰らせたまうた。
 その当時は、いかなる神様なるや、また自分にたいして何ゆゑに、かくのごとき珍宝を、かかる寂寥の境域に降りて、授けたまひしやが疑問であつた。しかし参綾後はじめて氷解ができた。
教祖の御話に、
『金勝要神は、全身黄金色であつて、大便所に永年のあひだ落され、苦労艱難の修行を積んだ大地の金神様である。その修行が積んで、今度は世に出て、結構な御用を遊ばすやうになりたのであるから、人間は大便所の掃除から、歓んで致すやうな精神にならぬと、誠の神の御用はできぬ。それに今の人民さんは、高い処へ上つて、高い役をしたがるが、神の御用をいたすものは、汚穢所を、美しくするのを楽んで致すものでないと、三千世界の大洗濯、大掃除の御用は、到底勤め上りませぬ』
との御言葉を承はり、かつ神諭の何処にも記されたるを拝して、奇異の感に打たれ、神界の深遠微妙なる御経綸に驚いた。

 金勝要神は、国祖国常立命(クニトコタチノミコト)を支えるスサノヲの分霊なのですが、敵神の謀略によってトイレに幽閉されているという設定です。
 昨日の話で言えば、拝金主義の悪神によって放逐された、正しい魂を持った善神ということになります。
 ですから、こういうタイミングで、この曲がこうして日本の国家的神事とも言える紅白歌合戦に登場するというのには、なにか深い意味があるのかもしれません(考えすぎですかね…笑)。
 霊界物語の別の場所には、次のような記述もあります。この曲の歌詞(すなわち植村花菜さんのおばあさんの言)と合わせて読みますと、より深いメッセージが読み取れるような気もしてきます。

   金勝要大神  天は男系、地は女系と云ふは、霊界のこの消息を洩らせしものなり。神諭に、 『大地の金神、金勝要神』 とあるは、これの表示なり。また、 『この大神は、雪隠の中に落された神』 とあるは、総ての地上の罪悪を持ち佐須良比失ふ所の鳴戸の意味なり。  天教山は口に当り、鳴戸は地球の肛門に当るが故なり。神の出口、入口といふは、この富士と鳴戸の御経綸の意なり。大地の金神を金勝要神と称するは、大地の金気の大徳によりて固成され、この神の身魂に依りて凝縮保維されてゐるが故なり。

 とにかく、植村花菜さんの歌う「トイレの神様」は、実はとんでもない立派な神様なのです。そして、その女神がトイレを出て再びこの世に現れる時、世の中は大きく変わるのです。
 だから、この曲が広まって、みんながトイレを磨くようになるのは、とてもいいことなのです。さてと、私も今日からしっかりトイレを磨くぞ(笑)。

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コメント

前略  薀恥庵御亭主  様

「便所掃除」は人生の柱。

「便所掃除」は幸福の鍵。

「便所掃除」は健康の源。

便所の馬鹿様      拝 

投稿: 合唱おじさん | 2010.11.28 10:12

合唱おじさん様、こんばんは。
まったくその通りだと思いつつ、実は東司掃除、大の苦手なワタクシであります。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2010.11.28 22:42

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