今日の富士山と地震雲(?)
追記 東北地方太平洋岸大地震関係はこちら(2011年3月3日…富士山と地震雲)です。
追追記 3月15日の富士山直下地震の地震雲関係はこちら(2011年3月14日…今日の富士と空)
今日のお昼、地震がありました。私は全然気づきませんでした。
なにしろ、震源地の深さが480キロ、規模はM6.9ですから、これは大変なことです。この深さだと、マントルの中ですね。マントルでも高剛性のいわゆるメソスフェエア領域ですね。
このあたりの地震のメカニズムについてはあまり詳しくありませんが、日本近海ではけっこう珍しいタイプだと思います。とは言っても、同じような場所で、10年に1回くらい起きているようですね。
今年2月にはウラジオストク付近で深さ590キロを震源とする深層地震がありましたっけ。あの時もそうでしたが、こういう地震の揺れは特別です。今日も、震度の割に気づかなかった人が多かったのでは(私も)。なんというか、めまいのような周期の長い揺れになるんですね。そして、揺れが広範囲に及ぶ。今日も東日本から北日本まで、ほとんど日本の上半身全てが揺れた感じですね。
さて、地震があってしばらくして思い出したのですが、今日の朝、「あっ、地震雲だ」と言って、教室の窓から写真を撮っていたんですよ。生徒があとで「当たったね」と驚いていました。
朝の自習時間のことでしたから8時40分頃です。マジックミラー風窓ガラス越しにiPhoneで撮ったので、あまり鮮明ではありません。
↓これです。比較的そういう宏観現象に興味がある方ですが、「地震雲」だと自分で認定して、写真に撮るのは年間3回くらいしかありません。ですから、今回は偶然ではなく、やはりなんらかの因果関係があるのではないかと。
右に富士山の裾野が見えますね。つまり、方角としては南南東。ずばり小笠原方向です。
これのどこが地震雲なのかって?では、ちょっと拡大してみましょう。
本当に直感的に、これは自然ではないなと感じたのです。この筋状の雲。この季節にこの方向にこういうデザインはないよなと(全然科学的ではありません)。
それから4時間目にALTの外国人の先生と一緒に富士山の写真を撮りました。地震が発生する1時間から30分前です。その写真もご覧いただきましょう。
今日はこの季節の晴天にしては珍しく、なんとなく霞がかかったような空気でした。こういう日の富士山は、カレンダーや写真集では採用されないんですよね。でも、これはこれでけっこうきれいですよ。地肌がはっきり見えないので、ある意味化粧をした女性みたいな感じなんですよ(笑)。
何枚か見てください。
2枚目からの3枚は正午くらいに撮影しましたので、地震の25分くらい前ですね。富士山の東側に筋状の雲が出ていますが、これは地震と関係があるか微妙ですね。風が強いと、こういう雲が出ます。
まあ、いずれにせよ、自然が織りなす人知を超えた芸術作品ですね。昨日の話じゃありませんが、ここに「文字」や「言語」は存在しません。
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