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2010.10.09

ショーン・レノン 『イントゥ・ザ・サン』

Sean Lennon 『Into the Sun』
41707jjfkgl_sl500_aa300_ 日はジョン・レノンの70回目の誕生日。Googleにもジョンのアニメーションロゴが。
 ジョンについては、おそらく多くの人が語ってくれると思いますので、私はちょっと違う人のお誕生日を祝いましょう。
 そう、今日はジョンの息子ショーン・レノンの誕生日でもあるんですよね。1975年生まれですから35歳になったということですか。
 彼も実はミュージシャンです。今日もお母さんのオノ・ヨーコさんと一緒にイギリスでコンサートをするのだとか。
 日本にもよく来ていましたし、マイケル・ジャクソンのトンデモ映画「ムーンウォーカー」やCMにも出ていましたから、案外顔を知られてたんですよね。ジョンにも似てるしヨーコにも似てる、なかなかの美男というか個性的な顔の男です。
 ちなみにショーンの本名は「ショーン・タロー・オノ・レノン(Sean Taro Ono Lennon)」です。小野太郎なんですよね。そして、考えてみると彼は安田善次郎の玄孫(やしゃご)なんですよね。安田財閥の血が流れているというわけです。
 さて今日は、そんなショーンのデビューアルバムを紹介しましょう。知られざる名アルバムです。(少なくとも私にとっては)。
 これが発売された1998年、ちょうど私が結婚した頃ですか、このアルバムを買って車の中でよく聴いていたことを思い出します。ビートルズをほとんど知らない(あまり好きではないらしい)カミさんにとっては、ジョン・レノンの息子だというのはどうでもいいようでしたが、しかし、そのちょっと無国籍風な音楽はそんなに嫌いではなかったようです。特にボサノヴァ調やフュージョン調の曲は気に入っていたようです。なるほど。
 プロデュースは当時ニューヨークで活躍していた前衛音楽集団チボ・マットの本田ゆかさんです。彼女の影響も強く出ているアルバムですね。同ユニットの羽鳥美保さんも参加しているようです。
 ジュリアン・レノンほどではありませんが、声質もちょっとお父さんに似ていますね。お父さんよりもハスキー度が低くて甘い感じです。作曲の力もけっこうあると思いますよ。かなり風変わりなのは、お母さんの血、すなわち安田財閥の血が入っているからでしょうか(笑)。前衛的ながらキャッチーであり、当時私は「ショーン・レノンがこれからの音楽シーンを変える!」と本気で思ったものでした。
 その後数枚のアルバムをちょろっちょろっと出しましたが、評判にも話題にもならず、なんとなくもったいないような気もしますねえ。偉大すぎる父を持つ二代目の辛さがあるのかなあ。なんとなく萎縮しているような気がしないでもない。いや、まだ35ですから、これから何か大きなことをしでかしてくれかもしれません。期待しています。
 今日はYouTubeで全曲聴いていただきましょう。ロック・アルバムを想像して聴くとたぶん退屈です。父親とは全く違うものとしてお聴き下さい。

1. Mystery Juice
2. Into The Sun
3. Home
4. Bathtub
5. One Night
6. Spaceship
7. Photosynthesis
8. Queue
9. Two Fine Lovers
10. Part One Of The Cowboy Trilogy
11. Wasted
12. Breeze
13. Sean's Theme

Amazon Into the Sun

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音楽」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
私もこのアルバムを持っています!
当時本当に良く聴いていました。ただ、このアルバムを持っている人も、ショーンのことを知っているという人も、今まで私の近くには誰もいなかったので、今回は嬉しくなってコメントしてしまいました。こちらには、フジファブリック、志村くんのご縁で時々覗かせて頂いていました。5年くらいに前に出たアルバム、FRIENDLY FIRE もすきです。

投稿: ぷりん | 2010.10.13 04:38

ぷりんさん、こんばんは。
そうですか!!
フジファブリックとショーン・レノン両方というのは、もしかして私たちだけかも?ww
ちょっとひねくれてるあたり、両者は似ていますよね。
優しい声も。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2010.10.13 20:29

こんばんわ

このアルバムが発売された当時、よく聴いてました。
オルタナやソフトロック、ボッサ、ヒップホップを基調にしたような・・・
いかにもチボマット周辺の「多彩な音」という印象を持ったアルバムです。

個人的には2ndの『FRIENDLY FIRE』のほうが大好きだったりします。
繊細で美しい音の感じは、エリオット・スミスの雰囲気に少し近い気がしますが
凄く切なくメランコリックなメロディーは日本人のツボを突く良曲揃いだと思うのですが・・・。

投稿: rollo | 2010.10.19 01:39

rolloさん、こんにちは。
もう一人いましたね、フジとショーン(笑)。
セカンドはちゃんと聴いたことがないので、さっそく手に入れてみます。
エリオット・スミスですか、なるほど分かる気がします。
メランコリックなメロディーというのは、まさに日本的ですよね。
日本人ってつくづく「演歌」好きなんですねえ(笑)。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2010.10.19 15:57

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