大きな流れに身をまかせて…
↓この変化は小さな流れですかね?
今日は一日東京にいました。全ては書けずともいろいろ感じることあり。
しっかし、今日は体中が痛かった。水泳の後遺症です。あんな全身運動ウン十年ぶりっていう感じ。東京って田舎よりも確実に歩くじゃないですか。昇降も多いし。
夕方、一仕事終え、久しぶりに渋谷の人波に呑まれてみました。大きな流れに身をまかせてフラフラと歩いてみたら、道玄坂を上っていく昔の自分に出会ってしまいました。ああ、そう言えば昔よく行ったところがあったっけ。
帰り、109の前でカルビーの新ポテトチップスが配られていました。田舎じゃありえない宣伝方法だよなあ。私もなんとなく手提げ袋に入ったポテチをもらってしまったのですが、考えてみれば、これからこれを持って歩いて研修に参加し、そして100キロ以上移動して山梨に帰るのも(かなり)なんですので、向こうから来た人にまるで関係者のごとく「どうぞ〜♡」ってな感じで渡しちゃいました。そのカップルは一瞬ためらったものの、やはりタダで食糧を配給してもらえるならという欲気に負けたのか、「どうも〜♡」と声を揃えてもらってくれました(笑)。仲良く食べるのだぞよ。
今日はですね、東京に出張だったのですよ。
まず午前中から夕方までは、某有名私立中学校を訪問。ウチと同様まだまだ若い学校です。まずは、なにしろ規模の大きさ、施設・設備のものすごさにビックリ。
そうだなあ、たぶん、ウチの学校は日本一小さな学校かもしれないなあ。もともと学年の定員が30名だし。敷地面積や建物の床面積ももしかして日本一?
こちら都会の有名私立中学は、まあグランドからしてスケールが違う。サッカー場に野球場、テニスコートは何面あるのか、という感じ。校舎の中もものすごく明るいオープンスペースばかり。
たしかに爽快で明るいけれども、そういうのが苦手な子どもはいったいどこにいればいいのやら…と心配されるほどに広々しておりました。
いろいろと説明を聞いたあと、午後、1年生の教室の様子を拝見しました。いやあ、都会の子どもも田舎の子どもも全く変わりありませんね。伸び伸びとしていて笑顔がかわいい。元気で疲れ知らず、ちょっと失礼なくらい先生に対しても人懐っこい。ウチとなんら変わりありません。ある意味安心しました。
その後教務関係の話などをうかがいまして、しっかり勉強させていただきました。ワタクシどものような田舎の小さな私学は、もはや、というか最初からライバルではありませんから、こうしてたくさん塩を送ってくださるのです。ありがとうございます。いつかライバルになって恩返しせねば。
そして、せっかく東京に来たのだからということで、渋谷にくり出したわけです。今日はたまたま夕方からある会合がありまして、そちらに参加することとしました。ここでは、7月に私も講演などさせていただいたのですが、なんと今日の講演者は、あのカリスマ現代文講師出口汪先生と、船井幸雄さんのご子息で船井本社代表取締役社長である船井勝仁さん。ワタクシなどが同列に並ばせていただくのは実にもったいないお二人ですね。
写真は、それぞれの講演のあと、出口光さん司会のもとお二人が対談していらっしゃるところです。
いやあ、本当に勉強になりました。自分のことだけでなく、本気で他者のこと、世の中のことを考えておられるお二人の強い強いお言葉に、大いに魂が震えました。それぞれのお言葉についていろいろ語りたいことがありますが、おそらく膨大な量になってしまいますので、これからこのブログの中で小出しにさせていただこうかと思います。
講演後、皆さんと親睦を深めました。そこでも、特に汪さんからは教育について実に壮大なお話をうかがいました。私のような者がそのような大事業にかかわれるなんて、それこそもったいない話ですね。
そのあとも、私の短歌の師匠笹公人さんや、憧れの音楽家小久保隆さんらと、大いにスケールの大きな話で盛り上がりました。ふむふむ、言葉と音楽の関係、そして、そこに関わる心と魂の関係はやはり面白い。詳しい内容は…しばらくナイショです(笑)。
もうこうなったら、この大きな流れに身をまかせて生きていこうと思います。その中で自分の役割はなんなのか。それは流されているうちに解るのかもしれません。
ここのところのブログ記事、今日のいろいろな話の内容にもありましたとおり、この世の本体は、実は五感でとらえることができるコトではなく、その他のモノの方です。少なくとも自分というちっちゃなコトではありませんね。私もそろそろちっちゃな世界へのこだわりを捨てて、大海の、いや大宇宙の流れに身をゆだねてみたいと思っています。そうすると、案外自分の本当の姿や、人生の目的が見えてくるかもしれません。そう期待しています。
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