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2010.09.03

(悪玉)コレステロールが高いほど長寿!?

Pk2010090302100066_size0 の言ったことが学会で証明される!?
 ニュースにもなっていたので、皆さんもご存知と思いますが、今日、脂質栄養学会さんが「コレステロールが高いほどガンや感染症にかかりにくく、結果として長寿」という発表をしたそうです。
 ふむふむ、日本動脈硬化学会に真っ向勝負を挑んだわけですね。
 両学会の対決は面白そうですね。「油は栄養」と言ってアブラを神と信奉する教団と、「油こそ病気の原因」としてアブラを悪魔とする教団どうしですから、そりゃあ正面からぶつかりますよね(笑)。
 私はアブラ教の方に属していますので、今回の発表には「そうだ!そうだ!アブラカダブラ!」と大喜びしているわけです。
 何度も書いているとおり、私は一日一食を6年以上続けています。6年ですから2000日以上になります。夕食だけ食べますから、毎日がラマダーンみたいなものです。それで、すっかり元気で健康で活動的で、ついでに幸福になりました。
 ただ一つ困ったことがあったのが、このコレステロールの値だったのです。冒頭に引用した記事にも書いたとおり、血液検査をすると「総コレステロール値」と「悪玉コレステロール値」が必ず異常域に入ってしまい、「薬をのむ、病院へ行く、そんな当たり前のことを、あなたにしてほしい」という実にお節介な書類が来たりするんです。もちろん無視しますが。
 ついでに食事内容に関する余計なお世話もあったりするわけですが、これ以上どうやって粗食にせよというのでしょう。
 この夏は一日一食でも太ってしまうという奇跡を起こしてしまったので、何度か完全なる断食をして調整をしました。今はおかげで理想体重をキープしています。だいたい一日一食の一食を抜くと、2キロは体重を落とせます。そういう意味では、体重の調整なんてお手の物です。自由自在に操れますよ。
 今回の脂質栄養学会の発表によると、悪玉を含むコレステロール値が高いと、たしかに心疾患は増えるが、その他の病気、たとえばガンや感染症にはかかりにくく、結果として長寿になることが多いということです。
 日本動脈硬化学会さんの言い分だと、とにかく動脈硬化が悪い、心筋梗塞や脳梗塞で死ぬことになるぞ、という感じでした。たしかにそのような病気で突然死んでしまうことは恐ろしいことではあります。
 しかし、考えようによっては、そうした血管詰まる系の病気で死んだ方が、自分にとっても他人にとっても幸せであるとも言えますよね。ガンや感染症で長い闘病生活をして、まあ長いこと苦しんで、家族にも多大な負担をかけて死んで行くのは、正直私はイヤです。薬づけにもなりたくありません。
 まあ、これはあくまでも私の個人的な意見ですから、皆さんに押し付けるべきものではないと思いますが、たとえば、そういうふうに考えて、自分なりの健康観や病気観、人生観を持つのは悪いことではないでしょう。製薬会社や医療機関や政府が誘導する人生設計に乗っかっていることに気づくことも必要です。
 最近の「とにかく水をガブガブ飲みましょう」的な風潮にも、私は疑問を感じます。絶対に弊害もあります。日本だからそういう言い方できるんですよね。私は体質的に水分もあまり補給せずに生活できます。夏でも一滴も水分を摂らない日があるくらいです。まさにサウムですな。
 やっぱり、それぞれの「健康観」というのを、人の意見を鵜呑みにするのではなく、自分自身の体や心と相談して決定していくべきだと思うんですよね。
 皆さんもこれを機にぜひ、自分に合った自分独自の健康法、そして「死に方観」を考えてみてください。命に関することです。人の意見を無闇に信用する前に、自分の実感を信じてみるべきでしょう。

日本脂質栄養学会

日本動脈硬化学会

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コメント

先生こんにちは(゚▽゚)/
いつも興味深い記事をありがとうございます!
医療の端くれに携わるワタシにとって非常に興味深い。
歯科からも一つ。
歯周病の原因の細菌が「詰まる」系の疾患の一因になっているんですよ。

某YouTubeでも歯周病菌と入れると見れます。

そもそも口の中には何億も菌が住んでいますが、悪さをするのは一部。

そいつが歯周病引き起こすだけでなく 血管まで詰まらせちゃうなんて〜!

許せん!!!と今日も戦っています。

投稿: さお | 2010.09.04 13:16

御報告いたします。
私も一日一食(+おやつ)を始めて一年くらいになりますが(その前は一日二食)、先日の健康診査でやはり悪玉コレステロールが“正常値範囲内で”高めでした。それでも妻は大騒ぎですが、低血圧体質の私としては理想的だと思っています。

そもそもコレステロールは体内でつくられるぶんのほうが、食物から摂るぶんより多いのですよね。少食生活がかえって、その体内生産能力を高めるのではないか?という仮説はどんなもんでしょう。
外からの摂取に頼るほど、内で造る能力は退化してしまう。人間の身体は本来、もっと自給自足できるようにできていたのかもしれません。

善玉・悪玉という呼び名も、もう何年かしたらくつがえるかもしれませんね。

投稿: Dr.TOM | 2010.09.05 01:38

庵主様。数値で全てを測るのは無理、体の中に悪い要素原因があっても本人の身体次第とストレスと上手く付き合えていける力があれば問題ないと思います。あらゆる数値の高いお客さん(私は飲食店勤務)は本能に忠実に食べます、でも普通の方より元気です。よくよく聞くと美味しい物を食べられてかつコロリなら本望ととびきり明るく楽しく朗らかに食べますよ、酒も煙草もやるし。私は少々の霊感があるだけにそんな不健康連盟は意外と長生きして頑張るかもと期待を持っております。

投稿: 柴田千恵子 | 2010.09.05 02:00

皆様、いろいろの御専門の立場から貴重なコメントありがとうございます!
結論としては、やはり自分の体のことは自分の体と心に聞けということですね。
食は人生の基礎。
自分の食のスタイルを持つことは、自分の人生を自分で設計する基本となるのでしょう。
私はたぶん一生今のスタイルを貫きます。
心身ともに健康ですので。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2010.09.06 15:37


先生~!
気付いたら私も太った~( ̄○ ̄;)


お互い夏なのに…太るとは………w。


断食してそんな痩せるのは凄ぃ!!!


私はしても精々一日1kgですよ。。。トホホ。
いいなぁーうらやまheart01


投稿: ノリ | 2010.09.15 08:30

ノリよ、まあ気にしないで。
いざとなったら食べなきゃいいんだから。
ダイエットなんて簡単だよ。
食べる量を半分にするだけでも、それを数日続ければすぐ痩せるよ。
とにかくエネルギー保存の法則を信じることだな。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2010.09.15 20:43

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