「王仁魂インタビュー第4弾」が掲載されました!
う〜む、こうしてオニさんと一緒に写真が掲載される時が来ようとは、いったい誰が予想したでありましょうか。私が予想していないんですから、誰も予想するわけないですよね(笑)。いや、オニさんは予想していたのかも。
というわけで、このたび、「王仁魂復活プロジェクト」のホームページ「出口王仁三郎ミュージアム」の人気コーナー(だそうです)王仁魂インタビューの「インタビューされる人」に抜擢していただきまして、いろいろと語らせていただきました(インタビュー記事はこちらです)。
第1回の歌人笹公人さん、第2回の宗教学者上本雄一郎さん、第3回の俳優上杉祥三さん、そしてワタクシですか!?w…というか、「日本語・日本文化研究家」だったんだ、ワタクシ…。なんて、今回自分でこの肩書き考えました(笑)。
自分の肩書きって、今までは普通に「学校のセンセイ」だと思っていたんですが、どうも最近、そっちは副業のような気さえしてきたんですよねえ。そんなこと言ったら怒られるか。ま、本業がいくつもあるというか。寺山修司的にカッコつけて言えば、「職業は山口隆之」ってとこでしょうか(笑)。でも、寺山流に書いちゃうと「山口隆之として活躍中の山口隆之さん…」とかいうことになってしまいますからね。いや、文脈的には間違っていないか。「学校のセンセイとして活躍中…」では、やや事実に反するかもしれない(苦笑)。
実は、このインタビューの内容、ほとんどが7月15日の王仁魂講演会の内容とかぶっております。
実はあの講演会、ほとんどアドリブだったんですよねえ。それを事務局長の飯塚弘明さんがちゃんと記録して活字に起こしてくれたんです。それをもとにインタビューをしてくれましたので、私としても助かりましたし、いろいろと復習になったり、頭の整理もできたりしました。いつもながら、ありがとうございます。
こんなことを言うとまったく無責任なヤツだと思われるかもしれませんが、今回こうして文章になったものを読みますと、自分でも「なるほど〜、そうかそうか」とか思ってしまうんですよ。
そう、こういう「語り」って、音楽のアドリブと同様に、人前でアドリブでしゃべる時というのは、一種のトランス状態になっているような気もするんですよね。
いわば、出口王仁三郎の口述筆記状態みたいなものでしょうか(レベルが違いすぎるって)。それでも、たしかにそういうところがある。あんまり自分の頭で考えきってしまわないで、その場の空気、流れにまかせるというか。他力というか。無我というか。
ワタクシ流に言えば、「コト(自己)」より「モノ(他者)」、すなわちそれこそが「モノガタリ」なのでは、とも考えているわけですが、ある種のトランス状態で、自分が何かと何かの媒体(ミーディアム・メディア)になるという「カタリ(語り・騙り)」というのがあるのはたしかです。
期せずしてそれを体験しました。おそらく、「語り手」たる多くの芸術家はそういう体験をしているのではないでしょうか。あるいはスポーツ選手なども。頭で考えすぎていると一流にはなれません。
そんなわけで、まるで自分がしゃべったのではないような気さえします。だからこそある程度面白いモノが語れたのではないかとも思います。
今回、このような機会をいただき、過去の自分、今の自分、そして未来の自分が一本の線につながったに感じました。このように「公的な(私的ではない)言葉」によって自らを客観的に顧みることができるというのは、まさに「言葉」の功罪の功の部分ですね。
皆さん、本当にありがとうございました。
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