お盆の秘儀@羽後町田代天神堂
さあ、今日は今日でまたいろいろ面白いことがありました。フィールドワーク収穫大。秋田の文化風俗。仏事または神事。
まず、土方巽・細江英光の「鎌鼬」の舞台でもあるカミさんの母方の御実家を訪問。
そういえば、あの写真集で重要な役割を果たされ、また私たちの突然の訪問にも快く対応しくださった高橋市之助さんご夫婦、残念ながらお二人ともこの1年のうちにお亡くなりになってしまいました。あの日うかがったお話、すなわち昭和の風景、心を語り継いでいかねばなりませんね。
さて、ここからさらに一山越えた、以前カミさんの実家があったところでは、いまだ仏教が伝来しておらず(!)、いわゆる神道式のお盆(?)が行われていましたが、こちらは門前という地名が物語るように近くにお寺もあります。
で、まずは盆棚です。上の写真をご覧下さい。秋田でよく見られるタイプの盆棚でしょう(あまり詳しくありませんが)。そして当地のお盆の秘儀(?)を拝見。ふむ、これは全く初めて見る光景です。
先祖から伝わっている香炉がありまして、そこにある決まった手順で抹香を盛り、そして火を付けるのです。動画で撮影してきたのですが、とりあえず静止画にして紹介します。
↓盆棚の右手前の燭台の横に大きな香炉があります。その網目状のフタを開けますと、このようになっています。

↓そこに写真のような模様(梵字?)の穴が空いた木枠を乗せます。

↓裏山から取ってきた葉(おそらく「樒(しきみ)」の葉)を乾燥させて粉末にした抹香をまきます。

↓それを専用のヘラで平らにのばします(穴に粉を詰める)。

↓さらに専用の木片(板)で、その穴に詰めた抹香を固めます。この専用具で全ての「画」の穴の大きさに対応しているようです。

↓長老から指示が飛びます。

↓木枠を取り除くと、盛香で模様(梵字?)が描かれます。

↓そこに普通の線香で着火します。かすかな香りの煙が立ち上ります。

う〜む、これは興味深い。実際こういう抹香の焚き方がどの程度一般的なのか分かりませんが、とりあえず私は初めて見ました(詳しい方教えてください)。
こういう伝統もしっかり継いでいかないと、いつか消えてしまいそうです。
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コメント
前略 薀恥庵御亭主 様
いやぁぁぁ・・・
とても「珍しい仏具」ですね。
その「香炉」は・・・
「常香盤」と呼ばれて
おります。
愚僧も拙寺で「使用」致しますが
一般の「御家庭様」では・・・
とても「珍しい物」と存じます。
まぁぁぁ・・・そうですねぇぇぇ
現在では・・・
寺院に「無い」こともあります。笑
昔の寺院では「時計」の代用の意味
もあったので御座いましょう。
拙寺の「常香盤」では・・・
「十二時間」ほど燃焼致します。
いやぁぁぁ・・・
とても 有難く尊い「御家庭様」
で御座います。
合唱おじさん 合掌
投稿: 合唱おじさん | 2010.08.18 22:11
こんばんは(^-^*)/
ブログ三本一気読み。
とても興味深いお話でした。
ワタシの場合 まだ先生のようにグローバルな体験はないですが 同様に志村くんの事をブログに書き連ねている間に、たくさんのブロガーさんと知り合うことができました。
もちろん 先生との出会いも 志村くん絡みの検索がきっかけです。
富士吉田もお買い物でQ-staにはドライブがてら しょっちゅういってましたが
フジファブリック中毒になり
志村くんの事を知らなかったら
小室浅間神社にいくことも
美味しいみうらうどんにいくことも
ノスタルジックな月江寺周辺のことも知らず
「いつもの丘」の忠霊塔も
Q-staから出るとき
あ!五重塔が見える!
で終わっていたかもしれない。
素敵な曲だけでなく
素敵な人や物、場所との出会いをのこしてくれた志村くんに改めて感謝。
そういえば 富士五湖文化センター改装しているんですね。
ちょっと残念でした。
投稿: さお | 2010.08.18 22:35
合唱おじさん様、お礼が遅くなってすみません。
そうそう、それです!
檀那は曹洞宗なので、もしかすると座禅の時の時計かもしれませんね。
しかし、なんで一般家庭にあるんだろう…。
さおさん、こんにちは。
本当に志村くんには感謝しています。
最近もまた彼の結んでくれたご縁がありました。
それをただ受けとるだけではなく、自分の使命がなんなのか考えて生きていきたいと思っています。
それが彼への最高の恩返しになると思いますので。
投稿: 蘊恥庵庵主 | 2010.08.25 17:13