秋田こまちプロレス@由利本荘市
(ちょっと時間がないので、一つの記事を二つに分割しました。すなわち手抜きです。15日のことが記されています)
さてさて、マニアックな仏事を拝見したあとは、マニアックな神事に参りましょう。そう、8月15日と言えば、かつては旧皆瀬村で行われていたプロレスリング・ノアによる「みちのくメルヘン」ですよね。残念ながら昨年はあのような三沢社長の悲劇もあり、ノアの興行としては開催されませんでした。11月にみちのくプロレス主催で行なわれたんですよね。
で、お盆に秋田に行っていた私としては、この終戦の日の神事が見られなくなってしまうのは実に悲しいことだったのですが、代わりと言ってはなんですけれども、今年は秋田県内でいくつかのご当地プロレス興行(鎮魂祭)が行われたようです。
そのうちの一つ、秋田こまちプロレス主催の「格闘ファンタジー」に家族+αで行って参りました。場所は由利本荘市の市民交流学習センターです。
ちょっと細かいことには触れる余裕がありませんが、とにかく楽しい素晴らしい地方プロレスの興行でした。私はこういうプロレスも全然ありだという人間です。「ごっこ」も立派な興行になりうるのがまた、プロレスの奥深さ、幅広さであると思うからです。
いや、実際試合内容も良かった。私はある意味対極にある「UWFスネークピット・ジャパン」のTシャツを着て行ったのですが、全然違和感がないどころか、プロレスと総合格闘技を超えた内容という意味では、充分になじんでいたのではないかと思います。
もちろん、ご当地プロレスらしく「鳥海山・太平山・寒風山」の山トリオや、マスクの「農村」の字もまぶしい「アグリマン」など、楽しく親しめるレスラーも多数参加。お笑い芸人さんによる実況もあって、場内はなかなかの盛り上がりでした。
ワタクシ的には、OHC(おらほのチャンピオン)タイトルマッチ、王者の「鉄人こまち」と総合格闘技団体サイトー會館の選手「エスカル御殿」の対決がツボにはまりまくりました。まさに「格闘ファンタジー」。プロレスが総合を軽く凌駕していくという「夢」を見事に現出させてくれていました。
特に私、「エスカル御殿」選手にはまっちゃいましたねえ。いやあ、あの方、素晴らしすぎます。理想のレスラーです。大ファンになってしまいました(笑)。
この日、大館でも、ご当地出身のグレート・東郷さんを中心としたプロレスが行なわれたとのこと。そう、秋田って、なんとなく静岡と並ぶ昭和プロレスのメッカという感じがするんですよね。あまりに多くの名勝負が秋田で繰り広げられましたっけ。静岡の私と秋田のカミさんは、プロレスで結ばれたようなものですからね。お互いに地方の素晴らしいプロレス文化の復興に尽力していきたいと思っています。
ウチの娘たちはプロレス観戦に慣れていますが、今回初めて観戦した甥っ子は、かなり感化されたようです。うん、たしかにリアルなまはげ体験だったと思います。本気で怖がっていましたから。そして、正義の味方が勝つというストーリーに満足だったようです。
家に帰ってからは、フトンというリングの上で、私と娘二人と甥っ子の4人で延々とタッグマッチが行われたことは言うまでもありません。とってもいい思い出ができました。やっぱりプロレスって大切です。プロレスごっこも大切です。マレビトの来訪、主人(大人)の絶対的権力、調和と思いやり、手加減、本気の寸前の感覚、感情のコントロール、子どもの時に学んでおかねばならないことが、ここにはたくさんありました。まさに神事ですね。
やっぱりいいなあ…秋田。
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コメント
遅ればせながら…
お誕生日おめでとうございます!! …お互いに!笑
また来年、同じように言えるよう
お互いそれぞれ、素晴らしい一年になりますように。
投稿: さとだもん | 2010.08.20 13:25
さとだもんさん、どうもどうも。
遅くなってごめんなさい。
Happy birthday to us!
またまた濃〜い秋田県南巡りをしてきましたよ。
すっかり魅せられてしまったワタクシであります。
投稿: 蘊恥庵庵主 | 2010.08.25 17:15