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2010.08.22

第25回 都留音楽祭 4日目

Img_1076 楽祭4日目。いつも最も忙しい日となります。なぜなら、私にとっての「本番」、「クロージング・パーティー」が行われるからです。
 今日はその前に、韓国リコーダー界の新星、まだ18歳というウンチョ・ヨムさん、いやウンチョ・ヨムちゃんのコンサートがありました。いやあ、すごい女の子だ。これはもう古楽というくくりでは捉えきれませんね。西洋的でもないし、日本的でもない。うん、やっぱり韓国的なのかなあ。
 非常にテクニカルでパワフル。さらにエモーショナル。控え目な日本人からすると、ちょっとやりすぎなんじゃと思われるかもしれませんが、まあ若いし、いろいろなものにとらわれる必要はないので、今のうち存分暴れておいていいんじゃないかと思いました。
 西洋人には西洋人なりの西洋音楽があり、日本人には日本人なりの西洋音楽があり、韓国人には韓国人なりの西洋音楽があってしかるべきです。異文化との融合や対立が、新たな生命力を生み出すに違いありませんから、どうせなら音楽は地域や時代や文化を超えた方がいいに決まっています。
 昨夜のエマさんとは、まあ対照的と言っていいでしょう。しかし、天才は天才だと思いましたよ。これからどうなっていくのか。こちらもまた一緒に写真撮りましたけど、まあ、普通の日本のうるさい(失礼)女子高生となんら変わりありません。ついつい私もピースしちゃいました。
 さてさてそのあとはいよいよお楽しみのパーティーです。
 あまりにも有名な(?)この都留音楽祭のパーティーすなわち宴会。なにしろ私は第1回から今年で25回連続宴会芸披露という、まあとんでもない記録を樹立してしまったのですよ(笑)。もう、正直いつ何をやったかなんて全然覚えていません。ただただ、ものすごく疲れたけれども、とんでもなく楽しかったという記憶しかありません。
 私の音楽は、皆さん御存知のように「なんちゃって」80%を誇りますからね、こういう宴会芸にはうってつけなんです。
 なにしろ、皆さんはいかに完璧なキズのない音楽を奏でるかをテーマに、日々研鑽を続けているわけじゃないですか。ですから、逆にこのパーティーだけは、その緊張感やら常識や義務から皆さんを解放してあげたいわけですよ。で、私の「なんちゃって」が役立つと。
 というわけで、今年もやらかしました。それも今年は25回記念ということで(?)、二つ出し物をやらせていただきました。
20100823_234538 まず最初は歌謡曲バンドふじやまの古楽版で岩崎宏美さんの「思秋期」(作曲三木たかし)をやらせていただきました。うむうむ、これがなかなか評判良かったんですよねえ。メンバーもすごいですよ。

 フォルテピアノ 吉野洋美
 パーカッション 飯塚直子
 ウード(?) つのだたかし
 バロック・ヴァイオリン 山口隆之
 ヴォーカル 山口陽子

 自然にこれだけメンバーが集まるんだから、ウチの歌謡曲バンドはどれだけ「古楽度」が高いんだ?そして、スペシャル・ゲストに、つのだたかしさんが!
 いや、つのださん、岩崎宏美の大ファンで、なんでもサインまで持ってるとか!?で、「思秋期」やりますよ〜と言ったら、「やる、やる」と(笑)。
 直べえも、今回はたまたまウンチョ・ヨムちゃんのコンサートに飛び入りで参加したんですよね。私、今日まで来るとは知らなかったし。で、あらら、いるならやろうよという流れで。
 つまり、みんな得意のアドリブというわけです。
 それにしても、恐るべきはウチのカミさんです。世界一のソプラノ、イギリスの宝、天使の歌声のエマを始めとしてなみいる名歌手たちを前にして、緊張一つせず、いやそれどころかいつもよりうまく歌いきってしまうんだから恐ろしい。絶対に何かが欠落している!おかしい!ww
 そう、それで、皆さまのおかげでかなり盛り上がったので、フラッシュムービーにしてご覧にいれましょう。こちらです。うん、たしかになかなかいい演奏ですぞ…と自画自賛。
 小倉貴久子先生とも話したんですけど、この演奏ではフォルテピアノの新しい可能性を示せたとも思っています、大げさでなく。ものすごく「三木たかし節」に合っていましたよ。最高。弾いていた本人が一番感動してましたね。たしかにいい。
20100823_234617 さてさて、もう一つは一昨年、昨年からの流れで、マトリョミンの登場です。今回は次のような編成でバッハの平均率第1巻の24番のプレリュードを演奏しました。これはさすがにお見せ(お聴かせ)できませんな(笑)。

 チェンバロ 小倉貴久子
 フラウト・トラヴェルソ 中村忠
 胡弓 渡辺敏晴
 マトリョミン 山口隆之

 まあ、相変わらずワケわかりませんな。バッハもお怒りのことでしょう。ごめんなさい。でも、面白けりゃいいんですよ。宴会ですから。多少失礼なことくらいやらなきゃ、バッハの呪縛から解放されません!なんちゃって。
 というわけで、ほかの出し物も大変楽しく、今年もまたとんでもない盛り上がりの中、あっという間に時間は過ぎ去り、音楽祭もあと1日を残すのみとなりました。ああそうそう、エマさんと波多野さんの「浜辺の歌」…超絶に美しくも、なぜか哀しかった。涙が出ました。なんとなく毎回寂しいんだよなあ、宴会が終わると…。

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