« たなばた | トップページ | 『音楽と人』 2010年 08月号 »

2010.07.08

最重点…

↓たしかにうまい!親譲りか。

 のすごくやるべきことがたまっています。それもとんでもなくいろんな分野のことで、私にしては珍しく混乱しております。処理能力を超えているのかもしれません。処理能力も落ちてるし、たぶん。
 というわけで、目前の選挙のことなんか真剣に考えるヒマもありません。ま、結論は出ているんですがね。問題は投票に行くヒマがあるのか、ないのか。
 あえて書きますが、これだけ問題視され、これだけ注目されているにもかかわらず、公立の先生方は票集めをしております。ま、さすがに一人80ではなく20だそうですが…苦笑。
 もちろん個人個人の先生方を責めるつもりは毛頭ありません。ご苦労様です、大変ですねと申し上げたいくらいです。私もそうした組織に属していたなら当然皆さんと同じ行動をとっていることでしょう。
 しかし、そのようにある意味個人の意志や善意をも凌駕し粉砕してしまう強力な負の力を持った「山教組」については、もう本当に呆れ返るばかりであります。そしてそのドンである輿石東先生。
 いわゆる甲州選挙も、以前のようなあからさまなカネのばらまきなんかはなくなって、多少おとなしくなりましたが、なんというか、それぞれの組織やら地縁やら血縁やらの縛りは相変わらず残っておりまして、それに反旗を翻したりすると、もうその組織や地域や親戚の中では生きていけない、他県にでも亡命しなければならないというような雰囲気は残っています。
 もちろん、他の地方にもそういう縛りはあるのでしょうが、なんというか、山梨県はあまりにそれが強すぎるというか、それ以外の生き方を知らない人が多すぎるというか、もう本当に「保守」とかそういう言葉では表しきれない独特の雰囲気があります。
 私は外から来た人間ですし、生活の拠点はもちろんここですが、人生の拠点は完全に山梨県をはみ出しており(ある意味地球をもはみ出している?w)ので、それほど「縛り」を受けずに毎日を過ごし、たとえばこんなこともヘーキで書いてしまうような教師であります。
 というか、そういう不思議な風習やしきたりも含めて、私の研究対象なのです。客観的に見れば、まさに「日本的」な風土でありますし、古き良き日本、義理人情、あるいは滅私奉公というようなモノが残っているとも言えるからです。
 しかし、そうしたモノが、ある意味無反省に民主党勢力とつながることには危険を感じます。これも、単に私がアンチ民主党だということを言っているのではありません。民主党にも優れた政策はありますし、戦後史的な意味において評価すべき価値もあると思っています。
 ただ、それと、なぜ「日本的」なものがくっつくのかが、正直理解できないのです。いや、状況も理由も理解できるのですが、そうした判断をする人たちのポリシーというか、ポリシーのなさが理解できないのです。ポリシーなくして何がポリティックスかと。
 そう、言い方は悪いのですが、あまりに目先のことに心を奪われているような気がしてならないのです。古き良き日本が残っていると同時に、悪しき甲州商人根性も根深く残っているのですね。まあ、民族も歴史もみんなそういう両面性があるとは思いますが…。
 それにしても、甲府は熱いですね。民主党も自民党も、ともに最重点選挙区と考えていますから。小沢さんに谷垣さん、菅さんに小泉ジュニア、石原さんやら安倍さんやら平沼さんやら、まあ蹌々たる面々が早々に来ました。
 小沢さん、谷垣さんともに「金丸詣で」をしたあたり、まさにポリシーよりも目先の利益のための見せかけの「義理人情」という感じで、実に面白かった。
 そう、どうせなら、金丸さんや小佐野賢治さんみたいに、巨大な必要悪になってくれればまだいいですよ。甲州が生んだ戦後のフィクサーたちは、なんとなく甲州侠客の名残みたいな感じでした。けっこうスケール大きかった。私腹も肥やしたけれど、日本も肥やしました。
 それにくらべると、まあ今の政治家や実業家のスケールの小さいこと。いわゆる小チンピラですか(笑)。
 それにしても、甲府の熱さに比べて、こちら郡内地方の冷えきった感じはなんなんでしょうね。最重点の一部であるはずなのに、全くその熱風は吹き込んできません。これもまた山梨の歴史を象徴する事実です。彼らにとっては、こちらは眼中にありませんから。
 古く、甲斐の国の枕詞は「なまよみの」でした。「生黄泉」、つまり半分あの世とされていたんですね。これって、山梨の皆さんは、今でいう山梨県全体の枕詞だと信じていますけれど、実際は違うと思います。
 「なまよみの」という枕詞は、実は万葉集にただ1回出てくるだけなんです。それも、富士山に関する歌に出てくるだけ。そして、「うちよする駿河」と対比されていますから、これは間違いなく、こちら富士北麓地方のことを言ったものです。甲府盆地の方は想定されていません。
 やっぱり、今でもここ富士北麓地方は半分あの世なんでしょうかね。
 ちなみにここ生黄泉の世界では、自民がリードしているようです。この世に対する無意識の対抗心もあるようですね。いいことだと思います。

不二草紙に戻る

|

« たなばた | トップページ | 『音楽と人』 2010年 08月号 »

ニュース」カテゴリの記事

文学・言語」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

歴史・宗教」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

久しぶりに書き込みします。

先生の教え子&同僚の先生の従兄のtapyです。

私自身、郡内生まれ国中育ちで、
(もし、父の転勤が1年遅かったらそちらの幼稚園にお世話になっていたのですが。。。)
かつ、演説している方と同世代です。

私が小学生の時、山教組の影響を受けた先生がいらっしゃって、消費税の導入に対し当時の社会党と同様、消費税反対税金を取るなら企業から取ればよいと教壇の前で主張していたり、自民党の批判を言っていたり、、従順な女の子の文集には同様の主張をそのまま書いたものが残っていたり。

公教育として適切じゃないですよね。

従妹から、ツッコミが入る前に伝えて起きますが、私の父も公立高校の教諭でしたから、ビミョーな立場にいます。ただ父は、組合活動に熱心じゃなかったです。

とにもかくにも、山教組のこれ以上の横暴を阻止したいですね。

投稿: tapy | 2010.07.10 22:13

tapyさん、どうもどうも。
いやあ、私に負けず劣らずきわどい立場できわどい発言、ありがとうございます(笑)。
ま、とにかく、なんの罪もない子どもたちがおいてけぼりにならないようにしたいですね。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2010.07.11 15:00

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/55913/48832908

この記事へのトラックバック一覧です: 最重点…:

» [topologue]甲州選挙 [はかとも(無縁彷徨)]
最重点…: 不二草紙 本日のおススメ 対照しつつ読み直したいところ。 選挙の民俗誌―日本的政治風土の基層 作者: 杉本仁 出版社/メーカー: 梟社 発売日: 2007/03 メディア: 単行本 クリック: 1回 この商品を含むブログ (4件) を見る ... [続きを読む]

受信: 2010.07.09 12:29

» Tube's dilemma:甲州選挙と山教組 [道端鈴成]
甲州選挙という言葉がある。山梨県に濃厚に見られる地縁血縁、親分子分などの利害関係を通じた選挙のありかたのことで、小沢氏の後見役で自民党のドンだった金丸信が甲州選挙のマスターだったとされる。金丸信というと、保守と思われるが、旧社会党の田辺氏と盟友で、北朝鮮をともに訪問しているように、理念よりもっぱら利害の政治家だった。金丸氏が脱税で捜査されたときに、金丸氏の自宅からは北朝鮮製と見られる金塊が発見されている。 甲州は葡萄の産地で、甲州の悪ガキ達は葡萄を盗んで食べたりした。日川高校の運動部の学生が、近く... [続きを読む]

受信: 2010.07.10 11:54

« たなばた | トップページ | 『音楽と人』 2010年 08月号 »