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2010.07.01

フジファブリック 『FAB BOX』

315xx6k2gyl_sl500_aa300_ 日は富士山の「山開き」。
 娘たちは給食で「ひじきとじゃがいもの煮物」を食べて帰ってきました。当地では山開きの日に「ひじき」と「新じゃが」を食べる習慣があります。
 これは、「海の幸」と「山の幸」の融合という意味があるのだと思っています。実は再来週、あるところ(私にとってはとんでもないところ)で富士山に関する講演を頼まれていまして、「ひじきとじゃがいも」から発展させてめちゃくちゃスケールの大きな話をしようと思っているところです。富士山の霊的意義と宇宙の仕組みとでも言いましょうか。また、それについては報告いたします。
 そんなお山開きの今日、フジファブリックのボックスセットが届きました。なにしろボックスセットですから、内容も豊富。ファンにはたまらない充実度でした。というか、まだ全部鑑賞していません。
 今日は時間もあまりないので、個人的に心に残ったところをかいつまんで紹介します。
 まず、私にとっては初めて聴く曲やテイクがいくつか入っていたことに興奮を覚えました。
 「陽炎」のアコースティック・ヴァージョン、いいですねえ。こちらの方がここの風景にマッチしています。たぶん志村くんもアコギ片手に作ったのでしょうから、これがまさに原風景とも言えると思いますね。
 この前、ちょうど志村くんが「陽炎」を眺めたであろう辻で、私も「陽炎」を見ました。この季節、天気も不安定で、ポツリと降ってきたと思うと、ギラッと陽が照りつけます。アスファルトから立ちのぼる水蒸気とともに揺らぐ景色。なんとも切なく美しいものでした。
 「Master Line」、これ好きですね。ブリティッシュな感じがなんとも言えません。60年代、70年代のプログレッシヴ・ロックやグラム・ロック、サイケデリック・ロック的な響きがあります。まあ、ビートルズともつながりますし、いや、それより成熟していない、ザ・ムーヴというか、ロイ・ウッドというか。私の音楽のルーツはそのあたりにあるので、なんとなく懐かしくさえありました。もちろん間接的(直接的?)に奥田民生的でもあります。
 「シェリー」も名曲ですね。志村くんの持っている「ポップ性」がよく表れた作品だと思います。私は、個人的に「ポップ」もできるロッカーこそ本物だと思っているので、ひねりすぎていない、けれどもツボがある、こういう長調の彼の作品を好みます。
1 映像はまだ全部観ていませんが、やっぱり個人的にうれしかったのはあの日の「記憶」が「記録」として残されたことです。そう、2008年5月31日市民会館ライヴの「記録」です(私もフツーに映ってますし…笑)。
 ごく個人的な喜びを書くなら、あの日の演奏だけでなく、MCがたっぷり記録されていることでしょうか。「浮雲」の「いつもの丘=忠霊塔」の話は本当に心にしみます。それから、当日の記事にも書きましたけれど、あの月江寺駅の「横断幕(?)」の言葉を考えたのは、当時私のクラスだった女子のお父さんです。すなわちあのMCの中の「駅長クラス」の人です。もうすぐ開催される「フジフジ富士Q」でも、いろいろと尽力くださっている富士吉田&河口湖駅の駅長さんです。
 ちなみに、今、月江寺駅の駅員をしているのも担任した男の子です。本当に不思議な縁あって、月江寺駅をまかされることになりました。彼は私と同じくらい熱いフジファブリックファンでして、勤務中、駅員室でずっとフジを曲をかけています。改札を通る時、聞こえると思いますよ。全国からいらして月江寺で下車されるフジファブリックファンの皆さん、ぜひ耳をそばだてて改札を通ってください。
 そして、もちろんあの「茜色の夕日」の演奏とMCですね。あそこにはもうホントに全てが語られている気がします。私はたまたま国語の授業で「茜色の夕日に見る『もの』と『こと』」というのをやっていましたから、あのMCの中で彼が「いろいろなコトやモノがあって」と言った時には、カミさんと顔を見合わせて鳥肌を立てたものでした。そして、そのあと、実際にお会いできるとは、その時は全く予想していませんでした。
 私にとっては、あの日が大きな人生の転機だったとも言えるのです。おおけさでなく、大きな節目となりました。単にフジファブリックや志村正彦くんとの関係ということだけでなく、仕事においても、趣味においても、本当にいろいろな面で「何か」が動き出した日だったのです。
 その「何か」を動かしてくれた人が、今この世にいないことに、なんともいえない辛く残念な気持ちにならざるをえません。しかし、なんというか、もうこれはもしかすると私にしか分からないことなのでしょうが、冒頭にも書いた「霊的」な意味(アヤシイ意味ではありませんよ)において、自分自身の天命というか、富士山にいる自分の意味というか、そういう「モノ」を強く感じているのもまた事実です。そして、実際にそういうふうに周りも動き始めています。私はその流れの上で自分のできることを精一杯やるだけ。
 やはり、志村くんは、富士山の神霊「コノハナサクヤヒメ」と深い関係があると思うんですよね。トンデモな話に聞こえるかもしれませんが、いちおうここに住み、目に見えない、言葉では表現されないモノを肌で感じてきた者としては、なぜかそう思わずにはいられないのです。
 7月17日、そんな彼がたくさんの人を結びつけ、ここに集結させてくれます。大げさでなく、世界の何かを動かすイベントになる予感がします。皆さん、富士山でお会いしましょう。

PS その1週間後、月江寺駅前でライヴをやります。「茜色の夕日」をカバーする予定です。

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コメント

山口先生、お久しぶりです。お元気でしょうか?もうすぐフジQですね。私は、諸事情により急遽行けなくなり、とても残念ですが、何故か行けなくなり悔しい感がほとんどありませんでした。
それは…、志村さんは行けないファン全員に対しても、いつも心配りをされていらっしゃるからだと感じてるからです☆その気持ちが、スゥって心が入ってきました☆本当に優しい方ですよね。
当日は素晴らしき1日になると確信してます☆愛って、遠方地に住んでても、会った事がなくても、お互いに知らない同士でも、伝わるし、感じる事が出来る魔法ですよね☆
人種みな兄弟!この世に生を受けたものみんなが天使☆神の子☆
愛の素晴らしさを身に染みてます☆
当日は、ハートがフジQに行ってます☆本当に、みんながテレパシーや瞬間移動が出来る未来は近づいてきてますね☆
日々、感じます☆
バシャールも降りてきてるし☆未来は宗教も統一化され、仲良しこよしで歩いて行く感じかします☆話ずれましたが…、愛の真実を受け取る時期なのでしょうね☆私は、宮崎の地から、フジQからの愛を受け取りますね☆

投稿: 里沙 | 2010.07.03 10:51

山口先生、こんにちは。

私も予約した3つが届き、ゆっくり観て聴いて読んでいきたいと思っています。
山口先生も探してみます!

今も脳裏に浮かぶのは、ライブの時の幸せそうな志村さんです。

志村さんがいないこと、やっぱり悲しいとしか思えないですが、富士Qには行き、富士吉田で一泊しますので、志村さんを、陽炎の町を感じてきたいと思っています。

前のブログでご心配されていましたが、ファンとして節度を持った行動をしますので、ご安心ください。

志村會の時、たくさんのファンの方々がいらしてましたが、皆さんそれはきちんとされてまして、さすが志村さんのファンの皆さん、清らかな魂も持った方ばかりだなあと感動しました。

ですので、ご心配されていたようなことは大丈夫だと確信しています。

10日は志村さんの30歳の誕生日(私事で恐縮ですが、今日は私の誕生日です。誕生日が近いので勝手に親近感抱いていました)

その一週間後が富士Qなんですね。

富士Q、きっと志村さんも来てくれますよね。
心から楽しみにしています。

投稿: まこ | 2010.07.03 12:59

こんにちは。

私にも予約した3つが届きました。
少しずつ観たり聴いたりしています。

7月になってしまいましたねぇ。
サイトに「富士急でやります!」っていうのが発表された時は
ずいぶん先のことだと思ってたんですが・・・。


市民会館のライブのときは
ツアーバスで申し込んで新宿に泊まったので、
今回は富士山の近くに泊まりたいと
宿を予約しました。

どんな一日になるんでしょうか。
もちろん、ファンとして節度をわきまえ、
志村くんの夢の一日を過ごしたいと思います。

投稿: kirari | 2010.07.04 11:35

はじめてコメントさせていただきます。
こちらで富士吉田と志村くんのことを読ませていただき、
いてもたってもいられなくなり、2度ほど訪れ、
志村くんの作品の世界を感じることができました。
来週、私も東京のフジファブファンの集まりのなかで、
茜色の夕日のギタボを突然の縁でやらせていただくことになりました。
先生の茜色の夕日を見に行きたいと思います。
勇気あれば、お声かけさせていただくかもしれません。(多分できない。。)
月江寺駅の中でフジファブリックがかかっているなんて!
富士Qも楽しみです。

お誕生日おめでとうございます!!

投稿: しみず | 2010.07.04 11:42

はじめまして。

フジファブリックから、こちらのブログにたどり着き、
ここ数ヶ月、楽しく拝見させていただいております。

元々、吉井和哉さんのファンで、フジファブリックは
ちらりとしか聴いておりませんでしたが、昨年の
イエモンのトリビュートで、凄い力の「FOUR SEASONS」を聴き、正直「なんじゃこりゃ!?」
とメカラウロコ。
慌てて、アルバムを聴いてたところに志村君の訃報
、結局一度もライブを観なかったことが悔やまれます。

年末年始から、ずっとフジファブリックを聴き続けて
いたせいか、6歳の息子も、いつの間にか「茜色の夕日」
や「タイムマシン」を口ずさむようになりました。

息子の夢は映画監督になることなのですが、デビュー作
は、フジファブリックをテーマにするとはりきってます。そして、ラストは自分が「タイムマシン」
を歌うらしいです(苦笑)

親バカですが…でも、その光景を想像すると涙が出てしまいます。そして、本当にその映画を観たいと思ってしまいます。

息子を持った今、志村君のお母様のお気持ちを考えると
本当に今でも切ないです。

勿論全然志村君とは比較できませんが、うちの息子は
どこか志村君に面影が似ていて…だから余計にフジファブリックに感情移入してしまうのかな。

もうすぐ、7月10日、志村君のお誕生日ですね。
何とも驚きの偶然ですが、実は私も同じ誕生日です。
息子にはシムシムとママと一緒にお祝いしてねと話してます。

富士Q、残念ながら仕事、家事と遠方の為、行けませんが
心は飛んでいきます。吉井さんも素晴らしいステージを見せてくれると思いますよ♪
長々と失礼致しました。

投稿: アーントサリー | 2010.07.06 02:42

皆さん,コメントありがとうございました。
もうすぐ誕生日。
そして、その1週間後はいよいよ夢の舞台。
皆さんの「愛」に支えられて、きっと17日は大成功でしょうね。
そして、そのまた1週間後、
24日は自分たちなりの「茜色」を表現できればいいなと思っています。
やはりこの街に、あの歌を響かせたい…。
お聴きになったら、ぜひ声をかけてください。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2010.07.06 19:14

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