逆転サヨナラ満塁ホームラン(あきらめてはいけない…その2)
甲府工業020001100
富士学苑10000000
9回表まで1対4。絶体絶命。初回に1点取っただけで、その後ヒットは出るもののあとが続かずいやな展開。正直3点取るのは難しいか…。
誰もが一瞬でもそう思ってしまったことでしょう。
しかし、選手たちはあきらめませんでした。準々決勝でも8回裏に4点取って追いつき、そして延長でサヨナラ勝ちしたではないか!今思えば、あの苦しい試合に勝ってきたことが大きな自信になっていたのですね。
下位打線8番からの3連打。まずその時点で神がかっていたと思います。それまでなかなか連打をさせてもらえなかったのですから。いや、仏教校ですから「仏」がかっていたのでしょうか。
まさかのノーアウト満塁。打者は2番のキャプテン。決して長距離打者ではありません。まずスクイズで1点返すという手もありかな…私はそんなことも思いましたが、バックスクリーンの風速表示を見ると、右から左へ6メートルの風が。キャプテンは右打者です。相手の4点のうち、3点は風に乗った2本のホームランでした。
ここでホームランが出れば…もちろんそういう考えもありました。しかし、それではあまりに出来過ぎ。まずは1点ずつと思い直した3球目。キャプテンが思いきり振ったバットの芯がボールをとらえました。強烈なライナーがレフト方向へ。弾道が低かったので、正直、レフトの頭を超えるかどうか?と思いました。
しかし、相手校のレフトは頭上を過ぎるボールを見送りました。入った?入った?入った!!
一瞬何が起きたのか分からなくなりました。しかし、ベンチから飛び出した選手たちを見て、これが現実であることを確信し、あとは記憶がありません。興奮しまくって大声で叫び続けたのでしょう。気づいた時には声がかれていました。
逆転サヨナラ満塁本塁打。それも「おつりなし」。5対4。こんなことが現実にあるんでしょうか。ドラマやマンガやアニメだったら、「ベタすぎる脚本」と言われてしまうでしょう。
私ももう40年近く野球を観たりやったりしてきましたが、こんな光景を生で観るのは初めてです。それを自分たちの教え子がやってのけるなんて。それも決勝進出がかかった準決勝で…。
本当に素晴らしいですね。生徒たち。富士学苑。教師という仕事。そして人生…。
さあ、明日は日川高校との決勝戦です。日川も15回裏サヨナラ安打で勝利して決勝へ。両校とも信じられないようなドラマを経ての対決です。ここまで来ればもちろん勝ちたい。しかし、それ以上に両校とも、準決勝以上の熱い、しかしすがすがしい戦いをしてもらいたいものです。
野球の「ジャズ応援」で大活躍のジャズバンド部は、球場から帰ってすぐに「まちジャズ」のステージへ。疲れているはずなのに、相変わらずクオリティーの高すぎる演奏!お見事。私たちの歌謡曲バンドも参加させていただきましたが、私なんて疲れてヘロヘロでした。ごめんなさい。不甲斐ない。
明日、私は中学校のバスケット部の総体応援があるので、球場へは行けません。こちらはこちらで、1年生だけのチームで県ベスト4を狙います。考えてみれば、いや考えなくとも、歴史に残る戦いです。もう来年には2年生主体のチームになってしまうのですから。創立した今年だけに与えられるであろう特別な試合なのです。
高校3年生主体の野球部。中学1年生だけの女子バスケ部ジュニア。富士学苑の長男と末っ子がきっとダブル奇跡を起こしてくれるでしょう!とにかく、「最後まであきらめてはいけない」。
私もこの歳になって、若者たちに「あきらめてはいけない」ということを学ばせていただいています。
うん、人生あきらめちゃいかんな。
頑張れ!富士学苑!頑張れ!自分!w
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