Bank Band 『若者のすべて』
今日の山梨日日新聞にフジファブリックの志村くんの記事が載っていました。記事を執筆された沢登さんとは、以前じっくりお話をさせていただいたことがあります。私と沢登さんは志村くんと富士吉田について、大変似た考えを持っていまして、その時もお互いの仕事の上で、なんとか志村くんと富士吉田のことを、もっともっと知ってもらえるような、特にその地元「富士吉田」自身に知ってもらえるような活動をしていきたいという話をさせていただきました。
ぜひフジフジ富士Qの前までには連載記事を!という願いが、こうして実現したことを心から嬉しく思いますし、感謝したいと思います。本当に「心」のこもった素晴らしい記事でした。今後の連載が楽しみです。
さて、彼の訃報からそろそろ半年が経とうとしています。ファンやメンバーのみならず、彼を取り巻く多くのアーティストやスタッフの皆さんは、それぞれにそれぞれの一歩を踏み出し始めていることでしょう。その一つの集大成が7月17日になることと思われます。
それに先立ち、フジファブリックとしてもシングル・コレクションや映像集が発売されることになっており、またその後もニューシングル(ドラマとのタイアップ)、ニューアルバムの発売も予定されていて、ファンにとっては新しい志村くんの歌声や姿と出会うことができる機会が待っています。とっても楽しみですね。
また、このような動きもあります。Bank Bandによる「若者のすべて」のカバーです。ヴォーカルの櫻井和寿さんをはじめ、小林武史さん、亀田誠治さん、小倉博和さん、河村智康さんと言った日本ポピュラー音楽界を代表する重鎮たちによってフジの曲、志村くんの曲がカバーされるというのは、非常に喜ばしいことです。
発売前ではありますが、こうしてYouTubeに上がっておりましたので、さっそく聴いてみましたが、なかなかいいですね。そして、感慨深いものがあります。志村くん本人に聴かせてあげたいなあ…あっ、聴いてるか。
ワタクシ的にはやはりアレンジが見事だと感じました。さすが重鎮たち、原曲の良さ、良い部分をしっかりつかんで離さず、しかし一方でより職人技を活かした作りになっていますね。音楽に対する、詩に対する、そして志村くんに対する愛情と理解を感じることができます。さすがです。
亀田さん、たまたまお通夜の時御一緒させていただきました。なんとも信じられないというような沈痛な面持ちで焼香されていたのを思い出します。いったいどんな思いでこの「若者のすべて」のベースを演奏したのでしょうか。基本原曲を踏襲したベースラインですが、亀田さんらしいブリッジに気持ちがこもっているような気がします。
いわゆるカバーの難しさについては、このブログでも何度も語ってきましたから、それは繰り返しません。しかし、何より、こうして超一流のミュージシャンが志村くんをトリビュートしてくれることの価値に注目すべきです。
音楽というのは、互いに影響し合い、賞賛し合ってどんどん広がっていく、進化していくものです。つまり、人と人との縁によって進化していくものなんですね。あるいは語り継がれていくもの。そして永遠の命を得るものなのです。
こうして志村正彦の言葉と音楽と人生はずっとずっと歌い継がれ、語り継がれていくに違いありません。
原曲はこちら。
Amazon 沿志奏逢 3
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コメント
Bank Bandの「若者のすべて」、スマートないい仕上がりですね。
桜井君の声で歌われる詞は、志村くんのそれとは違った味わいです。
違っていて良かったと思います。
志村くんやっぱり聴いていますよね、誇らしく思っているでしょうね。
そして再確認したでしょう。フジファブリックの「若者のすべて」は名曲だと。
今日の東京の空は、茜色の夕日が映えていました。
自然に「茜色の夕日眺めてたら〜」と口ずさんでいる自分に苦笑しました。
7月17日、富士山がどんな表情を見せてくれるのか、怖くて楽しみです。
投稿: kono | 2010.06.23 20:11
konoさん、こんにちは。
そうでねえ、やっぱり「名曲」だと思います。
カバーされてますます原曲の魅力が増しましたからね。
なんだかんだ言って、「茜色」と「若者」は、歴史に残る名曲ですよ。
改めて志村くんの偉大さに感じ入っているところです。
投稿: 蘊恥庵庵主 | 2010.06.24 16:38