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2010.05.09

『自動車革命 次世代カー 電池をめぐる闘い』 (NHKスペシャル)

20100510_102648 ょうど電池について書こうかと思っていたんです。新しいデジカメを買った(またマニアックで安価なものです。当然、乾電池仕様です。近いうちに紹介します)ので、eneloopを買おうかと思ったのですが、たまたま隣にあったenelongという台湾製のアヤシイ方を購入してしまいました。なにしろ安かったもので。
 で、ちょうど今日到着したので、さっそく使ってみたら、まあ全然ダメダメ。まず、eneloopならちゃんと満充電状態で出荷されていて、すぐに使えるのに、こいつは空っぽ。まずは半日充電しました。eneloopの充電器で満充電にして、使い始めたら、50枚も撮らないうちに電池切れのサインが。
 ウワサによると、このenelongは使っているうちに航続距離(?)が伸びるようです。ま、こんなところがいかにも非メイドインジャパンという感じですよね。
 バッテリーに関する不安や不満については、このブログでも散々書いてきたような気がします。特にリチウムイオン電池仕様のデジタル機器や家電製品については、その価格や性能、充電や交換の手間に関して、どうしても納得できない点があり、私はなるべくそうした製品は購入せずに来ました。
 そういう根本的な不安や不満がある電池が、最も不安や不満を持ちたくない、あるいは命に関わる、自動車という製品に使われることに、私はそれこそ大きな不安や不満を持っています。これはおそらく生理的なものです。つまり、日常において、リチウムイオンをはじめとする充電池というものを信用していないということでしょう。
 たとえば、デジカメのような製品なら、それこそeneloopでいいのです。あれなら1回の充電で500枚くらい撮れてしまいますから、ほとんど「電池切れ」「充電」という不安は忘れていていいのです。そして、もしもの時はコンビニで乾電池を買えばいいという「安心」すらある。
 今のガソリン車って、こういう状態だと思うんです。1回の給油で400キロくらいは走れます。普通の人なら、2週間に1回とか、1ヶ月に1回とか、そういう頻度で燃料切れという「不安」や、給油という「面倒」を意識すればよい。また、いざという時は、コンビニ以上に街道沿いに乱立するガソリンスタンドに駆け込めばいいので、ある意味「安心」すら確保されている。
 その状態から、いきなりEVに全面的に切り替わっていくのはさすがに不安なんですよね。もっとゆっくりしたシフトでいいと思うのです。地球全体の環境に関わる問題ですし、一人一人の命にも関わる問題です。そして、「車」という大きな買い物に関わることじゃないですか。だからこそ、もっと慎重にことを進めてもらいたいのです。
100509_a その点、日本のメーカーは「良心」や「善意」を基本にしていますから、たっぷり時間をかけて開発している、いや、かけたいように見えました。中国なんて、とりあえず走ればもう発売っていう感じですよね。市場の覇権争いに勝つこと、すなわち目先の自己の利益しか考えていないような印象を持ちました。
 ビジネスの世界でも、最終的には「良心」や「善意」が勝利してもらいたいですね。以前見た、同じシリーズの『メイド・イン・ジャパンの命運』と同じ印象を持ちました。
 さてさて、ここからは私のアイデアです。私がもしエンジニアだったらどういう発想をするか。
 前に地熱発電とEDLCという記事で、EDLC(コンデンサ、キャパシタ)を利用した電気自動車について書きました。
 今でもバッテリーよりもキャパシタという基本的な考えは変わっていません。しかし、今日番組を観ていて、さらに一歩進んだ考えが浮かびました。
 それは、バッテリーとキャパシタのハイブリッドということです。私は全くのシロウトですから、とんちんかんなことを言っているかもしれませんが。
 キャパシタの利点は充電が瞬間にできるということです。ですから、街の電気スタンド(?)では、キャパシタへの充電をするのです。そして、そこで蓄えた電気をバッテリーに移して、バッテリーでじわじわ放電していくと。
 キャパシタはそのじわじわ放電が苦手ですので。そこのところを補い合うように工夫をすることはできないでしょうか。あるいは、瞬間的に大きな電力を必要とする発進時などは、キャパシタから直接給電するとか。とにかく、お互いの長所短所をうまいこと補い合えれば、けっこういい線行くと思うんですけどね。
 おそらく研究開発の現場では、バッテリーに代わるものとしてのコンデンサという発想が強いと思いますが、ガソリンエンジンと電気モーターのハイブリッドが、とりあえず先鞭をつけたように、まずは対立するものの共存という考えもありなのでは。
 いずれにせよ、日本のメーカーさん、ぜひとも「良心」と「善意」、そして「親切」と「思いやり(目に見えないユーザーへの慮り)」が最終的には勝つと信じて、頑張ってください!

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コメント

前略       薀恥庵御亭主  様

「電池オタク」の愚僧の愚考では・・・
世の中すべて「炭酸電池×「単三電池」
にすればよいのです。

「パソコン」も「車」も「バイク」も
「炊飯器」 も「携帯」も「テレビ」
も「懐中電灯」も・・・すべて「単三」

これは便利な世の中になります。

基本的に「単三」の中身が少し危険には
なります。笑

プルトニウム238を利用した原子力電池
の「単三」サイズの型式です。

長時間使用できますし・・・平和利用と
あいなります。

世界にある「核爆弾」を「単三電池」と
して生まれ変わらせるのです。

世界の科学者の「頭脳」を結集させれば
不可能では決してありません。
 
電池残量切れオジサン       拝

投稿: 合唱おじさん | 2010.05.10 11:16

またお邪魔します。

さきほど、ご言及の番組の再放送と思しいのを見ました。

それより、バッテリーとスーパー・キャパシターのハイブリッドという考え方は、まことに理系だなぁと感心いたしました。
我田…ですが、乾電池式ヘッドフォンアンプなどでも、内部インピーダンスを下げるために電解コンデンサーをつけます。
スーパー・キャパシターは、オーディオに縁がないため、コンデンサー大好き^^の私も視野の中にありませんでした。ググってみると、たいていのEDLCは内部抵抗がまだ高い、という情報と、低いものが開発された、という情報があり、日進月歩で開発が進んでいるようです。

三洋のOSコンのように、電解コンデンサーとフィルム・コンデンサーの特長を併せ持つ製品が出てきたように、EDLCも高耐圧・低インピーダンス・高耐熱のものが開発される期待は大きいですね。

投稿: へうたむ | 2010.05.11 03:11

こんばんは。いつも拝見しておりましたが、初書き込みとなります。
今日はラジオ番組「SCHOOL OF LOCK!」でフジファブリックナイトがありますね!
もうすでに番組サイト内の掲示板があつい!ので興奮して笑
ここにコメントをしに来ました!
またコメントします。
いつも見てます。また後日にしっかりと挨拶しに来ます。

投稿: たろう | 2010.05.11 20:28

合唱おじさん様、こんばんは。
核爆弾を単3電池に…最高ですね。
たしかにあのエネルギーを有効利用しない手はないですね。
さすがです!


へうたむさん、いやいや私はもうすっかり文系ですよ。
でも、文系だからこそできる変な発想っていうのもあるかも。
なるほどたしかにオーディオの世界はコンデンサ天国ですね。
あのいろいな太さの円筒形がなんか懐かしいです。


たろうさん、情報ありがとうございます!
知りませんでした。
さっそくIPラジオで聴かせていただきます!

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2010.05.11 21:17

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