eneloop スティックブースター (三洋電機)
左の画像、本当はスティックが横に寝た構図になっていたんですけど、あえて直立させてみました。
なぜなら、そう、これってどう見てもウルトラマンの「ベーターカプセル」だからです。あれには、M78星雲の光の国の人工太陽エネルギーが充填されていて、それが「フラッシュビーム」となって放出されるという設定だったと思います。いわば二次電池。
しかし、その効果はたった3分しか持続しません。これは「ベーターカプセル」という二次電池の容量の問題ですよね。エネルギーを利用するウルトラマン自身の性能にもよりますが、単純にカプセルの容量が2倍になれば、6分は持つことになるでしょう。
私なんか、3歳くらいの時から、カプセルを2本持っていればいいのではないかと、そんな現実的なことを考えていましたよ。ま、おそらく携帯上の問題なんでしょうね。いや、実は2本持っていたのかもしれない。地上で戦って疲れ果てたあと、ああやって地球の重力に逆らって、大気圏外に帰って行く(?)わけですから。あれはあれでとんでもないエネルギーを使っているはずです。そのためにもう1本、懐に隠し持っていたとか(笑)。
ま、そんなことはどうでもいいとして、つまり、光の国の未来技術をもってしても、地球上では「バッテリー問題」を解決できなかったということですね。基本、今でもウルトラマンシリーズはそういう設定ですよね。
で、人類もいろいろ頑張ってきまして、特に日本人は頑張ってきまして、特に特に三洋さんは頑張ってきまして、21世紀になって画期的な二次電池が開発されました。それがエネループ(eneloop)です。基本的に従来からあったニッケル・水素蓄電池でありながら、その短所であった「自然放電」と「メモリー効果」を抑え込んだ製品です。
私も今までデジカメの電池として重宝してきました。たしかに「自然放電」と「メモリー効果」は気になりませんでした。
そこで、思いきって我が家では、全ての乾電池をエネループに切り替えることといたしました。別に環境のためとか、あるいはコストを考えてのことではありません。様々なストレスを天秤にかけた結果、エネループの方が優れていると考えたからです。
とりあえず単3型を8本ほど準備して、いろいろと使い回し始めています。使用済み乾電池という「ゴミ」が出ないだけでもストレスレスですね。
さてさて、ついでと言ってはなんですが、今回この「ベーターカプセル」…いやいや「スティックブースター」を買ってみました。これを常に携帯して、いざという時にフラッシュビームを発して、正義の味方に変身するため…いやいや、iPhoneを始めとするUSB充電式のいくつかの機器のバックアップ・バッテリーとしてです。
iPhoneもちょっとハードに使ったり、あるいはウチみたいにギリギリ圏外みたいな所に放置したりすると、1日でカラータイマーが点滅してしまうんですよね。そういう時って、まさに幼少の頃テレビを観ながらハラハラドキドキヒヤヒヤしたように、なんとも言えない不安感に襲われちゃいます。なんか、そういうモノに振り回される自分もいやですけど、ま、それも古来の「もののあはれ」であるとも言えるので、自分ではあえて強がらないようにしています。あっそうか、ウルトラマンって「もののあはれ」の物語だな…。
この「ベーターカプセル」による給電では、iPhoneは70%くらい復活するようです。ウルトラマンなら2分くらい延長戦を戦えるということでしょうか(笑)。実はほとんど使う機会はないんですが、まあ安心のための保険みたいなものでしょうかね。カバンに忍ばせておきましょう。
ちなみに昨日話題にしたiPadは、このカプセルというかスティックでは充電できません。iPadをエネループで充電するには、ニッケル水素タイプではなく、リチウムイオンタイプでないとダメなようです。いずれにしても、なんとも面倒な世の中ではありますね。どうでもいいモノに振り回される私たち。便利、快適、愉悦のために買ったモノに、結局憂いを感じているという、なんだか男女の仲にも通ずるような妙な状況になっていますな。これこそ「もののあはれ」なのでありましょう。
ウルトラマンも偉いですね。そんなお馬鹿な地球人のためにボランティアでボロボロになってしまったんですから。やっぱり彼は仏に近いのですね。
Amazon SANYO NEW eneloop スティックブースター USB出力専用ブースターセット(単3形2個セット) KBC-D1AS
SANYO USB出力付きリチウムイオンバッテリー (専用高容量リチウムイオン電池使用) KBC-L2AS
| 固定リンク
| コメント (4)
| トラックバック (1)
最近のコメント