浜松市楽器博物館
今日は浜松駅隣接のホテルで結婚式がありましたので、ついでと言ってはなんですが、久しぶりに楽器博物館に行ってきました。
なんだかんだで20年ぶりくらい?ずいぶんとご無沙汰していました。もう前回の記憶はほとんどなくなっていましたので、いろいろと新鮮に感じましたね。
まず最初にこれを言っておきます。やっぱり楽器は演奏してなんぼですね。展示されているだけでは、美女を目の前に何もできないのと一緒で(笑)、こっちとしては、生殺し状態ですよ。
いや、もちろん、博物館ですからしかたないですし、博物館なりにいろいろなレクチャー・コンサートを催したりして、そのへんのサービスにも余念がないのもわかりますけど、ううむ、やっぱり楽器の演奏を趣味にしている者からしますと、どうしてもその衝動を抑え難いのであります。何度触れてしまおうと思ったことか。
特に鍵盤楽器コーナーではなあ…。鍵盤楽器奏者ではない人間ながら、チェンバロやクラヴィコード、フォルテピアノなどを触らせていただく機会がずいぶんありますので、それぞれの鍵盤のタッチや発音の感触をついつい確かめたくなってしまいます。
結局、触れたのは現代スピネットと電子チェンバロC–30だけ(笑)。いや、実はC–30触るの初めてだったので、ちょっと感動してしまいました。ほしいぞ…。以前C–20を持っていたんですが、鍵盤のタッチがあれとは格段の違いですね。リアルではないが、十分に心地よい。音もいいし。
電子楽器と言えば、1階に未整理のまま並べてあった、古典的シンセサイザーたちに萌えました。うわぁ、元祖ドンカマだ!初めて実物を見ました。その他歴史的名機がゾロゾロと。ぜひしっかり整理してもらいたところです。日本の電子楽器は世界に誇るべきものですからね。
ええと、次なる興味の対象、邦楽器。正直、邦楽器、特に「琴」関係は、もう少ししっかりした展示をしてもらいたいところです。箏もただ並べるだけでなく、生田、山田その他の違いをもう少しちゃんと説明した方がいいですよ。爪だけでなく、楽器自体も違うんですから。
あと、どう見ても二弦琴である八雲琴などが「一弦琴」としてまとめられているのはどうかと(笑)。
三味線もしかり。自国を代表する楽器たちですから、もっともっと詳細に説明すべきでしょう。材質の違いとか。
続きまして、いちおう私の専門分野、西洋擦弦楽器。触りたくなったのは、やっぱりヴィオラ・ダモーレでしょうねえ。昔はずいぶんと弾いていました。ああいうヘンチクリンな楽器弾くの得意なんですよ。またそれに伴う変な楽譜ですね。ちなみにヴィオラ・ダモーレ用楽譜の実例です↓。私自慢じゃないですけど、これ見て初見で弾けますよ。マニアックでしょ。慣れれば簡単です。

そうそう、そういう意味で挑戦しようと思っていて忘れていた楽器と再会しました。おお、お前の存在忘れてたよ!それは、スウェーデンの楽器、「ニッケルハルパ」です。これは究極の共鳴弦付き擦弦鍵盤楽器(?)でしょう。弾いてみたいなあ。
話がいろいろ飛びますが、私が演奏する楽器で、展示されていなかったものがあります。テルミンです(私のは正確に言えばマトリョミンですが)。これはぜひとも展示していただきたい。体験もしやすいですし(つまり触らなくてもいいので)。
考えてみますと、私、この博物館の鍵盤楽器を演奏して多くのCDを出しておられる小倉貴久子さんのフォルテピアノと、マトリョミンで共演しているんですよね。世界史上初のコラボレーションですよ(笑)。ちなみに曲は「刑事コロンボのテーマ」でした。ハハハ。
またまた話が飛びます。ウチにもあるけれども、演奏方法が全くわからず放置されている楽器がありました。チター(ツィター)です。ある方から譲り受けたんだった。調弦からして分からず放置したままになっています。そろそろ練習してみようかな。
と、楽器マニア、音楽マニアにはたまらない博物館でありました。今回はあまり時間がなかったので、また近いうちにゆっくり訪ねてみたいと思います。
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