藤波さんと…細江さんと…またまた夢実現
今日もまた、今年を象徴するような濃〜い1日でありました。夢がどんどん実現していきます。ありがたいことです。
本日は仕事を早退して、まずは事務処理で病院へ。私たち夫婦はその足で東京は高円寺へ向かいます。そう、今年、まさに私たち夫婦の運命を変えたプロレスの勉強会「スネークピット・キャラバン」に参加するためです。
思えば今年2月、昨日の記事の主人公桜庭和志選手を講師に迎えた「スネークピット・キャラバン・サイエンス」で、勇気を振り絞って初参加させていただいて以来、マスクド・スーパースターさんの時以外は、高山善廣選手、木戸修さん、そして今回の藤波辰爾さんと、本当に夢のような名レスラーの方々のお話を聞く機会を得ることができました。それも「生徒」はいつも十数人という、とんでもなく贅沢な会です。全く夢のようなことです。
う〜む、毎回濃いけれども、今回もまた…。目の前にあの藤波辰巳(現辰爾)さんがいる…ドラゴンが私たちに話しかけてくれる…夢のようですよね。私も藤波さんと長州さんの試合に大興奮した、高校時代を思い出します。お二人ともいまだに現役バリバリなんですから、それだけでもすごいですね。
日本プロレス時代から、新日本プロレス時代、海外遠征、そして現ドラディションに至るまで、本当に貴重なお話ばかり。いつものように「プロレス生き字引」流智美さんの名司会ぶりも冴え渡ります。
馬場さん、猪木さん、カール・ゴッチさん、ホースト・ホフマンさんなどの話はもちろん、その他いったい何人の名レスラーの名前が挙がったことでしょう。プロレスから総合格闘技に至るまで、本当に幅広く深いお話が続くこと3時間近く。私は知らないことばかりですが、他のキャラバン・メンバーからはこれまたマニアックな質問が飛び交います。す、すごい世界。
細かい話の内容はとても書ききれませんけれど、シロウト丸出しの私の記憶としては、「自分を崩さない」ジャンボ鶴田、「プロレスを知り尽くしていた」ディック・マードック、というあたりが特に印象に残っています。ゴッチさんの「まずコンディション、次に頭、最後に力」という言葉も重いですね。これはプロレスに限らず全ての仕事に当てはまりますからね。あとはスクワット9000回を4時間半ぶっ通しでやったというお話…(笑)。
夢のような時間はあっという間に過ぎます。会終了後はサイン&写真撮影に応じてくださいました。柔和な笑顔が福々しく、そして神々しく、そして、なんと言っても、そのサインの美しさたるや!これだけでも立派な芸術ですよ。書にはちょっとうるさいカミさんも感心しきり。
さて、この夢のようなキャラバンが終わると、私たち夫婦は本日の次なる重要なミッションを遂行すべく、青山に向かいました。考えてみると、とんでもない連続技です。
実は以前紹介した土方巽の写真集「鎌鼬 KAMAITACHI」の新版が発刊されることになり、その出版記念写真展が行われているのです。そして、今日はたまたま撮影者である写真家細江英公さんのサイン会があるとのこと。細江さんには個人的にいろいろと報告しなければならないことがありましたので、急行したというわけです。それにしても、日にちも時間も見事に私たちのために調整されている…としか思えません。
青山の会場に到着すると、ちょうどサイン会が行われていました。私たちはもうすっかり板についた突撃力を駆使して、細江さんにご挨拶。およそ2年ぶりです。その間、鎌鼬の里(それはすなわち義母の実家なのですが…)を何度か訪れ、鎌鼬の重要な登場人物の方々とお会いしたり、いろいろな写真を撮ってきたりしましたので、それらを報告。
その中でも、やはり、この写真には驚き、そして満面の笑みで「土方が来たんだ!土方が置いたんだよ!」とおっしゃっておられました。いやあ、今考えても本当に不思議です。なんで、あそこにああいう形でスイカの食べカスが置いてあったんだろう。あまりに不自然で出来過ぎです。カミさんに言わせると、ああいうスイカの食べ方は普通しないと。あれは土方一流の食らいつきの跡としか思えないとのこと。
で、今日展示されている写真を見て気づいたのですが、これってあの土方が田んぼでふんばっている(笑)写真と同じ方角を撮っていますね。たまたまです。山の稜線で分かりました。それもまたビックリ。もしかして、本当に土方巽が私たちを迎えて下さったのでしょうか。そして、細江さんにも茶目っ気たっぷりのメッセージを送ったのでしょうか。本当に不思議です。新版が出るというのも、私知りませんでした。そんな記念すべき年に、たまたま静岡の地震のおかげで、秋田行きが9月になったというのも不思議でなりません。
さて、そんな感動も束の間、我々は今度は阿佐ケ谷へ。スネークピットの二次会に合流です。これがまたすごかった。みんな熱いし濃いし、面白すぎ。私もそうとう変わった集団に属してきましたが、ここが今までで最高の個性派集団ですね。プロレス的な興味ももちろんですけれど、他称(?)「オタク研究家」としては、実に面白いサンプル多数(失礼…笑)。ちなみに女性はウチのカミさんともうお一方ベテランの方がいらっしゃるのですが、それがまたいいスパイスになっておりまして、もう何というか、素晴らしい世界でありました。特に流さんのテンションが最高潮でありました(笑)。面白すぎ。
みんな語る語る。プロレスの過去、現在、未来。いろんな意味でとてもここには書けない、あの面々ならではのお話ばかり。ただ一つ言えるは、みんなプロレスを愛しすぎているということ。命がけであるということ。そして、みんな人間が大好きで、また少年少女の夢を持ち続けているということ。みんなみんな若い!目がキラキラ輝いている!たくさんたくさんパワーをいただきました。
主宰の宮戸優光さんをはじめ、キャラバンのメンバーの皆さんにも温かく迎えていただきまして、本当に私たち夫婦は幸せ者です。今後ともよろしくお願い致します。
というわけで、今日もまた濃い一日でありました。人生面白いことばかりです。とにかく動いてみること。そうする、どんどん新しい出会いがあります。思ったら即行動。迷ったら前に進む。行けばわかるさ!
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