祝!浅草ジャズコンテストグランプリ!
私は現在、明日のコンサート(音楽礼拝)のため八ヶ岳に来ておりますが、たった今、現地より速報が入りました。
ジャズミュージシャンの登竜門浅草ジャズコンテストにおいて、我が富士学苑高校のジャズバンド部(ムーン・インレット・サウンズ・オーケストラ)が、ブロを含むなみいる強豪を抑えてグランプリを受賞したそうです!
今まで二回金賞及び浅草ジャズ賞を受賞してきましたが、卒業生を加えた三回目の挑戦で、ついに頂点に立ちました。
はっきり言って、日本のジャズ界にとっても記念すべき日でしょう。
まずは生徒諸君、本当におめでとう!
詳しくはのちほど。
うわぁ、私も頑張らなくちゃ!生徒に負けておれん!
…というわけで、歴史的な日から二日経ちまして、学校にやってまいりました。
まずは、顧問の大森先生にお祝いのご挨拶を。ほんとにすごい先生ですよ。同僚として誇りに思いますし、同じ音楽人として尊敬します!
グランプリを獲った結果として、またまた夢のようなステージが増えそうですね。とにかく教育者として、そういう夢のような舞台を用意できる先生は素晴らしいですよ。
ウチの歌謡曲バンドもちゃっかりおこぼれいただいてますし。感謝です。
さて、それから生徒たちに会いまして、お祝いのインタビューなどしました。
いつも見ているカワイイ生徒たちが、なんだか遠い存在に感じられる…ワケもなくて、全然いつものあいつらと変わらないところがいい!
特に3年生は、私が中心なって作った新しい文武両道のクラスの1期生として、本当にいろいろな意味で頑張ってくれましたし、今でも頑張ってくれています。スポーツ分野でも文化分野でも、本当に私の夢を実現してくれました。なんとも幸せな仕事ですね。自分の夢を託すことができるんですから。
みんな、グランプリ発表の瞬間は「えっ?ホント?」という感じだったそうです。今年はとにかくツワモノ揃いでしたからね。他のいろいろなコンテストやコンクールでいろいろな賞を受賞している人たち、そして若手のプロ・ミュージシャン、さらにさらなる若さを売りにする小学生も素晴らしい演奏をしたとか。
とにかく、大変なプレッシャーの中だったと思いますし、ちょっとした(?)アクシデントで、リハができないという悪条件の中、いきなり本番でグランプリを獲れるような演奏をするんですから、単純に考えてもすごいことですよ。
生徒たちは口を揃えて、「演奏中すごく気持ちよかった!」「楽しかった!」「最初の音(金管)が鳴った瞬間、これは行けると思った」「最後の音が鳴り響いた瞬間、鳥肌が立った!」と言っていました。そして、大学などでそれぞれ新境地を開いている先輩たちがいる安心感でしょうかね。実際、先輩たちが素晴らしい音を出してくれていたようで、それを聴きながら現役の高校生たちもどんどん気持ちが高揚していったとのこと。なにげない言葉だけれども、演奏家として最高の状況ですね。そして、ちゃんと人の音を聴いている証拠でもあります。意外にここポイント!アンサンブルの基礎。
そうした、まさにライヴな(生きた)アンサンブル(結果としてリハはしない方が良かったのかも)が、観客席に、そして審査員席にも伝わったのでしょうね。
ああ、私もその場にいたかった。きっとそれこそ鳥肌が立ち、涙が止まらなくなったでしょう。最高の場面で最高の演奏をする…これこそグランプリに値するものです。それを支える日々の練習、そして彼らの結束、また個々の人間性…私は、本当に彼らからいいものを学ばせてもらっています。なかなか、それが自分の音楽生活に活かせないのですが…いったい、どっちが先生で、どっちが生徒なんでしょうね(笑)。
とにかく、生徒諸君、おめでとう!そして、ありがとう!
PS 昨年の原信夫先生のお言葉をもう一度読んでみました。深いですね。それを彼らなりに消化して臨んだ今回の演奏。それをお聴きになって、今回はどのような講評をされたのでしょう。
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