レミオロメン 祝!紅白初出場
おめでとう!また一つ夢が実現しましたね。
地元山梨の雄として、長いこと応援してきましたレミオロメンが、とうとう歌手としての夢の舞台「紅白」に立ちました。
あえて先に書いておきますが、同じく地元として応援してきたフジファブリックの志村くんがクリスマスイヴに亡くなってしまい、私としてはなんとも言えない年末となってしまいました。レミオロメンの3人も志村くんとほぼ同い年ですから、ますます複雑な心境になってしまいます。
しかし、レミオロメンの快挙については、純粋にお慶び申し上げましょう!
地元旧御坂町では、のぼりが立ち並び、懸垂幕が下がり、大型スクリーンでパブリック・ビューイングが行われ、お祭りムード満点となっておりました。
さあ、本番、どうだったでしょうか。演奏するのが「粉雪」と決まって、ますます、我々ファンの緊張感は高まりましたよね(笑)。
御存知のように、あのサビの「こな〜」の「な」の音程が難しいんですよ。あれは非和声音ですからね。この曲が他のどんな曲とも似ていず、そしてカラオケで歌いにくいのは、そういう理由があるんです。実はAメロの入りも和声の中にない音です。つまり不協和音が美しくユニークなのです。そこが藤巻くんの作曲のオリジナリティーを生んでいるんです。
というわけで、本人もよくライヴではずすので(笑)、この大舞台での緊張感の中、大丈夫かなあ…と、まあファンはみんな親心というか母性本能をかき立てられてしまうんですね(笑)。
いやあ、私、車を運転しながら聴いたんですけど、あまりの緊張感にハンドルを持つ手が震えましたよ。
さあ結果はどうだったでしょうか。
結論…セーフ!そこはほぼ完璧にこなしました。
えっと、いちおう歌謡曲バンドのリーダーをやっている者としまして解説いたしますと、藤巻くん、ある意味安全策をとったと言えますかね。「こな〜」の「な」の音程をいきなり取るのではなく、下からずり上げて取っていました。これは歌手がよくやる技法です。装飾音(前打音)からポルタメントさせて、瞬間的に正しい音程を探すのです。
で、最初の「こな〜」はそうやって、次の「ふた〜」の「た」はストレートにぶつけて大当たりしました。当て所というのは、一度体が覚えると大丈夫なんですよね。楽器でもよくあることです。
…と、音程は見事でしたが、やっちゃいましたね、歌詞(笑)。
ちょうど上の画像のところですけど、「同じララライ」って(笑)。いやあ、そういうところがカワイイのですね。ますます、ファンの皆さん、母性くすぐられたんじゃないでしょうか。
まあ、歴代の名歌手たちも、紅白ではいろいろやらかしてますからね。たとえば自分が(ありえませんが)この舞台に立ったら、もうオシッコちびっちゃいますよね、絶対。
藤巻くんも堂々としていましたし、前田くんも、神宮司くんも、気持ちよさそうに演奏していました。感慨深かったのでしょうね。
サポートの皆川さんと河口さんは、もしかして紅白初めてじゃないとか?どうでしょうか。いろんなところでサポートされてますからね。今度聞いてみましょう。
というわけで、ちょっとしたアクシデントもありましたが、それもご愛嬌程度、いい語り草になるレベルであって、全体としては実に堂々としたステージでありました。
3月3日にニューアルバム「花鳥風月」がリリースされると発表もあり、また全県ホールツアーが行われるとの発表もされました。山梨県民文化ホールは全4回かあ!どこかで行かせていただきます。
ホントいろいろおめでとう!レミオロメン!
最後にあえてもう一度書かせて下さい。御坂峠をはさんで対照的な年末になってしまいましたが、しかし、こうして山梨の若者たちが日本の「歌」を作り続け、歌い続けてくれることに、心から感謝します。きっと志村くんも、レミオロメンの活躍を天国から喜んでくれていると思います。
Amazon 花鳥風月
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- いかりや長介と立川談志の対話(2024.08.19)
- 九州人による爆笑九州談義(筑紫哲也、タモリ、武田鉄矢)(2024.08.18)
- 『もしも徳川家康が総理大臣になったら』 武内英樹 監督作品(2024.08.16)
- 『大鹿村騒動記』 阪本順治 監督作品(2024.08.11)
- 凪良ゆう 『流浪の月』(Audible)(2024.06.25)
「音楽」カテゴリの記事
- ラモー 『優雅なインドの国々より未開人の踊り』(2024.08.12)
- ロベルタ・マメーリ『ラウンドМ〜モンテヴェルディ・ミーツ・ジャズ』(2024.07.23)
- まなびの杜(富士河口湖町)(2024.07.21)
- リンダ・キャリエール 『リンダ・キャリエール』(2024.07.20)
- グラウプナーのシャコンヌニ長調(2024.07.19)
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 九州人による爆笑九州談義(筑紫哲也、タモリ、武田鉄矢)(2024.08.18)
- 『もしも徳川家康が総理大臣になったら』 武内英樹 監督作品(2024.08.16)
- ラモー 『優雅なインドの国々より未開人の踊り』(2024.08.12)
- 『大鹿村騒動記』 阪本順治 監督作品(2024.08.11)
- 富士山と八ヶ岳のケンカ(2024.08.10)
コメント
あけましておめでとうございます!
私、曲が正式に発表される前から「sakura」歌うものだと早とちりしてました。(汗)
やっぱり「粉雪」は名刺代わりということでしょうかね。
そしてやっぱり、歌詞をやってくれて!
過去にNHKの生放送で、「3月9日」と「透明」も歌詞を間違っていたので、今回もなんとなく覚悟はしてました。(笑)
上手に誤魔化せて、たいしたものです。
御坂町ではすごい盛り上がりだったんですね。
自分は全然関係ないのに、誇らしいです。
アルバム発売のメールも来ましたし、今年も元気で活躍して欲しいですね!
追伸
志村さんの訃報、驚きました。
私、同い年で・・・。
「茜色の夕日」大好きでした。
バンプの曲じゃないけど、安らかに眠って欲しいです。
投稿: mio | 2010.01.01 16:01
庵主さん、新年明けましておめでとうございます。
今年もどうぞ宜しくお願いいたします。
悲しいことがあった分、日常への感謝が増す今日この頃です。
亮太君の…聴き取れなかったのですが、
「同じララライ」でしたか。名言だ。使おう。
レミオの演奏は、東京体育館前でワンセグ視聴でした。
(今年もカウントダウン行きました)
小さな画面を見つめながら泣いてしまいました。
姉にドン引かれ、近くの聖子ファンにも怪しまれました(笑
トピずれで恐縮ですが、聖子ちゃん30周年突入です。偉業です。
サン・ミュージックの相沢会長もいらしてました。
リクエストコーナーで歌った、本人作詞の『シェルブールは霧雨』
のアカペラでは感動でした。
レミオ10周年もあるし、今年は何かとメモリアルっす。
投稿: くぅた | 2010.01.02 03:03
mioさん、くぅたさん、お返事遅れてすみません。
いやあ、やらかしてくれましたね。
レミオらしくてホッとしました。
いつまでもそういうキャラでいてほしいものです。
今年のレミオにはいろいろ期待しちゃいます。
こりずに(笑)応援していきましょう!
投稿: 蘊恥庵庵主 | 2010.01.07 17:41