Keynote Remote
本日、来春開校の中学校の第2回説明会を行いました。いらして下さった皆さま、本当にありがとうございました。
基本、1回目と同じ内容でプレゼンテーションをさせていただきましたけれども、ちょっぴり進化したところがありました。そう、前回は椅子にすわってMacをマウスで操作していましたが、やっぱり聴衆の皆さんの顔を見ながら説明したいじゃないですか。ですから、今回は、iPhoneを使ってKeynoteを制御いたしました。結果としてMacから離れて、スクリーンの側に立って、皆さんの顔を見ながら説明することができました。
プレゼンはMacのKeynote'09で作っております。ものすごく楽しいソフトです。某社のPowerPointとは全然違います。こちらの創造力や想像力をかきたててくれます。なんというか、今までの私の経験をいろんな面で活かせるというか、ある意味一篇の映画を作るような作業ですからね。とっても楽しい。
前書いたように、縦書きのテキストもpdfを利用して埋め込めることがわかったので、授業でももっと積極的に利用していきたいですね。私はもともと板書をほとんどしない国語教師なんですが、これでますますその傾向が進むかも…それって、いけないことなのかな?
ただ、なんというか、教師の板書をノートに写すという、いわゆる古典的な、ある種正統的な国語の授業というのは、どうも納得いかないのですよねえ。もちろん、みんながみんなじゃありませんけど、用意してきた板書をコツコツカリカリ書いて、それをノートに写させて、それで満足してちゃいけないと思うんですよ。私はそうじゃない授業を、大村はま先生にたっぷりしていただいたので、普通の授業がつまらなくなってしまったんでしょうね、きっと。
少なくともノートは、人の話を聞いて、自ら大事だと思うところをメモするのが基本だと思っています。中学ではそういう訓練をしていきたいですね。
おっと、また話がそれた。ええと、今日はKeynote Remoteの話だった。そうです。なんとiPhoneで操作できるんですよねえ。それも、いわゆるアドホック・モード(アクセスポイントを介さないで、無線LANクライアント同士が直接通信をする)で可能なのです。つまり、MacとiPhoneさえあれば、両者を無線でつなぐことができるわけです。それで、多少広い会場でも、たとえば聴衆の中に入っていって、一番後からでもMacを操作できるわけです。これは便利ですねえ。
iPhoneを買った時は、そんな使い方は全く想定していなかったし、第1回の説明会の時は、そういうことができるなんて実は知りませんでした。というか、実はそれを知ったのは4日前のことです。タイミング良かった。そして、出会いがあったら、なにごとにも時機を逃さず挑戦してみることですね。
iPhoneの操作画面はこんな感じです。横表示モードにしますと、ご覧のように次のスライドというかアクションが表示されますので、これを指で送る(スワイプする)とプロジェクターで映写されている画面もほとんどタイムラグなく追随します。
私は今回、iPhoneを右手に持ってマイクを左手に持ちました。横表示モードにしておいて、iPhoneは縦に持ち、親指で下から上へスワイプしたわけです。ですから、基本は単なるリモコンとして使い、時々画面で次のスライドを確認するという感じで使ったわけです。
スイッチやタップの方が操作しやすいのかなと思いましたが、やってみますと、スワイプの方が誤操作がなくて良さそうです。横位置に持って片手で横にスワイプするのは非常に難しいのですが…。
というわけで、来年度はこの形で授業もやってみたいと思います。うむ、やっぱりAppleの製品はすごい。こちらのモチベーションをこれだけ上げてくれるんですから。ありがたいことですね。生徒もたまにはいいでしょう。こういう時代ですから、高校でも大学並みの授業(講義)をやってもいいんじゃないでしょうかね。あるいは、生徒にも早いうちからプレゼンテーションをさせるとかね。こういう能力というか経験というのは、実社会で絶対に必要だと思いますので。大村先生もきっとこれには賛同してくれるでしょう。
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