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2009.10.26

鳩山首相所信表明

237759_c450 「い女性向けの少女マンガのシーンみたいな話ばっかりだ」「兄弟だから1、2割は共感するが、あとはただの美辞麗句だ。辞書の中から美しい言葉ばかりを全部引っ張ってきたような作品だ」「社会主義政権を美辞麗句で表現したのが今日の所信表明演説で、兄の本意だとは思えない。兄は社会主義者ではないから」。
 弟鳩はこのように兄鳩を揶揄しました。友愛もいいのですが、それ以前に兄弟愛はどうなってるんでしょう(笑)。
 先日、近隣の小学校に挨拶回りをしておりました時、面白いものを拝見しました。今は生徒数が激減し統廃合の第一候補になっているけれども、実はこの辺では最も古い小学校の校長室にですね、「闊達明朗」と大書された扁額がかかっておりました。正確に書くと「朗明達闊」ですな。それを書いた人物の名が為書きの下にありました。「文部大臣 鳩山一郎」。
 爺鳩です。石屋の鳩です。その爺鳩が提唱した「友愛社会」。もちろん、フリーメーソンの「自由・平等・博愛(友愛)」にその源があります。
 私は時代錯誤な陰謀論にはもう興味はあんまりありませんけれど、『偉大なる宇宙の建築者としての「神の存在」を信じなさい。崇高な神の支配を否定する人は入会できない』と言う石屋に心酔した鳩の、その孫鳩が、一国の首相として国家の方向性を「友愛」で語ったのは、ある意味大変なことだとは思います。
 もちろん、メーソンの言う「偉大な(崇高な)神」は「サムシング・グレート」的な存在であり、日本古来の八百万の神やらなんやらも含まれているでしょうから、考え方によっては、アメリカ的な「金神」…「こんじん」じゃないですよ、「カネ神」です…に対抗して、本来の「神世界」…「しんせかい」じゃないですよ、「かみせかい」です…を復権するきっかけにもなってくれればと思います。ま、そんなこと考えてあの所信表明を聴いた人もいないとは思いますが(笑)。
250pxichiro_hatoyama_with_two_grand どうしてもそういう世界観を表現するとなると、ああいう「冗長」で「情緒的」な文章になっちゃいますね。それはそれでしかたありません。今、私も新しい中学を立ち上げるにあたって、そんな文章ばかり書いています。まだ、始まってないので具体的でない「きれいごと」を並べるしかないのです。そうすると、「少女マンガ」や「美辞麗句」や「社会主義」になってしまう。
 まあ、簡単に言えば、生徒会(児童会)の立候補者演説になってしまうんですよ。日教組的なね(笑)。これはしかたないでしょう。
 ただですねえ、そういう「夢」や「物語」を語る時にはですね、それなりのプレゼンテーション力が必要なのです。それが今回欠如していたので、結果として「痛い」ことになってしまったのです。
 つまり、兄鳩さんはあまりに無表情で淡々と語ってしまったのです。それが彼のキャラというか、生まれつきのパーソナリティーなので仕方ないのは分かりますが、あまりにロボット的すぎた。そして、それに呼応する民主党若手議員たちの異様な(形式的という意味ではそれもロボット的な)「お囃子」が、なんだか北朝鮮みたいだった、あるいはナチスみたいだったということでしょうね。
 いずれにせよ、今回の所信表明は心に訴えかけるものが少なかったと言わざるを得ないでしょう。いつも言うように、政治はあくまでも「まつりごと」です。政治家とは、大衆と「サムシング・グレート」をつなぐミーディアムでなければなりません。兄鳩はちょっとそういう器ではないような気がします。どちらかというと、ややヤクザ風な弟鳩の方が素質がありそうです(笑)。「サムシング・グレート」は清濁併せ呑む存在ですからね。

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戦後行政大掃除し政治主導へ 鳩山首相、初の所信表明演説(共同通信) - goo ニュース 皆様のNHKは「鳩山首相の所信表明」のTV中継をしたようですが他局は「酒井法子の覚せい剤初公判」の方に関心が有ったようです。 {/face_ase1/} さて「所信の内容」ですが全体像の欠如と不要というか冗長な詳細が入り混じって入る様に思えました。 50数分の演説とは最近では最も長いと皮肉交じりで称えている局が有りました。 {/hiyoko_cloud/} 冒頭の「新しい政治の枠組みづくり」「変革」「政権交代... [続きを読む]

受信: 2009.10.27 11:32

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