『日本語教のすすめ』 鈴木孝夫 (新潮新書)
読んでいて楽しい本。日本語教のバイブル。私の敬愛する鈴木孝夫大明神の最新刊です。もう4年も経つのか…。憧れの大明神をほとんど独占して、おいしいお料理やお酒をいただきながら、とてつもなく楽しいお話をお聞きする機会を得てから。ぜひまたお会いしたいものです。
その時もそうでしたが、とにかくユーモアにあふれ、そして、何事も実に上手にかみくだいて分かりやすくお話してくれる。この本もそうです。中学生でも、いや小学生でも、すんなり理解できるし、なにしろ内容が面白い。日常(特に日本語)に隠れた意外な発見というのが、子どもに限らず私たちにとって最も学習意欲を喚起するものなんですよね。それに満ち溢れている。
あとがぎに書かれているように、その内容は、大明神のお仕事のアンソロジイとなっております。
漢字の音読み・訓読み問題における新知見、日本語は(ラジオ型でなく)テレビ型言語であるという見事な比喩、教科書にもよく採り上げられる「虹の色数」「太陽の色」「蝶と蛾と鯨」、大人には特に興味深い「催淫帯」の話、天狗の鼻は高いが象の鼻は長いワケ、形容詞が実は本体を形容していないという話、江戸時代日本酒はなかったという話…。
そして圧巻は第四章「日本語に人称代名詞は存在しない」でしょう。我々があまりに常識的に自然に無意識的に使い分けている「呼称」におけるルールを見事に解明してくれています。こういう勉強は楽しいでしょうね。
こうした楽しい発見の根底にあるのは、自虐史観ならぬ自虐言語観に対する対抗心です。日本語は論理的でない劣等言語であり、これからの国際社会では通用しない、させたくないという思い込みに対する抵抗です。
それはもちろん、裏返して言えば、日本語に対する真の理解、愛情、矜恃があると言えますね。ある意味、保守の王道的な発言も多い大明神ですが、この前の『日本を貶めた10人の売国政治家』の論者たちとは違い、絶妙な国際感覚も持ち合わせていますし、なんと言っても器の大きなユーモア、すなわち人類愛なんでしょうかね、そういうものがあるので私は好きなんです。いや、実際お会いすると、文章以上にスケールの大きな方だと分かりますよ。本当の教養人ですね。
そういう大明神が教組であるのが…大明神がご神体じゃなくて教組っていうのがすごいな…「日本語教」です。自身は「残念ながら信者はほとんどいません」とお書きになっていますが、いやいやここにいますよ!と申し上げたい。私も全くその教義を信じています。
「日本語教」なんて言うとたしかに抵抗を感じる方もいらっしゃると思いますけど、これこそ大明神一流のユーモアなんですよねえ。
「この世に折角生を享けながら、日本語という素晴らしい言語を知らずに空しく死んでゆく人を、一人でも少なくする努力をしよう」…これが教義です(笑)。そして、最後の最後に書かれているとおり、これは単なる文化侵略でも日本語帝国主義でもなく、感謝、お礼の表現なのです。日本がここまで繁栄したのは、諸外国のおかげであり、その言語や文化をとにかく輸入しまくった結果であって、そのことへの恩返しとして、今度は逆に日本の良さ、日本語の良さを輸出すべきだと言うわけです。まったくもって、面白い論理であり、納得の教義であります(笑)。
難しいことを易しく、厳しいことを優しく語る…これは教組の条件であると私は思っています。そして、そこにユーモアが必須のものであるというのも、たとえば出口王仁三郎から私は学んでいます。鈴木孝夫大明神…スケール大きく明るい神である先生、ぜひ「日本語教」の普及にこれからもご尽力いただきたい。そして、私もそれに協力させていだきたいと思っています。
Amazon 日本語教のすすめ
楽天ブックス 日本語教のすすめ
| 固定リンク
| コメント (4)
| トラックバック (0)

昨年はこの時期ジョージ・ガーシュインについて勉強しました。とっても勉強になりました。今年は同時代のクラシック作曲家モーリス・ラヴェルです。
明日10年ぶりに「VALE TUDO JAPAN」が復活しますね。それに合わせて古い大会を見ていたら、エンセン井上選手がいい闘いぶりを見せていました。なんだか当時の総合って今より面白いですね。競技としての進化が必ずしも興行的な面白さにつながらないのだと再確認しました。
格差論から貧困論へ。たしかに最近そういう傾向がありますね。
秋は憂いの季節。いろんな意味で病んでいる人がたくさんいますねえ。なんというか、覚悟ができていないのに自分と向き合わなければならない、そういうタイミングなのでしょう、秋は。
「若い女性向けの少女マンガのシーンみたいな話ばっかりだ」「兄弟だから1、2割は共感するが、あとはただの美辞麗句だ。辞書の中から美しい言葉ばかりを全部引っ張ってきたような作品だ」「社会主義政権を美辞麗句で表現したのが今日の所信表明演説で、兄の本意だとは思えない。兄は社会主義者ではないから」。
どうしてもそういう世界観を表現するとなると、ああいう「冗長」で「情緒的」な文章になっちゃいますね。それはそれでしかたありません。今、私も新しい中学を立ち上げるにあたって、そんな文章ばかり書いています。まだ、始まってないので具体的でない「きれいごと」を並べるしかないのです。そうすると、「少女マンガ」や「美辞麗句」や「社会主義」になってしまう。
今日、私は東京で3日、8日のコンサートに向けての最終練習だったのですが、練習中ずっと気になることがありました。
さて、ある意味対極的な世界での闘い。DDTの後楽園ホール大会のメインです。なんと!あの飯伏選手はヨシヒコとタイトル戦をやったんですよ!
そして、最後に桜庭和志選手!今日の試合は最高でした。40歳になった彼ですけど、まだまだ若いもんには負けない。逆に老獪な桜庭ワールドを全開させてくれました。いや、老獪じゃないな。単純に「強い」のだと思いました。けっこうストレートな強さです。
わけわからんタイトルでしょう。普通は「今日できることは今日やる、明日に延ばさない」ですよね。しかし、私の最近の座右の銘は「今日できることは今日やらない」です(笑)。
アーロン・ロザンドの所有していたヴァイオリンの名器グァルネリ・デル・ジェスが9億円以上の高値でロシアの富豪に売却されたとのこと。
パールマンは小児マヒのため下半身が不自由で、いつも椅子に座って演奏していました。同じく下半身が不自由で常に座って演奏するヴァイオリニストにレイチェル・バートン・パインがいますね。彼女も現在デル・ジェスを弾いています。
結果として彼女は片足切断の大けがを負ってしまいました。なんということでしょう。やはりヴァイオリンの名器にはいろいろな意味で悪魔が潜んでいるようです。昔からそういうことは言われていました。
忙しい、忙しいと言いながら、仕事の合間をぬってフジファブリックのメジャーデビュー5周年記念のライヴに行ってきました。いや、忙しいからこそこういう時間が大切なんです!
数日前、いよいよ準備をしてきた中学校の開校認可が下りました。ニュースでも紹介されました。
あさって木曜日、ライヴに行く予定のフジファブリックもこのアルバムに参加しています。
同僚が
プロレスバカ逝く!ショックすぎます。
「プロレスバカ」という愛称のとおり、ある意味愚直なまでの不器用さと言いましょうか、たぶんあまりに真っすぐすぎたのでしょうね。いろいろとトラブルに見舞われたこともありました。
今日は元UWF戦士にして現IGF現場監督である宮戸優光さん主宰する
お店に入りますと、もうそこにあの巨体が!なんという存在感。連れていった女子大生たちもビックリ。そのキラー・カーンさんのスケールにも驚きましたが、出てくる料理のスケールにもまたビックリ。ウワサには聞いていましたけど、このちゃんこ鍋、これで二人分だというんですから…。思わずみんな写真を撮ってました。その他、たまご焼きや唐揚げ、天ぷら、その他串ものなど、なんだかいろいろ出てきましたが、それぞれダイナミックな量で、しかしなんとも家庭的なおいしさでして、みんな大満足。
ついつい私も気分がよくなり、久々に久保田の万寿を飲んでしまいました。うまかった…。お酒もなみなみとついでくださるし、歌舞伎町としては、いや普通に考えてもかなりお得なお店ではないでしょうか。
おととい録画しておいた「スペシャル」を観たあと、すぐにBShiの「プレミアム」が始まりました。狙ったわけではありません。本当に偶然でした。
今日は学校にとっても自分の人生にとっても、一つのターニングポイントとなる特別な日でした。詳細については後日パブリッシュいたします。地元の新聞等には明日あたり何か出るかもしれませんが。





我々の常識というのは、どうも胡散臭いものですね。しかし、その常識とやらにずいぶんと縛られて生きている私たちであります。
いや、土産物屋に行くと売ってるんですよ、さかさま地図。つまり、ネタなんです。北半球での都市伝説(?)ということになりますかね、南が上の地図なんてのは。
南が上の地図ということに関しては、我が山梨県はけっこう面白い傾向があります。なにしろ、富士山がありますから。左の甲斐国の古地図は富士山が上に描かれている、つまり南が上の地図です。こういう絵地図は純粋な空間表現ではないので、微妙と言えば微妙ですけど、これを逆に富士山を下に描くと、人間の感性的にはかなり不自然になります。もちろん、それこそ山梨県民のイメージであって、世界標準では下に描いても全然問題ないのかもしれませんけど。どうなんでしょう。
それで、今日学校の場所を示す地図をデザインしていて、普通に南を上にして描いている自分に気づいたわけですよ。右の地図を見てください。ちゃんと北が下を差していますよね。でも、これが自然なんです。これを逆に描くと地元民には実に分かりにくい。この地図にはありませんが、上に富士山がドカンとあるわけです。これが下だとすごく不自然だし、なんとなく申し訳ないような気がする。富士山の上に人間の街があるなんて変です。
忙しくてあんまり詳しく書けなくて残念です(結局長くなってますが…笑)。
いやいや、実はPPVで生観戦した新日本プロレスの「
オバマ大統領がノーベル平和賞を受賞しましたね。賛否両論あるでしょう。イグノーベル平和賞なら分かるけど。まぁ、本家はダイナマイト賞だからいいのか(笑)。
一方、日本の首相、鳩山さんはこのたび日中韓首脳会談を行い、「東アジア共同体」構想を打ち出しました。予想通りというか、ちょっといやな予感がするのですが、まあこれも昔の「大東亜共栄圏」みたいなもので、かなりの無理がある話です。

今日もとっても忙しいので、音楽の紹介で失礼します。
もったいない…いまや、「MOTTAINAI」となって世界に飛び立っておりますね。ケニアの環境副大臣でノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイさんが世界に紹介してくれたおかげです。きっと「もったいない」自身は「なんとももったいないことでございます」と思っていることでしょう。ケニアと日本、どう考えてもケニアの方が環境に優しいと思うんですけどね。
iPhoneにしました。2年ほど使っていた
さあ、メンデルスゾーンの「聖パウロ」です。もともとこのコンサートは、私にとっていろいろな「意味」を期待させるものでした。
すごい一日でした。ものすごい振幅。俗から聖へ。ものすごいカタルシスを味わいました。しかし、そこに存する聖なる俗の力にも感動。
3時間近い勉強(実際ものすごく勉強になりました)を終え、急いで池袋経由で東京カテドラルへ。実は私初めてなんです。私と同い年のこの丹下作品に実際に会うのは。天候も悪かったので、到着した6時頃には、周囲はすっかり暗くなっていましたが、そのあまりに唐突な姿は、まさに東京の低い雲をつきさすようにそびえ立っていました。もうこの瞬間には、不思議なもので、体調の悪さも疲れもすっかり忘れてしまいました。
とんでもなく忙しく、そしてそのためか体調がふるわないので、今日は短く…したいな。とりあえず元気が出る話題を。
さて、その「再春館」の名をカタって、しこたま儲けているのが「再春館製薬所」です。ドモホルンリンクルです。私は全然関係ない生活をしているので、別に恨みも何もないのですが、やや過剰とも言える「善意」の押し売りに、ちょっと辟易しています。偽善的とまでは言いませんが、ヤクザに銃弾撃ち込まれるような何かがあるんでしょう。
いや、この前のレスリング関係者の結婚式の二次会でですね、くじ引きで私が見事にゲットしたのが、この「再春館」の絶倫セットだったのです!もう何をか言わんや。
最近のコメント