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2009.08.06

『甦れ!猛虎伝説 初代タイガーマスク激論スペシャル』 (闘魂 SUPER BATTLE S.P.特別編…BS朝日)

2 日は朝からとんでもないハプニングが。
 今日からですね、娘二人が四泊五日の日程で本栖湖にキャンプに行く予定だったんです。それで、集合場所に連れて行ったら、そこでいきなり「中止です」って言われちゃったんですよ。
 えっ?のりピー騒動の影響がここまで…と思ったら、全然違って、新型インフルエンザが原因でした。関係者に感染者が発生したらしい。で、この大がかりなイベント(子ども数十名&大学生数十名)が突然、それも当日の朝集合したら中止って…。
 中止の判断は正しいとしても、さすがに段取り悪すぎませんか?もう、ホント笑っちゃいましたよ。ずっと時間とお金をかけて気合いも入れて準備してきたウチとしては、さすがに拍子抜けしまくりました。もちろん、はしごをはずされた子どもたちが一番ショックだったでしょう。
 ま、ウチはですね、アントニオ猪木さんのお言葉、「一寸先はハプニング」「元気があればハプニング」をモットーとしているので、こんなことくらいでメゲたり、怒ったりしませんよ。
 なんて、昨日までは「人生はチャレンジだ!」とジャンボ鶴田さんのお言葉をモットーにし、さらになぜか「人生は3つ数えてちょうどいい!」と、和田京平さんの謎のお言葉までみんなで叫んで、テンションを上げてきたんですよね。
 ま、いずにれしても、思い通りならない、想定外のこと頻発のプロレス的人生を目指す我が家としては、これもまた楽しい「ハプニング」であったと。
 結局、夕方みんなでお好み焼き屋さんに行き、ほんの少しだけキャンプ気分を味わいました。いちおう、鉄板の上で自ら調理するわけですから(笑)。
 その後、原始仏教や密教を勉強されている方が来訪し、戦争のことや、教育のこと、輪廻転生のことなどについて語りました。その間、テレビでは、酒井法子さんの一件、押尾学の件、そして大原麗子さん死去のニュースが…。いろんなカルマが渦巻いてますなあ、芸能界も。
 さて、お客様が帰られたあと、この番組が始まりました。初代タイガーマスクの特集です。
 本当に自分が高校時代に戻ったような気がしましたね。あの興奮がリアルに甦ります。もうこれは伝説ではなくて、リアルな体験ですからね。
 番組には佐山サトルさん御本人も出演されていました。最近はややオーバーウェイトで、猪木さんからも「あの体は疑惑だ!」と、ある種のドーピング(スウィーツ)を指摘されていたりしますが、まあ、それでも最近は純プロレスの世界で本当に頑張っておられます。
 もちろん往時の動きを期待することはできませんが、しかし、独特のオーラは健在です。番組でも話されていたとおり、「プロレスラーとしてのプライド」を持っていらっしゃるんですね。それがオーラとして現れているんだと思います。それはある種の殺気であり、命を懸けた覚悟のようなものでしょう。
 逆に言えば、そういう「モノ」が最近のプロレスラーやプロレス自体に欠けているんですよね。常人が近寄りがたいあの空気がない。それこそが、プロレス凋落の原因であると思います。
 実は9日に、猪木さんの興行IGFを観戦に行くんですけど、私はIGFにそうしたプロレス的世界の復興を期待しているんです。殺気溢れる関節技の応酬から、凡人にはできないアクロバティックな動き、そして、モノノケとしか言いような「恐ろしい外人」。昭和のプロレスにはそういう「モノ」がいっぱいありました。特にそれらに「生」で接した時の、あの興奮はどんなスポーツや芸能にも代え難いものがありました。
 IGFのゼネラル・マネージャーでもあられる宮戸優光さんとも、そういう話をよくします。猪木さんがおっしゃる「最近の世の中には怒りがない」というのもそういうことでしょう。もちろん、佐山さんの伝えようとしている「闘い」もそうした本当の意味での総合的なモノであると思います。
 それにしても、やっぱり、すごすぎるなあ、初代タイガーマスク。天才としか言いようがありません。愛弟子でもある4代目も「誰にでも合わせられる」と言っていました。ランカシャー、ルチャ、ストロングスタイル…たしかにあらゆるスタイルで最高の戦いを見せてくれました。
 番組でほんの少しずつ紹介された名勝負集、本当に凄かった。今観ると、やっぱり対戦相手もみんな素晴らしいレスラーばかりですね。やっぱり最高度の戦いはアンサンブルになっていきますね。これって、まるで禅問答みたいな感じですけど、音楽でもそういうのがあるんで、なんとなく分かるんですよ。ただ仲良しのなあなあなアンサンブルと、互いの力を出し切り、互いの力を信用し切ったアンサンブルとは、全く違う空気を生み出します。
3_2 そういう意味で、佐山さんが自薦していた「ブラックマン戦」、私はちょっとリアルタイムで観た記憶がなかったのですが、たしかにブラックマン、いい選手ですねえ。結果として、非常にリ美しい試合になっている。ものすごく高度な技の応酬が観られましたね。それが不思議なハーモニーとリズムを生み出しているんですよ。今、こういう試合ないなあ…。
 番組の後半で激論(?)された「最強のライバルは誰か?」というテーマ。これも難しいでしょうね。四人のパネラーの方々はそれぞれ、GK金沢克彦さんが「ダイナマイト・キッド」、四代目タイガーが「ブラックタイガー」、ますだおかだの増田さんは「小林邦昭」、そして我らが流智美さんは「寺西勇」さんを挙げておられました。
 ううむ、たしかに難しいなあ。誰だろう。いや、やっぱり金沢さんが言うとおり、最強は流さんかな(笑)。相変わらずのプロレス百科事典ぶりを思う存分発揮されてました。もっともっと語りたかったのではないでしょうか。そういう熱い、熱すぎるほどのファン、マニアの方も減ってしまいましたね。
 もしかすると、9日に、初代タイガー佐山聡さんとお会いできるかもしれません。お会いできたら、ぜひ、地方のプロレス復興についてお話ししたいと思っています。「夢」は地方と子供たちから。

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