« 第24回 都留音楽祭最終日 | トップページ | 『第41回 思い出のメロディー』 (NHK) »

2009.08.21

自由研究

↓モザイクかけときます
Uni_2920 ななんと、娘たちの小学校では、今日が2学期の始業式です。ありえませんよね。いくら涼しい地方だからと言って、夏休みが20日までだなんて…。
 普通なら、まだ10日あるとか、あと10日しかないとか、そういう時期ですよね。なんだか変な感じです。
 今年の夏は、娘たちにとっては散々な夏でした。こちらに書いたように楽しみにしていたキャンプは新型インフルエンザで中止に。その後、とんでもないことになるし。ま、それは娘たちには直接関係ありませんが。そして、たまたま娘たちだけ静岡市にいた時に、あの震度6の地震が起きました。その間接的な影響により恒例の秋田行きも中止に。
 結局イベントとして完結したのは、7月中に行った一泊の御殿場キャンプだけでした。それは、ウチの父親がほとんど独断で申し込んでしまったもので、当初は娘たちも?っていう感じだったんですけど、今になってみれば、あれに行っておいて良かった。あれがなかったら、ホントなんもない夏休みでしたね。
 さて、今日が始業式ということで、我が家でもご多分にもれず、昨夜は大変なことになっていました。そう、夏休みの宿題を片づけるという作業に追われたのです。
 まずは夏休みの風物誌の一つ「夏休みの友」。こいつは本当にいやなヤツですね。全然友だちじゃない。「夏休みの敵」とでも言いましょうか。「友」を騙って子どもたちを苦しめるんですよね。
 でも、どうなのかなあ、昔より内容が軽くなったような気がするんだけど。それから、こうして大人になって、そして教師なんかになってから見ると、なんとも思想的な臭いのする内容ですねえ。余計に気持ち悪い。
 で、このイヤな友については、ほぼ7月中に終わっていたのでいいとしまして、実は一番厄介な「自由研究」というヤツをやってなかったんですよ。ほら、これって、結局親の取り組みが問われるわけじゃないですか。親にとっても、永遠に「夏休みの宿題」の呪縛は続くのでした。
 さあ、どうしよう、と思い始めたのは数日前です。さすがに自由研究は1日にしてならず。そこで、私は一つのアイデアを上の娘に与えました。ほとんど自分の趣味です。自分の疑問の解決のためです。
 「虫は肉を食べるか」…訳分からんでしょ。いや、実はですね、私のウチのすぐ隣に広がる青木ケ原樹海でですね、虫くんたちが非常に大活躍しているというウワサを聞いていたんですよ。ま、ウワサというか事実なんですが。
 すなわち、あそこでは毎年何人もの方が自ら命を絶たれます。そして、そのご遺体が放置されるわけですね。しかし、本当に短い時間でですね、皆さん見事なシャレコウベになられるんですよ。おそらく家の中とかだったら、そういうことになりません。樹海ならではです。
 その奇跡的な自然回帰現象にですね、深く関わっているが昆虫なのであります。それはたとえばこちらの本にも書かれていたような。
 樹海に限らず、あるいは人間に限らず、実に多くの動物が今も自然の中で死んでいっています。それらが見事に消えていくのは、様々な生物のお仕事のおかげなんですね。
 特にアリですね。アリは甘いものが好きだなんていう伝説がありますけど、実は甘いものよりお肉の方が好きなんですよ。あんまりそういうイメージないでしょう。まあ、虫の死骸なんかよく運んでますけど、動物の肉となると、あんまり見かけない。
 というわけで、ウチの庭にひとかたまりの鶏肉を置いておきまして、それがどのようになるか観察するということにしたのであります。当然、猫や鳥にやられないように覆いをしておきました。
 さあどうなったでしょう。限られた時間で結果は出るのでしょうか。もし、なんの変化もなく、誰も寄りつかずただ腐っていくだけだったら…いろいろな意味で最悪の事態ですな。
 結果は…私の予想通り、見事に3日間で全てが完結しました!予想通りだぜ。
 詳しくは書きませんが、とにかくすぐにアリの群れがやってきて、どんどん処理していってくれました。1日1種類ずつ3種類のアリが登場し、アリ内の覇権争いを演じながら、見事に片付けてくれたんですよ。ハエは数匹飛んできましたが、文字通りの意味で取りつく島がなく、あきらめてどっか行っちゃいました。ま、最後はこれも予想通りかもしれませんが、私の大嫌いな巨大なカマドウマが3匹来て、一気に全部食べちゃいましたが…。
 というわけで、かなりマニアックな自由研究が完成しました。途中何枚も写真を撮ったんですけど、さすがにグロテスクというか鳥肌ものなので載せるのはやめました。
 しかしなあ、今回、そういう自然の節理を見せつけられてですね、いろいろ考えちゃいましたよ。死んで焼かれて炭素になるのと、こうして命の連環の中で処理されていくのと、どっちがいいのかなって。
 火葬というのは近代の文化です。昔は土葬や鳥葬でしたからね。そうして自然に還るというか、命をバトンを渡すというのもいいのかもしれませんね。
 私も死んだら、樹海に放り込んでもらおうかな。虫と鳥と野犬と鼠たちに食べてもらうか。いや、それ以前に、つまり死ぬ前に、年老いたら樹海に捨ててもらうかな。
 姨捨山のように、老人を捨てた穴(バンバ穴)が、樹海の中にはたくさん残っています。

不二草紙に戻る

|

« 第24回 都留音楽祭最終日 | トップページ | 『第41回 思い出のメロディー』 (NHK) »

教育」カテゴリの記事

文化・芸術」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

自然・科学」カテゴリの記事

コメント

イヤァdash
想像したら鳥肌が!!
しかも、樹海には昔ならではの穴があるのか(>_<)
恐ろしい…。

アリがお肉を食べるとは知りませんでした!

自然の摂理ってやっぱりスゴイ!!

早いもので来年はうちのチビも小学校sweat01
自由研究やりたくないdash

今日はチビと割と先生宅に近い創造の森へ行って来ました。
日影はないもののやはり狙い通り涼しかったです♪
あの公園は行くと元気を貰えていいですよね~♪
鹿の糞も一杯あるし(^w^)ムフフ

投稿: ノリ | 2009.08.23 00:56

ノリサン
アタシ今年の夏お魚公園行ったよscissors
めちゃたのしー。
あと忍野八海も。久しぶりに行ったら、THE観光地みたいで面白い。
パチンコ大当たりします、っていう石が途中の路上で売られてて笑えました。

先生、穴について興味ありsign03
Yahoo!で検索してみます。
来年、自由研究困ったら一報下さい。
イイネタ持ってますbleah

投稿: カオル | 2009.08.23 03:13

カオルさん

お魚公園楽しいよねぇ(*^o^*)
うちの甥っ子好き過ぎて回数券買ってた(笑)

パチンコ石!!
そんなのも売ってんの(◎o◎)
ウケるんだけどdash
みんな何かに縋りたいのね。

投稿: ノリ | 2009.08.23 09:29

おっと、これを書いてる最中にノリからコメントが。
創造の森なんて、近いなんてもんじゃないじゃん。
来れば良かったのに。
なんて、昨日は新型インフルエンザ?で寝込んでました。
いきなり高熱に襲われてさあ、参ったよ。
もうほとんどなおったけどね。
動物のフンを眺めるだけでも子どもにはいい勉強だね。
やっぱり子どもは自然の中で遊ばせるのが一番。

カヲルよ、ネタってなんだろうね。
池の鯉の研究とか?
樹海の穴はホントいろいろあって面白いね。
普通に人骨とか転がってるし。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2009.08.23 09:35

菌帝×謹呈◎ 薀恥庵御亭主 様
小学校の「宿題」ですね。
愚僧など「宿題」はすべて・・・
「親父様」がやってくれておりました。笑
結果として・・・「愚僧」ありです。 笑
うぅぅぅぅん。
人間は「生きている時間(あいだ)」こそが
地獄ですね。笑
「受験地獄」だとか「就職戦線」だとか・・・
とにかく「生前」は大変です。苦笑
えぇぇぇぇぇ・・・
どんな「宗教」だろうが「人生」
だろうが「死」を乗り越えたら
「来世」は「楽ちんばかり」が愚僧の
持論です。宿題を親にまかせる
「楽天野郎」の考えそうなことですね。笑
ですから「どんな最期場」でも・・・
無問題です。笑
しかし・・・この頃では さすがに
自分の宿題は自分でやっております。 笑
課題は「今日の地獄をいかに・・・
生き延びるか」ですね。
合唱おじさん        軽愚×敬具◎ 

投稿: 合唱おじさん | 2009.08.23 19:19

合唱おじさん様、おはようございます。
なるほど深いご法話ですね。
たしかにこの世は地獄です。
あの世は極楽だといいのですが、
私は「地獄で会おう会」の会長などやってますので(笑)、
どうもあの世もまた地獄のようです。
こうなったら、私もいかに地獄でうまくやっていくかを宿題にしようかと思います。
ま、いつものことながら、その宿題もまた先送りし続けるのでしょうが(笑)。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2009.08.24 10:24

前略 薀恥庵御亭主 様
御亭主様は「極楽往生決定者」様
で在らせられます。
これは「愚僧」が保証致します。
どうぞ御安心下さい。
まぁぁぁぁ・・・
「愚僧の保証」というのが・・・
一番の不安材料ですね。大笑
これも・・・愚僧の持論ですが
「地獄の風呂も慣れてしまえば・・・
極楽極楽」。いやぁぁぁ・・・
本物の「馬鹿」ですね。笑
愚僧など「鬼」や「幽霊」や
「お化け」や「妖怪」・・・
といった御方様方とは今日まで
直接の面識は御座いませんが・・・
うぅぅぅぅぅぅん。
多分 いやきっと・・・
「仲良く」やっていけると
思っております。
昔から「鬼様」や「幽霊様」や
「お化け様」や「妖怪様」方は
愚僧より「おひとがら」が数段
上だと確信致しております。笑
極楽欠場者の合唱おじさん 敗×拝
 

投稿: 合唱おじさん | 2009.08.24 15:24

合唱おじさん様、こんにちは。
いやあ、私も地獄行きの仲間に入れてくださいよ。
どうも性分からして、極楽には興味がないんですが。
私も「モノノケ」とは仲良くできる自信ありますよ。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2009.08.25 13:33

前略 薀恥庵御亭主 様
いゃぁぁぁぁ・・・
まさに「勿怪の幸い」ですね。笑
「地獄」も住めば「都」と申します。
それでは 御一緒に・・・
「地獄」に参りましょう。 大笑
御亭主様と御一緒ならば・・・
まさに「鬼に金棒」。
向こうでも「御馬鹿暮らし」を
精進いたします。苦笑 
「合唱おじさん」改め・・・
「合唱おばけ」       拝      

投稿: 合唱おじさん | 2009.08.25 16:49

合唱おじさん様、ぜひご一緒にお願いします。
実に心強いです。
同行二人ですね。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2009.08.26 14:37

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/55913/45994624

この記事へのトラックバック一覧です: 自由研究:

« 第24回 都留音楽祭最終日 | トップページ | 『第41回 思い出のメロディー』 (NHK) »