こ、これは…
ぶ、仏壇(神棚?)が…
秋田始まったなの震源地「羽後町」。カミさんの生まれ故郷です。
昨年6月には、とうとう私たちもその聖地で一つのイベントを仕掛けましたっけ。イマン・カフェでのコンサートです。ちょうどかがり美少女イラストコンテストの日でしたから、たくさんのオタクの皆さんとも交流でき、私も負けじとスティックポスターをゲットしてきましたっけ。
で、今年はどうだったかと言いますと、残念ながら全く関わりを持つことができませんでした。かがり火天国自体が7月11日に行われたんですよね。その日は私は歌舞伎町で別のイベントに出席していましたので、ま、物理的にも参加不可能だったということです。
羽後町とその周辺は、その後もいろいろと「萌え」による町おこしを推進しておりまして、もう、なんというか、ちょっと着いていけないというか、なんともこそばゆいというか、痛がゆいというか…(笑)。
ただ全国的にもずいぶんと注目されるようになって、本が出版されたり、テレビで紹介されたり、ネットで評判になったりしています。これは考えようによっては画期的なことですよね。
カミさんいわく、日本の秘境、田舎の中の田舎、なんもない所。そんな所がこうして現代メディアでもてはやされるというのは、たしかに信じられないことです。そういうムーヴメントを作り出した皆さんの、アイデアと勇気と努力には心から感服いたします。
しかし…ううん、これはどうなんでしょうか(笑)。
実は今回、かがり火天国第3回かがり美少女イラストコンテストの開催に合わせてまして、もう一つのイベントが行われたようなのです。それは「秋田おたくオフ会」。
イベントの内容は、羽後町の文化財である古いお屋敷でコスプレしよう!ついでに萌え米食べちゃいましょう!という、実にファンタジックかつカオスなものだったようです。
まずは、こちらの公式ブログでその概要をご覧いただきたい。かがり美少女イラストコンテスト公式ブログでも告知されていますね。
これはですね、正直、その場に行ってみたかった。いや、私はコスプレしませんよ(笑)。いったいどういう空気の中で、どういうプレイの応酬があったのか、そのシュールな状況をこの目で確認したかったのです。
気になっていろいろ検索していましたら、参加者のブログがありまして、そこに掲載されている写真を見てビックリ!な、なんじゃ、こりゃあ。皆さんもご覧になってください。
ハナコさんのブログ(上の写真勝手にいただきました)
正直やられましたね。やるな、秋田のオタクたちよ。
おそらく、参加者の皆さん、主催者の皆さんも知らないと思うんですけど(知ってたらごめんなさい)、あの旧長谷山邸って、もちろん歴史学的、民俗学的、建築学的価値も高いんですが、実はそれ以上にですね、ある芸術的観点、いやある種の「萌え」的な観点からしても、すでに非常に価値が高いんですよ。世界レベルです(!)。
だって、だって、あの土方巽&細江英公の「鎌鼬」の撮影場所の一つなんですから!!
つまりですね、もうすでに40年以上前にですね、あそこである種のコスプレをしてパフォーマンスをした男がいたってことです。それが、あの土方巽だったんですよ。そこで、君たちはああやってディスプレイして、コスプレして、萌え米食っちゃったんですよ。その歴史的な重み…というか軽みかも…解りますか?
ちなみに私だったら、wktkじゃなくてガクブルしちゃって、そんなことできません(笑)。
でも、でもですね、少し考え直してみますと、またちょっと違う気持ちにもなります。
土方の存在というのも、ある種サブカルの象徴みたいなものですし、今やあれは芸術と称されますが、当時はかなり先鋭的前衛的なパフォーマンスにすぎませんでした。細江さんの写真のテクニックも、ある意味かなりフィクショナルなものです。ま、両方ともオタク文化の原点とも言えなくもない。
いや、もっと遡れば、秋田、羽後の国、いや陸奥、いやいや縄文の大地は、そうしたオタク的な血が流れている場所であるとも言える。
だいいち、なまはげだって、ありゃあコスプレですし、一種の神話性の象徴とも言えます。実にファンタジーとヒューマニティーあふれた物語世界です。
美少女萌え的には、もちろん小野小町の存在を忘れてはなりませんね。最近でも、美女がいそうな県で、東京に次ぐ第2位になってましたっけ。
その他、思いつくままに書き出しますと、菅江真澄や平田篤胤、佐藤信淵らもかなりオタク的だし、狩野亨吉に至ってはいつのまにかエロ画収集家になっちゃうし、ま、さきほどの土方巽なんかも、かなりエロチックですよね。羽後町自慢の国の重要無形文化財西馬音内盆踊りも、見事全ての萌え要素を含んでおります。
つまり、そういう風土なんですよ。だからこうなるべくしてなったのかなあ…。
ま、私自身、「萌え=をかし論」を展開して、Wikipediaにまで載ってしまうような(苦笑)思考してますからね、人のこと言えないんですけどね。高尚な(?)ものとオタク文化を結びつけて語ってますから。
田代の人々にとっては、土方が訪れた時も、のちに土方の弟子たちが聖地巡礼した時も、そして今回も、ただただ「あんら〜、おがしなのが来た」という感じなのでしょう。やっぱり同レベルでの出来事なのか。マレヒトの来訪。「おがし」はもちろん「をかし(招きたい)」、すなわち「萌え」ですからね。
あらためて、おそるべし秋田、おそるべし羽後町。
というわけで、今回の騒動(?)に全然関与できなかったのは、ちと残念でした。
お盆にはまた羽後町を訪ねます。今回はですね、さらに新たな目的ができました。またまた地元の皆さんのお忘れになっていることかもしれませんよ。ある人物の作品をたくさん見てこようと思っています。その名は、「白井晟一」です。楽しみだぞ。
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