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2009.06.05

祝!?一日一食生活5周年

↓なんの数字でしょう?
2 このところ、自分にとってのアニバーサリーが続いております。今日は一日一食生活の5周年を祝います(一人で)。
 実際のところ、5年前の6月の何日に始めたか、正確な記録がないので、ホントに丸5年かどうか、よくわかりません。たしか中旬すぎだったような…。まあ、いいや。
 とにかく、もう5年経ったんですよ、夕食のみ生活。丸5年で省いた食事は、えっと、えっと、1日2食省くとして、3650食ってことか。
 これだけでもすごいですよね。節約されたカロリーは、えっと、えっと、2食で1000kcalとして、3650000kcalってことですか!
 うん、ずいぶん地球にいいことやってる気がするぞ(笑)。世界中の人が一日一食になれば、食糧問題やら環境問題やら、一気に解決するのになあ。
 家計にも優しいですよねえ。2食で500円としても、912500円の節約です!うわぁお!あらためて計算してみてビックリ。世界の経済問題も解決だ!?
 それで、健康状態はどうなの?病気になったりしたら、元も子もないじゃん、とお思いになる方も多いことでしょう。さあ、どうでしょう。
 その答えは、こちらも5周年を迎え、100万アクセスを達成したこのブログを御覧になっていれば、お分かりになると思います。
 そう、非常に健康、超体調良好、精神的にも健康的、おかげさまで超充実の毎日を送らせていただいております。
 いや、本当にこの5年、ほとんど風邪もひかず、医者とは無縁で、仕事もほとんど休みませんでした。実際のところ、体調悪い日があったりすれば、ブログの更新も難しいですよね。そして、御覧になってわかるとおり、というか、自分であらためて眺めてみて気がついたんですが、ネガティブな記事なんか一つもないじゃないですか。疲れ気味の記事すらない。これは自分でも画期的なことです。
 あと、とにかく重症の花粉症が完治したのが大きいですね。これはホントにビックリでした。一日一食を初めて8ヶ月後の春にはもう発症しなかったのですから。おそるべしです。
 ところで、私を直接知っている方、私の見た目の印象はいかがですか?最近初めてお会いする方も激増しているんですが、皆さん、私の年齢を聞くとびっくりされますね。私、もうすぐ45になるんですけど、10くらい若く見られるんですよ。トータル的には10年前より若々しいかもしれません。特にお肌のスベスベ感は、これは自慢です。高校生よりスベスベだと思います(笑)。
 すなわち、肉体的にも、精神的にも、一日一食が非常に私に合っていたということです。全ての人にすすめるのはどうかと思いますが、試してみる価値はある健康法、生活法、そして人生の変革法だと思います。もちろん、二食から始めてもいい。あるいは週末断食とか。
 今、身長は174センチ。体重は63キロくらい。体脂肪率は16%前後。内臓脂肪の数値は10段階の5。5年間ほとんど変動ありません。安定しています。
 毎年職場で血液検査をしているんですが、中性脂肪は70mg/dlですから、まあ標準値というか理想的ですね。もちろんメタボではありません。肝臓の各数値は全くの正常値。ただ一つ、いつもひっかかるものがあります。それはコレステロールの値です。これは最初の1年は15%くらい下がりましたが、徐々に上がっていき、今では240mg/dlになっています。これは従来の基準からすると高すぎですね。
 しかし、こういう粗食生活をしていて、この数値ですから、これにも何か意味があるような気がします。最近の研究では、コレステロールはある程度高い方が生命力も高く、長生きしたり、病気になりにくいことが分かってきています。そういう意味では、今の数値は理想的な数値だとも知り合いのお医者さんに言われました。ですから、気にしていません。というか、食事療法するにも、もうどうしようもありませんから。
 最近血圧も少し高めなのですが、これは単純に加齢によるものなのでしょうか。それほど極端ではないので、これも気にしていません。血圧が高いのも元気な証拠と言えば、そう言えないこともありませんし(笑)。
 とにかく、全体として、体も気持ちも軽くなっているのは確かです。そう、精神的にもいいですね。ハングリー精神ですよ。飢えてるくらいの方が前向きになります。満腹のライオンは寝てますからね。仕事するには腹へってた方がいいに決まってます。
 前にも書きましたが、朝食を抜くことによって、私は午前中の腹痛から解放されましたし、昼食を抜くことによって、午後の眠気から完全に解放されました。それだけでも、精神的に助かりましたね。
 夕飯は食べたいものを食べたいだけ食べています。なにしろ毎日24時間ぶりのごはんですから、そりゃあなんでもおいしく食べられますよ。幸せな瞬間です。というか、毎日この幸せ感。それもまた精神的メリットでしょう。夫婦ゲンカも減った…かな?とりあえずカミさんはいろいろと楽でしょう(笑)。
 と、こんな感じで、この5年間、悪いことは一つもなかったので、これからも、たぶん死ぬまでこの食生活を続けるでしょう。
 ただ、問題があるとすれば、皆さんと一緒に行動している時、たとえばランチをご一緒しなければならない時とか、どなたかお宅にうかがって、お昼ご飯が出た時ですね。もちろんそういう時は普通に食べちゃいますが、食べると寝るという習慣がついているので、そのあと超眠くなっちゃうんですよ。まあ、それも年に数回のことですから、そのくらいは一般的な人類の生活に合わせましょう。

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心と体」カテゴリの記事

コメント

庵主さん、こんばんは。
僕は一日一食を経て、最近は一日二食に落ち着きました。一日の摂取カロリーは1000カロリーくらいだと思います。
少食になることは本当にいい事づくめですよね。個人的には食生活は人生の大部分を決めてしまうほど超重要だと思っております。
庵主さんのおっしゃる通り、病気をしなくなるし、頭が驚くほどすっきりする。それに地球規模で考えれば食料問題にも貢献していることになるのかも。観相学からすると運も向上するそうですよ。
しかし、今の飽食、美食に慣れた日本人にはなかなか難しいことかもしれませんね。

投稿: ニキータ | 2009.06.06 22:13

私は20代の頃より一日二食ですが、この春、思うところあって一日一食にしました。つまみ食いしてしまうこともあるので完全ではありませんが、食べ過ぎた時はやはり調子悪いです。

飢えの記憶のある世代や家系(DNAや先祖霊の中の記憶?)は、やはり小食や半断食は非常に難しいようです。恐ろしいトラウマの寝た子を覚ますような感じになってしまうのだと思います。奪ってでも人殺しをしてでも食べたかった!などと表現する人がいます。過食、飽食は飢えのリバウンドなんですよね。
そういう精神病理というのは、自分ばかりでなく他人にも親切のつもりで強要して、代理解消しようとするので、これに対抗するのもひと苦労です。真正面から当たると、下手するとその人のトラウマをえぐってしまって半狂乱にさせかねないので…。
だから、仲間がいると思うと心強いです。

若さ(若く見える?)の秘訣は何か?などと、私もたまに聞かれますが、しいて考えたことはありませんでした。でも、コレは大きいかもしれませんね。
サラリーマン社会のストレスにさらされていないから、というのもあると思ってましたが、付き合いの飲み食いがないというのが、天国でもあったのです。

人は腸の疲労から老いるのです。私は生まれつき腸が丈夫じゃなかったので、知らず知らず工夫していたのが怪我の功名だったのでしょう。
胃腸が頑丈な人というのは、若いうちに負担をかけるだけかけて、中年以降にどっと老いたり、難病になったりするケースが多いですね。

エドガー・ケイシー療法などでも言ってますが、アトピーや乾癬などの皮膚疾患も、腸の掃除が根本療治です。
私自身の経験からは、ギックリ腰や慢性腰痛も、宿便による腸の膨満と無関係ではありません。(私ばかりでなく他の患者のデータもそろってます)

でも、育ち盛りの子供の場合は、朝食の炭水化物は必要でしょうね。
40歳過ぎたら、肉体労働者でもない限り、本当は一日二食以下でいいのです。あの日野原医師も、かなり少食でしたね。

庵主さんの血圧が高めなのは、もしかしてここのところ交感神経緊張型の生活で、汗腺が弛まず、塩分がたまってたのかな。
意図的に運動するとか、岩盤浴するとか、ゆったりと部分浴するとかするといいかも。


投稿: Dr.TOM | 2009.06.07 01:05

こんばんは!

一日一食5周年おめでとうございます\(≧▽≦)丿


5年間も凄いですね!!


ちなみに私は、週末プチ断食をしています♪


不思議なもので、終わった後、五感が研ぎ澄まされますよね(笑)


腸を定期的に休める事は、色々な意味で本当に大事なんですよね!

コレステロールは遺伝の関係もあるのです。
だから、あまり気にしないで大丈夫ですよ!

高血圧は心配ですね…。。

白湯やお茶類を多めにとる事をお勧めします!


熱めのお風呂にはくれぐれも気をつけて下さいね!!


ご存じかも知れませんが、生食の物を食事に多く取り入れると、酵素が増えて益々腸の働きが良くなるんですよ(^O^)

投稿: ノリ | 2009.06.07 23:52

皆さん、祝福とアドバイス、ありがとうございます!
そして、身近なところにも同志がいることを心強く感じました。
なんで世の中の人たちが一生懸命1日3食に励んでいるのか、
正直よくわかりません。
政府もそれを食育と称していますが、私にはどう考えても経済政策にしか思えませんね。
もっともっと少食をひろげていけたらいいなと思います。
頑張りましょう!…って別に頑張って少食にしているわけではないんですがね。
この方が私は幸せですから。ちょっと快感ですし。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2009.06.08 06:18

うわー、アタシが先生に初めてあったときって、先生はギリギリ20代というわけですよね。
超ビビりました。
アタシの29歳とは比べものにならないです、残念ながら。恩師はやっぱり恩師ですね。
子供だったアタシは先生がとっても大人に見えました。
まだ20代だったら学園祭で、アタシ達と一緒にバカも出来ますよね、って失礼な発言お許し下さいませ。
もう45って
アタシも年とるわけです。
ロックの日に友達が赤ちゃん産んで、さっきまでお腹にいた命が、世の中に形として存在するという、生命の誕生の神秘といか、なんというか。。。
命あるものの進む時間て、一言で『スゴイ』て思いました。
その赤ちゃん、アタシ含め、周りのアホ達にロックて名前で呼ばれてます。ダンナさんにもロックにしなよって。
アタシも早いところ、人妻になります。

投稿: カオル | 2009.06.13 02:23

カヲルよ、そんなそんな。
やっぱり29歳のオレは29歳なりだったよ。
というか、今でも基本全然変ってないんだけどね。
そんなに昔という感じもしないしなあ…。
でも、さすがに最近は学園祭ではバカしなくなったね。
2年前まではやってたけど(笑)。
若手に譲らなきゃ。
そうそう、カヲルも早く人妻になれよ。
さすがにそろそろいいだろ。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2009.06.13 10:28

そうですね。
そろそろいいスネ
何てったって、妹に先こされてますからね。

投稿: カオル | 2009.06.17 02:24

いや、マジでそろそろ行かないと(笑)
その時は呼べよ。
楽しみにしてるよ!

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2009.06.17 09:44

はじめまして。『1日1食』で検索してこちらに辿り着きました。

自分は平成14年9月21日から朝食を抜き始めて現在に至ります。始めてから1週間で身体が改善していくのが実感でき、そのすごさを知りました。家族にも医療関係者にもすすめるとみんな同じ様に『朝食抜き』のすごさを実感していました。家族は自分と同じ様に今でも続けています。

ちなみに当時、身長173cm、体重56~7Kg、体脂肪率11%、現在体重が54~5Kg(中学2年時と同じ)です(体脂肪率は計測器がないのでわかりません)。

ただ時々、お昼ご飯にしても、晩ご飯にしても『おなかが空いていないのに…』と思いながらも作って食べてしまう事が多いのです。特に昼食は午前中走り回っている事もあってかおなかは空くものの、1日3食時代と同じ食後の睡魔に襲われます。夜もいつもおなかが空いているわけではありません。それで『1日1食』にしようかと考え始めたのです。

紹介されていた本、探してみようかと思います。

今日はおなかが空いているので晩御飯は罪悪感なく作れそうです。

投稿: KaoLu | 2009.08.22 18:44

KaoLuさん、コメントありがとうございました!
私よりベテランですね。
いやあ、いったい誰なんでしょう、朝ご飯食べないとダメ!なんて言い出したのは。
私も全く逆だと思います。
朝ご飯を含め3食食べ始めてからですよ、日本人に成人病やらガンやら増え始めたのは。
まあ、人それぞれの体質や性格というものがありますから、私は人にはあまり勧めていませんが、一日一食にすると人生変りますね。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2009.08.23 09:27

おはようございます。

ベテランではありませんよ(笑)。自分がやっているのは朝食抜きの1日2食で『西式断食』に近いと思います。身体は軽くなりますし、経済的ですし、玄米の美味しさを知りましたし、マイナス面無しです。

色々と力説いただきましたが、よ~く存じております(笑)。朝食が定着したのは戦後~昭和30年にかけてらしいですね。何でもかんでもカロリー、栄養素だけで健康を食事だけで作ろうとするおかしな思想が海外から入ってきたのが原因でしょうね。その理屈でいくと日本食ほど塩分の高い『不健康な食事』はないはずですが、和食が身体に悪いという人はいませんね。

昔々『あさげ』と言っていたのは現在に当てはめると朝の11時過ぎの食事の事だそうです。『朝飯前』というのは11時前という事なんですよね。5~6時の事ではありません。この時間の用事ははかどりますが朝飯前とは関係ないですね。

2日前から昼食の量を減らしています。昨日は夕方5時半頃おなかが空き始めました。この空腹感が普通なんですよね。朝食をやめてから感じるようになった感覚と同じ心地良い感覚でした。おかげで昨日は晩、玄米、納豆、みそ汁、鮭、野菜炒めだけでしたが、ご飯美味しくいただけました(ちょっと多かったですが)。

1日1食に関する本を探していますが、加藤寛一郎さんの本は品切れで、それ以外の著者では見つかりません。石原結実さんの『「半断食」健康法 』は読んだ事はありませんが、どうも1日2食みたいです。何か1日1食でおススメの本があれば教えていただけませんでしょうか。

日野原先生の(ほぼ)1日1食を参考にしています。確か、
朝、牛乳、野菜ジュース
昼、ビスケット3~4枚、牛乳
夜、普通の食事(1000~1500Kcal)
だと言っていたと思います。日野原さんよりはまだ少し多いです。

投稿: KaoLu | 2009.08.25 08:42

KaoLuさん、こんにちは。
私も基本日野原先生流ですね。
今も職場でいただいたシュークリームいただいちゃいました。
実は最近太り気味なので、2日に一食にしようかと…
なんて、単なる運動不足だと思います。
そうですねえ、1日1食の本って案外ないんですよねえ。
とにかく加藤さんのは面白すぎますので、
古本かなにかで是非読んでみてください。

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2009.08.25 13:37

1日1食+豆腐+果物が最強。小倉重成医師の著書(1日1食健康法)。甲田光雄医師の著書。

投稿: 1日1食健康生活 | 2021.08.20 19:56

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