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2009.05.16

ありえない一日…全ての邂逅に感謝

 週末もすごい方々との出会いがありましたが、今週もまた信じられない方々とお会いし言葉をかわすことができました。そして学ぶこと多数。まったくご縁とはありがたきものです。
 本当に最近の私の身に起きることは「夢が叶う」とか、そういうレベルではありません。「夢にも思わなかったことが向こうからやってくる」という感じで、ちょっと恐ろしささえ感じます。
 というわけで、今日はあまりにいろいろなことがありましたので、ごく簡単にダイジェスト版で記録しておきます。
Uni_2599_2 今日まず衝撃的だったのは、ポストの中の郵便物でした。そう、これは先週末からの続きですね。朝、東京方面にでかける寸前に郵便が届きました。その中に、出口光さんがお送りくださった貴重な資料があったのです。その内容たるや、もうなんというか、雷がどかんと落ちたという感じでした。これについてはもう少し調べてみて、わかったことを紹介したいと思います。
 そして、春の高校野球関東大会、見事我が校は宇都宮北高校に3対1で勝ちました。これで月曜日、準々決勝、横浜高校戦です。昨年のリベンジを果たしてほしいですね。頑張れ!生徒諸君!
Uni_2564 さて、私は東京で一仕事終え、カミさんと合流して高円寺のプロレスリング・ジム「スネークピット・ジャパン」へ。今日は現三冠王者高山善廣選手を招いてのキャラバン(勉強会)です。前回の桜庭和志選手の時以来ですね。それにしても、なんという贅沢な講師陣でしょう。これも一重にスネークピット主宰である宮戸優光さんのご人徳のおかげです。
 プロレスライター、プロレスの生き字引である流智美さんの司会で始まった今回のキャラバン。高山選手は3時間近くにわたって彼のプロレスを、そして総合格闘技を語り尽くしてくれました。デビューから現在に至るまでの、様々な試合や出会いについて、ていねいに質問に答えながら、実に誠実に語ってくれました。あまりに多くのことを学ばせていただきましたが、やはり印象に残ったのは、「試合をつくる」というキーワードでしたね。これは、最近、観阿弥や世阿弥の著書を読みながら、自分なりに考えていたことがあったので、非常に腑に落ちるものがありました。
 そして、なんといっても、高山選手の心の強さですね。喘息や脳梗塞、その他の怪我などを乗り越えて、そして各団体のトップを張るようになり、そして三冠チャンピオンにまで昇りつめた。その努力はただものではありません。「心のプロレスラー」を標榜するワタクシではありますが、本物のプロレスラーの前では、まったくのカタ無しであります。
 あと、高山選手の自己プロデュース力と、チャンスをつかむ(縁を作る)才能でしょうか。ああ、この人は頭もいいし、人間的にも魅力がある人なんだなと、つくづく感じました。世界をきわめるあらゆる要素を持っています。もちろん、昔ながらのプロレスラーらしいたたずまい、風格、体躯、顔も。
Uni_2583_2 そして、そして、ワタクシにとって夢のような出来事はまだまだ続きます。高山選手は今回、三冠ベルトを持参してくれました。そして、なななんと、そのベルトを交えて一緒に写真を撮っていただきました!うるうる…。もうプロレス・ファンとしてこんな喜びはありません。生きてて良かった…。
 私の肩にかかっているのは、あの、あの、インターナショナル・ヘビー級のベルトです。この王座に輝いたそうそうたるレスラーたちの名前をご覧ください!

初代 ルー・テーズ
第2代 力道山
第3代 ジャイアント馬場
第4代 ボボ・ブラジル
第5代 ジャイアント馬場
第6代 ジン・キニスキー
第7代 ジャイアント馬場
第8代 ボボ・ブラジル
第9代 大木金太郎
第10代 ドリー・ファンク・ジュニア
第11代 ブルーザー・ブロディ
第12代 ドリー・ファンク・ジュニア
第13代 ブルーザー・ブロディ
第14代 ジャンボ鶴田
第15代 スタン・ハンセン
第16代 ジャンボ鶴田
第17代 ブルーザー・ブロディ
第18代 ジャンボ鶴田

 それを今、こうして高山選手が私の肩にかけてくれている…ね、死んでもいいと思っちゃいますよね。まさに夢のようです。ちなみにカミさんが持っているのはUNヘビー級のベルト。高山選手が持っているのがPWFヘビー級のベルトです。そして、その三冠を統一したのは、言うまでもなく、山梨の誇り、尊敬するジャンボ鶴田選手です。感激…。
 さて、夢はここで終わりません。まだまだ続きます。
Uni_2589 高山選手との時間を終えた私は、すぐに杉並大宮八幡神社へ向かいました。プロレスの次は薪能です。いや、私の中では両者は非常に似た芸能であり、神事であります。そのへんについてはこちらの記事に少し書きました。
 今日は教え子がお世話になっている野村四郎師による殺生石がメインでした。まさに空間を自在に操る闌位の至芸。静と動の絶妙なコントラスト。ワキやお囃子や地謡との激しいせめぎあいとアンサンブル。
 高山選手のお話をたっぷり聞いたあとでしたので、能舞台がどう見ても四角いリングに見えてしまう(笑)。いや、しかし、あえてこう書きますが、まさに四郎先生の舞は、チャンピオンの舞ですよ。完全に「試合をつくっている」。有主風の為手。うん、全てのジャンルにおいて頂点は同じですね。
 そして、終演後、楽屋にお招きいただきまして、四郎先生とお話しさせていただく機会を得ました。これも普通ではありえないことですね。重要無形文化財でいらっしゃるわけですから。いったいどうなっているのでしょう。お疲れのところ、私のような者にていねいにお言葉をかけてくださりまして、本当にありがたく存じました。全てのお言葉、一挙手一投足に「花」がありました。感激。
 さてさて、まだまだ続くんですよ。自分でも信じられません。
Uni_2591_2 大宮八幡をあとにした私は阿佐ケ谷へ向かいました。ここでは、先ほどのキャラバンの皆さんが、往年の名レスラー、マティ鈴木さんを囲む会を催していたのです。マティさんは、ジャイアント馬場さんにかわいがられ、ジャンボ鶴田をはじめとする多くのレスラーを育てた方です。今ではアメリカに永住し、実業家として活躍されています。もちろん私は初対面。短い時間ではありましたが、私が持参した古いプロレスの写真を懐かしそうに眺めながら、楽しいお話をしてくださいました。やはり、なんというか、風格というか、歴史の重みを感じる素晴らしい方でしたね。ありがとうございました。
Uni_2590_2 そして、もう一人、まだまだ現役の名レスラー、プロレス歴35年の渕正信選手も来て下さいました。憧れのレスラーの一人ですよ。もう、渕さん、渋過ぎ。かっこよすぎ。こちらも短い時間ではありましたが、能とプロレスの話など、実に興味深い示唆をいただきました。渕さん独特の語りは、実に味わい深いものがありました。また、ぜひぜひお話したいですね。ありがとうございました。
 囲む会がお開きになったあとは、元UWF戦士の宮戸優光さんとおしゃべり。思わぬところで「禅」や「呼吸」や「青少年の教育」の話になりました。こちらもまたぜひゆっくりと、じっくりとお話しさせていただきたく思います。
 うむむ、しかし、いったいこの一日はなんだったのでしょう。今までの人生の中で最も濃い一日だったかもしれません。本当に「縁」というのは素晴らしいものです。出会いというのは楽しいものです。私もこの感謝の気持ちを忘れず、誰かに何かを還元していきたいと思っています。
 今日私と語ってくれた皆さま、本当にありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いいたします。

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コメント

アタシも夏は大宮八幡行きますよ。といっても、和田堀公園ですが。
武蔵野園(名前忘れた)という釣り堀があって、これまたおもろい。釣り堀と、中華屋みたいなのが一緒になっていて、ビールとか飲みながら釣り出来るんですよ。
今度機会があったら行ってみて下さい。
雑魚コーナーと鯉とヘラブナのざっと3つにわかれてます。
あたしは、脈竿を持っていってますが、貸してくれますよ。
おっちゃんとかおもしろくて、はまります。
でもチャリでもうちからちょっと遠いから、行くだけで疲れます。
アタシに騙されて行ってみて下さいね。

投稿: カオル | 2009.05.18 10:49

カヲルよ、そうか、あそこでおっちゃんと釣りか。
お前らしいな。
大宮八幡も、お隣の和田堀公園も、なんかいい雰囲気だね。
すっかり気に入ったよ。
しっかし、釣り堀とは渋すぎだね。
でも、ある意味東京の風情の一つだな

投稿: 蘊恥庵庵主 | 2009.05.19 04:44

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