スギ花粉のお話
先日、生スギッチ初めて見ました。「釣りキチ三平」を観に行った大曲のイオンで仕事してました。なぜかコナン君と一緒にいました。二人はどういう関係なのでしょう。スギッチさんはたしか秋田県の県職員だったと記憶していますが、コナン君の映画の宣伝なんかしてていいんでしょうか(笑)。
スギッチが県のキャラになるくらいです。秋田県と言えば秋田杉。杉の数はハンパじゃありません。どこを見回してもリアルスギッチ(つまり杉の木)ばかりです。面積比では全国一です。
では、花粉症の方が多いかといいますと、残念ながら人口比は全国最低レベルです。43位だったかな。これは不思議ですね。
逆にですね、我が山梨県は花粉症率全国一位です。たしかに周りの人はみんな鼻かんでる。くしゃみをしている。マスクをしている。しかし、杉の木の本数はなぜか全国最低レベルなんですよね。実に不思議だ。
この事実については、実にテキトーな説明がなされています。曰く、「秋田の人はスギ花粉に慣れている」、「山梨には他県からスギ花粉が飛んでくる」と。
そんな説明で納得できるわけありませんよね。実にテキトーです。では、どうしてこういうことになるのか。実は生スギッチに会った日まで、私にもさっぱり分からなかったんです。でも、その夜、リアル三平(一平)こと、カミさんのお父さんが、リアル三平(一平)ならではの重要なヒントを与えてくれました。
ちょっと回りくどくなりますが、その時の話の流れを紹介します。まず、義理の弟と一日一食の話をしてたんですよね。その中で、栄養不足で精力が減退するんじゃないか、というよくある質問をされたんです。で、いやいや、それが逆なんだよ、みたいなことを言ってるところに、義父がやってきました。
ふむふむ、なるほど、と義父もうなずいています。それで、私が、どんな動物も満腹な時には寝てばかり、ハングリーな時にこそいろいろ盛んになる、ミジンコとかもピンチの時に繁殖するじゃないっすか、というようなことを言ったんですね。そしたら、父がこう言ったんです。
「そういえば、杉でも日の当たらないような所のやせてる木が、やたらと花粉を飛ばすなあ」
私はその時、あっそうか!と思わず小膝を打ちました。さすが山のことを知り尽くしている。都会のもやしっ子である私なんかには、そんなこと全然わかりませんよ。
杉の木も生命の危険を感じると、そうやって子孫を残そうとするんじゃないでしょうかね。生き物として、そういう発想というか、そういう行動に出るのは理にかなっています。
そうすると、予想されることがありますね。秋田は今でもスギッチ…ではなく杉の産地として有名です。ですから、植林された杉は比較的ていねいに扱われています。しっかり間伐され、枝打ちされ、健康的に育っているものが多い。
しかし、例えば山梨の杉なんか、たしかにひどいですよ。植えたはいいけれど、もうあとは放置。林業、衰退の一途をたどっていますからね。植えられた杉にとっては迷惑きわまりない話です。もう全てのスギッチが生命の危機に瀕しているとも言えます。ですから、バンバン花粉をまき散らすんじゃないでしょうか。
はなこさんという環境省のサイトを見てみましょう。たしかに秋田だけ花粉の飛散量が少ないですよね。これってやっぱりスギッチが元気で幸せだからじゃないでしょうか。
人間界でも、この飽食の時代はまた少子化の時代でもあります。戦争や飢饉の時には出生率が上がったりもします。先進国よりも発展途上国の方が子だくさんです。まあ、あまり単純に語ってしまうことにも危険性はありますが、全くありえない話ではないのでは。
杉花粉症は日本に独特の病気です。それも私が生まれた60年代の中ごろから突然始まりました。戦後国策として植林されたスギッチたちが、高度成長の始まりとともに見捨てられていった時期と重なります。
どんどん豊かになって行く人間と、その人間の都合で集められ、のちに放置された、奴隷たちの反乱なのかもしれません。スギッチを奴隷だなんて思わず、県の職員にまで抜擢した秋田県民には、恩恵だけが与えられているわけです。
私は、別にそのことに気づいてではありませんが、5年ほど前に一日一食を始め、その翌春には、超重症だった花粉症がほぼ完治してしまいました。それについてはこちらに書いたとおりです。今年もほとんど発症することなく、そのシーズンを終えられそうです。
私は、結果としてスギッチに大事なことを学びました。花粉症に悩む皆さん、ちょっと発想を変えてみてはいかがでしょうか。
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