お寺のコンサート〜宴会(縁会)
↓妙にしっくり。ご本尊とチェンバロと渡辺さん。
今回で4回目となる、富士吉田吉祥寺での渡辺敏晴さんのコンサート。お寺でチェンバロという珍しい演奏会です。
今までは私もヴァイオリンで協力させていただきましたが、今回は完全にお客さんとして、しっかり堪能させていただきました。
まずは住職のお話と座禅から。東洋とか西洋とか、仏教とかキリスト教とか、いろいろな壁や境目をとっぱらって、心を無にして、こだわりを捨てて音楽を聴きましょう。うん、まったくその通りです。私も最近ようやく自分のこだわりや偏見を捨てることができるようになってきました。
しかし、これもまた、いつも言うように、ある意味こだわってきたから到達できた境地とも言えます。「コトをきわめてモノに還る」。いろいろな器から溢れ出して、いつのまにか元の自然に還る。気持ちいいですね。
そういう気持ちになって聴く音楽はまた最高でした。いつものように渡辺さんは、イタリアン・チェンバロだけでなく、和楽器である胡弓も演奏。また、自らの歌による弾き語りもあり、いつものように変化に富んだ楽しい演奏会です。
曲目も面白いですね。フランスやイギリスのバロック音楽はもちろん、日本民謡や、現代の音楽、そして渡辺さんのオリジナルまで。オリジナル良かったなあ。竹久夢二の詩にシンプルだけれども深みのあるメロディーと和声を施し、ステキな小品に仕上げていました。やっぱり日本語の歌はいいなあ。
さてさて、コンサート終了後は、演奏者の渡辺さんと、その弟さんで声楽家の渡辺さん、そして、吉祥寺住職の渡辺さん、三人の渡辺さんと我が家で宴会を催しました。これがまた濃い濃い。マニアックすぎて、普通の人はついてこれないだろうなあ(笑)。考えてみると、音楽家の渡辺さんご兄弟もお寺のご子息なんですよね。ま、見た目は私が一番坊さんっぽいんですが。
まずは、我が家のお宝「耀わん」の気をたっぷりいただいてから呑み始めました(住職は禁酒の行)。禅、仏教、書、音楽、霊、酒、気…話はどんどん広がっていくのですが、到達するところは実は一つだったりして。その拡散しながら収斂していく、そして循環していく、まるで宇宙の仕組みを見るような話の連続に、なんとなく皆興奮気味。眠気も忘れて語りました。
それにしても、三人の渡辺さん、まったくすごい人生を歩んでいらっしゃいますね。私なんかとても足元にも及ばない。多いに刺激を受けましたよ。
ある意味、全く違った場所で全く違った人生を歩んできた者どうしが、こうして富士山で出会って語り合う。全く縁というのは不思議なものです。宴会ならぬ縁会だなあと、つくづく思った次第です。
これもまた、お互いに何かにこだわってやってきたからでしょうね。そして、こだわったコトが縁を生み、こだわりを超えた広がりを生む。そしてまた溶け合ってモノに還っていくんでしょうか。なにか、今日のコンサートと縁会で、そういう永遠なる変化と循環のイメージが頭に浮かびました。
皆さん、ありがとうございました。
これからももっとたくさんの方々と「縁会」楽しんで行きたいと思います。まだ見ぬ縁者の皆さん、積極的にアプローチしてきてください。受け入れ態勢は整っていますので(笑)。
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