カー・コンピューター・パッド (車内用簡易テーブル)
これから、仕事やら趣味やらで、東京へ泊まりがけで行くことが多くなります。車で行って、車に泊まって、車で帰ってくるというパターンですね。え?車で寝るの?と思われる方も多いと思いますが、毎度知らない町を気兼ねなく散策しながら楽しむには、これが一番です。夏は暑くてかないませんけど。
で、そんな時のために一つグッズを買いました。ちょっとしたテーブルです。ハンドルに引っかけて使うヤツです。
送料込みで1080円という怪しい商品でしたから、あんまり期待していなかったんですが、まあ普通にコンビニ弁当食べたりするには充分でしょう。ただ、10キロまで耐えられるなんて書いてありますが、絶対ムリです。
しかし、そういう実用性以上に元を取れたなって思わせてくれたのが、その箱です!
まあ、だいたい中国製品のパッケージとか取説とかって、とってもVOWなことになってるものですが、これは久々に高度というか、やるな!と思わせる内容だったので紹介します。
まず、上の写真です。この製品のアイデンティティーにも関わることです。コンピューターパッドと銘打っているだけあって、たしかにPCが乗っかってますね。ああ、こうしてノートパソコンも使えるのかと、つい思ってしまいますね。でも、よ〜く見てみますと、このPC妙に小さくないですか?隣に写っている懐かしいシェイプのケータイと比べてみましょう。いったいどこの製品でしょう。最近は小型低価格ノートパソコンがはやってますけど、この時代にこんなコンパクトな製品があったなんて。ちょっと欲しいぞ(笑)。
ちなみに、ウチのMacBookはかろうじて乗っかりましたが、とてもタイピングできる状況ではありませんでした。あと、表面はすべり止め加工って書いてありますけど、思いっきりすべります。それから、左にあるペットボトルを立てるためとおぼしき穴は、浅すぎて実用性があんまりありません。500mlまでOKなんて…実際置くと重みで傾きます(笑)。
さて、続きまして、箱側面を見てもらいましょう。もう説明はいりませんね。「テーブル」が縦書きになって、こういうことになってます(笑)。まあ、たしかに外国語の、こういう微妙な事情は、私たちも分かりませんよね。でも、なんか新鮮。よく先方が間違える「ン」と「ソ」については、ちゃんと区別できてますね。感心、感心。
↓click!
しかし!盲点がありました。裏面の説明書きです。特長の3行目の最後はフォントが重なってしまった事故でしょう。これはまあいいとして、5行目ですね。なんと言っても圧巻なのは。
「ボトル」の「ボ」、これどう見ても「木」に濁点が付いてます。すぐあとの「ホルダー」も「木ルダー」になっている。ううむ、漢字の国らしからぬ、いや、らしい間違いなのか!?漢字に濁点を付けるとは…やるな。よく子どもの頃とか、ふざけて漢字に濁点をつけたりしてましたが、こうして活字で見るのは案外初めてかも。よく頑張りました。
←click!続いて、英語による説明です。いきなり不思議な英語になっています。全体に文法を無視した素晴らしい英作文ですね。意味あり気に途中で終わってる文もあるし(笑)。Feature の最後、いきなり「More convenience」だけになっちゃってるし。だいいち日本語の「特長」と全然違うこと書いてあるよなあ。
How to install もシンプルでいいっすね。全然ハウトゥーじゃねえよ!わからんえねよ!と言いたい。取り付ける前に上の絵を見ろって(笑)。いや、conference という動詞(?)はどういう意味なんだ?すごいですね。でも、ちゃんと取り付けられたから、言語なんてこれでいいのか。
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