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2009.03.23

栗コーダーカルテット 『ウクレレ栗コーダー』

5135nefc5nl_sl500_aa240_ 日、第24回都留音楽祭の実行委員会がありました。今年は8月16日から20日までの日程で行われます。特別講師は3年ぶりになりましょうか、世界を代表するテノール歌手ルーファス・ミューラーさんになる予定です。楽しみですねえ。そう言えば、3年前、ウチのカミさんルーファスさんにほめられてたな、「帰ってこいよ」で(笑)。
 さて、実行委員会の中で、吉沢実先生と話したんですけど、この前書籍版をあらぬ形で紹介した、アカデミー賞受賞作「つみきのいえ」の音楽って、栗コーダーカルテットのイケメン近藤研二さんが担当してたんですよね。ついに都留音楽祭からアカデミー賞が出たか!って話したんです。近藤さん、十数年前に都留音楽祭で勉強してる、ある意味卒業生なわけです。
 彼の所属する栗コーダーカルテット本体の活躍もすさまじいですね。吉沢先生、つい先々週も彼らとコンサートやってきたそうです。今や全国どこへ行っても大人気ですからねえ。
 たとえばウチのカミさんにその話をしたら、キャーッ!って言うんですよ。主婦にとって彼らはアイドルであると。子育て中のママさんたちにとって、彼らの音楽は昼間の家事育児のBGMですからね。ピタゴラスイッチをはじめとしてNHKのいたるところに彼らの音楽があふれていますから。忙しくストレスフルな主婦にとって、彼らの音楽はまさに福音であるらしい。あの微妙な脱力感が家庭の、世界の平和に貢献しているということですね。
 そうそう、この前、教え子がロックバンド「相対性理論」のライヴに行ったんですけど、なんと前座が栗コーダーカルテットだったというではありませんか。ああ、それ知ってる人だよ、とか言ったらビックリしてました。ロックと栗コーダーのコントラスト、なかなかいいセンスしてますね。とにかく、彼らの活躍はジャンルを越えているわけです。
 彼らの魅力を最もよく伝えるアルバムがこの「ウクレレ栗コーダー」ではないでしょうか。まず選曲が素晴らしい。くやしいけれど、私が宴会芸でやりたいと思った曲ばっかりです。そして、編曲が素晴らしい。くやしいけれど、私にも才能があったらこういうふうにやっただろうなあというアレンジぶりです。
 そしてそして、演奏が素晴らしい。リコーダーやウクレレといった、伝統的で正統的でありながら、どこかオモチャっぽさ(すなわち子供の純粋さ、単純な美しさ)を持った楽器の特性を見事に生かしています。
 これは正直センスの問題ですね。ここで思い出されるのはプロレスですね。最近勉強している本当のプロレスリングですよ。完璧な技術を持っていながら、それをあえて崩し隠し、エンターテインメントとして、ショーとして示すことができるのが、私は最強だと思っています。
 まあ、とにかく試聴だけでもしてみてください。はまりますよ。有名な「やる気のないダースベイダーのテーマ」だけでなく、「ハイウェイ・スター」なんかも最高ですねえ。そして、なんと言っても、クイーンの「ボヘミアン・ラプソディー」ですね。私もこちらで宣言してますけど、この曲って完全コピーしたくなる曲なんですよ。それを見事にやってくれています。うむ、やられた!くやしいなあ…笑。
 ちなみに最後の「もののけ姫」のオリジナルを歌っている米良美一さんも、都留音楽祭の卒業生です。
 これからもどんどんユニークな人材が育ってほしいですね。そういう音楽祭なんです、都留は。もちろんまじめな(?)古楽演奏家もたくさん輩出していますけれど、それだけじゃないんです。あの温かさから、本当の音楽の喜びが生まれるのです。私もスタッフとして、そして宴会要員として頑張っていきます。案外、あの宴会が優れた人材を育ててたりして(笑)。責任重大だな。

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