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2009.03.29

『鎌鼬の里』から小安峡温泉『多郎兵衛旅館』へ

0277 田二日目。まずは昨年の今日も訪問した「鎌鼬の里」へ。義母の実家のある所です。
 「鎌鼬」で土方巽と堂々とわたりあい見事な存在感を示している高橋市之助さんにも1年ぶりにお会いしてきました。残念ながら、奥様は昨年の6月にお亡くなりなってしまいました。3月にお会いした時は、本当にお元気で、あの写真集で見せたふくよかな笑顔で、私たちの不意の訪問を温かく迎えてくださったのですが…。きっと市之助さんもお気を落としていらっしゃるだろうと心配しておりましたが、お元気そうでいらっしゃり、私たちを思い出すと、椅子から立ち上がって私たちを玄関に迎えてくださりました。ありがとうございました。
 「鎌鼬の里」も今年は雪が少なかったと言います。しかし、さすがは日本随一の豪雪地。まだまだ雪がたくさん残っておりました。この雪が春の日差しで豊かな水となり、人々の生活を支え、そして秋にはたわわに実るあきたこまちになるんですね。
 「鎌鼬」からもう45年近くになりますが、この里の基本的な営みは変っていないのでした。
 さて、鎌鼬の里から帰ってきた私たちは、湯沢市皆瀬の小安峡温泉へ。途中、稲庭うどんで有名な稲川町を通過し、右手に毎年夏のプロレス祭り「みちのくメルヘン」の舞台となっている旧皆瀬村役場を見ながら、さらに山を登りますと、まずは大きな皆瀬ダムが見えてきます。たくさんの白鳥が羽を休めていました。
1 そのダムに水を注ぐのが皆瀬川です。そこにかかる橋から眼下を望むと、その深さに本当にめまいがします。旅館のバスの運転手の方が、道端の雪を固めて橋の上から谷底に投げ込んでくれました。その様子を動画に撮ってみましたので、右の画像をクリックしてみて下さい。あの迫力と恐怖が伝わるかどうか。
 そして、その川床から大量の湯気が上がっているのが確認できますね。これが有名な大噴湯です。1時間に98℃のお湯が10トンも噴き出しているとか。でも、あんまり深い谷底での出来事なので、橋の上からではちょっと迫力不足ですね。ずっと階段を下って間近に見ることもできるそうです。あの谷底に降りていくのもけっこう勇気がいりますね。
Photo_01 さて、しばし足をすくませた我々は、近くの「多郎兵衛旅館」に向かいました。今日はここで義父の還暦祝いを催しました。
 お昼過ぎに旅館について、まずはみんなでゆっくり温泉につかりました。なにしろ、この小安峡温泉は、かなり古くからの湯治場であり、「多郎兵衛旅館」の初代の名前も、あの菅江真澄の書物に現れるとのことで、その歴史と価値の重みを実感できます。
 旅館自体は2年ほど前にリニューアルしたとのことで、清潔感あふれる大変立派な造りでしたが、お風呂も含めて、大正ロマンの感じをうまいこと演出しており、レトロな雰囲気も適度に味わえましたね。
 お湯はアルカリ性の単純泉。刺激も少なく、やわらかいお湯で、ちょっと触れるだけですぐに肌がスベスベになりました。湯温も私好みで熱すぎず、ゆっくり休むことができました。あの罰ゲームをやってから、腰をすっかり痛めてしまい、靴下を履くのも難儀な状態だったのですが、おかげでだいぶよくなりました。助かった…。
Uni_2213_6 さあ、お風呂も良かったけれど、なんと言ってもお食事のおいしさについて語らねば…だけど、細かい食材なんかは忘れてしまった。なにしろ秋田独特の食材ばっかりだから、名前からして初めて聞くものばかり。カミさんに聞けば分かるだろうけど、全部書き出すのはちょっと面倒なので、省略します。すみません。下の旅館のホームページで少し分かるかな。まあ、とにかく春の味覚満載で、最高においしかったということです。写真左上の空のお皿には、のちにイワナの蒸し焼きがやってきました。はらわたを抜いて、代わりにバッケ(ふきのとう)とクルミの味噌が詰まっていて絶品でした。
 お酒は、「十二代多郎兵衛」という純米吟醸生貯蔵酒をいただきました。これがまた辛口でうまかった。生にしてはずいぶんと淡麗で、食事の味覚を損なわない銘酒でしたね。つい飲みすぎてしまいました。
 サービスも含めて大変いい印象を持ちました。ぜひ今度は宿泊したいですね。

多郎兵衛旅館 公式

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