ツンデレ・テレビ 「SEGNITY(セグニティ)」 (イー・レヴォリューション)
最近になって急に欲しくなったもの。
いえいえ、勘違いしないでください。決してそういう趣味ではありません…かな?まあ半分ネタであり、そして半分マジです。
まず最初に、なんで最近になって急になのかということ。このワンセグ・テレビは1年半ほど前に発売され、一部の(おそらく本当に一部の)マニアには評判になった製品なんですが、実はですね、もうすぐ手に入らなくなる可能性があるのです。
今年に入って、青森を代表する電気機器メーカー「アンデス電気」(八戸市)が、民事再生法を申請したんです。みちのくで頑張る会社の一ファンとして、ひそかに応援していた私としては、とってもショックなことでした。
実はこのツンデレ・テレビもアンデスさんが製造していまして、それで「やばい!」と思ったんですね。まあ、ちょっと気になっていた女の子が急に引っ越すことになって焦ってるって感じ?…(笑)。
ま、それは冗談としまして、このテレビはですね、もともとタカラトミーの企画商品だったんです。でも、玩具と言えるかどうかという問題や、製造コスト、そして価格設定などの問題で、一時開発中止になったとか。それで、そのアイデアをイー・レヴォリューションさんとアンデス電気さんが引き継いで、なんとか日の目を見たわけですね。
ま、そんな事情もありまして、この世界でたった一つ、おそらくは歴史上もたった一つとなるであろう、ツンデレ・テレビが急に欲しくなったのであります。
マジメな理由というのもあります。ここ数ヶ月、ポータブルなワンセグ・テレビを探していたんです。これは実験のためです。そう、以前ずいぶん書きましたが、ウチは富士山の中腹で標高が高いおかげもあって、東京タワーからの電波を受けることができるんですね。皆さん御存知のとおり、2011年の7月にこの世に革命が起こり、アナログ波は止まってしまいますと、ウチではテレビ東京が(!)見られなくなってしまうんです。そのへんの事情はこちらなんかに書いた通りです。
で、そろそろ本気でその対策を立てねばと思っていましてね、なんとかワザを駆使して東京波をゲットして、ポケモンをゲットしようと。ポケモンマニアの娘たちのためです…いや、単に自分のマニアックな趣味を満足させるためだというウワサも…。
それで、外部アンテナ端子のついた安いツンデレ…じゃなくてワンセグのテレビを探していたんです。フルセグよりもワンセグの方が遠方まで届きますから、まずはそちらでテストしようという魂胆です。
その時、条件(乾電池仕様も含む)を満たす最安の製品として目に留まったのが「SEGNITY」だったんです。それが年末。そして年明けすぐに「アンデス電気」倒産か!?のニュースが。まあ、そういう流れもあったんですよ。
ところで、このツンデレ・テレビ、どういうものなのか御存知ない方のために少し紹介しておきます。
このテレビは音声ガイド(?)付きなんです。つまり操作するたびにしゃべる。ガイドじゃないな。だって操作する前に指示するんじゃないんだから。ま、いいか。それで、どういうことをしゃべるかと言うと、製品を買ってすぐの頃は、ツンツンしてるんです。厳しい言葉を返してくる。態度がデカイ。それが使いこなすうちに、だんだんデレデレしてきて、しまいには甘〜いムードにまでなっちゃうらしい。
たとえば、チャンネルを変えようとすると、次のような言葉を発するそうです。その変化も含めて紹介します。
「あ、あなたのためにチャンネル変えるんじゃないんだから」「ちょうど飽きたところだから、チャンネル変えていいわ」「どのチャンネルにする~?」「チャンネル、かえるね……」「チャンネル、かえまーす。えいっ」
ブッ!活字だけでもかなり笑えますな。ほかにも、「テレビでも見る気!?」→「一緒にみよっか~」、「うるさいわね~」→「音おおきくしま~す」なんていう変化もあるらしい。
ちなみに声の主も本格的です。採用された声優さんはツンデレ界の大御所、釘宮理恵さんです。あと、ホームページからダウンロードすると、別のバージョンも楽しめるらしい。ううむ。なかなか魅力的だ。
というわけで、今とっても欲しいと思ってるんですけど、こんな買って使ってると、カミさんに何て言われるかわからんし(いや、けっこう面白がるかも)、職場で使ってて、いきなりツン声やデレ声が出たら…いや、最近の生徒は純正ヲタが多いから大盛り上がりになるな、きっと(笑)。買っちゃおうかな。手に入らなくなってから後悔してもなあ。実験もしなくちゃならないしなあ。今なら7000円ほどで買えるし…。
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