プリントできるデジカメ(ほしい…かな)
昨日は「あったらいいな」というお話でしたが、こっちはもうあるので「ほしい…かな」です。
とは言ってもどうしてもほしいなあというほどではありません。現在の私は、今はなき名機「ユニデンUDC-5M」で、実に快適&快感なデジカメライフを送らせていただいていますし、プリントはこれもまた今はなき迷機「DVP-PS1」を使っています。用紙とインクリボン…リボンじゃないなシートかな…がなくなってしまうおそれはありますが、今のところ買いだめがあるのでなんとかなってます(インクジェットよりずっといいですよ!)。
でも、なんとなくその場でプリントしてみんなで見るっていうの、いいじゃないですか。ポラロイドがポラロイドカメラから撤退すると聞いた時、なんか一つの文化が終わったような気がしましたよね。
デジカメってどんどん画像ファイルは増えますが、なかなか「写真」としては増えないじゃないですか。情報すなわち「コト」は増えるけど、写真という「モノ」は増えない。本当にあの一瞬は固定されているのだろうか。この世に存在しているのだろうか。
まあ、ある一瞬を固定しようとするのは、ワタクシの学術的な研究(?)によりますと、いわゆる「をかし(招きたい)」という感情に基づくものであって、これは人間の根本的な煩悩です。
それをモノとして残すのが銀塩写真でした。それがデジタル技術によって、基本的に情報によって蓄積されるようになりました。まあ、考えようによっては、これは人間の記憶と同じ保存方法ですから、本来の形に戻ったとも言えますが。
それでも、なんというか、ある過去の一瞬を現在に現出させる、インスタントカメラ的な技術、というか奇術というものの魅力は何物にも変えがたいですよね。それが一瞬ですけど、デジタル技術という新興勢力に追いやられてしまった…しかし、そういうインスタントな即物的な楽しさ、あるいは手に取る実感というようなものは捨てがたいですよね。だいいち、ポラロイドカメラの市場、そういう需要というのは、けっこうあったと思うんですよ。高校生なんか見ててもけっこうそういうの好きですよね。プリクラ文化もちっとも衰退しないし。
あと、いわゆるトイカメラ的な需要ですね。あのポラロイドの色彩感とか解像度の微妙さなんかも、ある種アーティスティック、インスタントで楽ちんな芸術性というお遊びも、これまた密かに人気があります。ギガレベルの画素数でやたら精細にリアルに日常を固定するのは、実は無粋なことだし、我々はそこにある種の恥ずかしさを感じているのでした。
で、そうしますと、デジカメでありながら、その場でプリントできて、テキトーに低画質なものがあれば、とりあえず我々の願望は満たされるわけじゃないですか。
それが、まずおもちゃメーカーから発売されました。Xiaoです。これはこれで、なかなかいい製品です。デザインも面白いし、スペックもテキトーに充分。センスいいですよね。基本縦位置で使うというのも斬新です。大きさや質感も絶妙です。ただ、ちょっと高い。Zink技術を使った専用ペーパーも1枚40円以上の計算になり、まあ我慢できないほどではないにしても、なんとなく高いような気がする。
そんなことを思っていた矢先に、本家ポラロイドが満を持して作ってくれましたよ。プリンタ内蔵デジカメを。これぞ新しいポラロイドでしょう。まだ日本では発売されてないんですが、アメリカでは1.99ドルですから、トミーより安くなるでしょうね。基本性能はほとんどXiaoと一緒です。500万画素、固定焦点、Zink技術です。こちらは普通のデジカメと同じ横構え。
まあ、個性的とは言えませんけど、前面に大きくプリントされた「Polaroid」の文字が、我々の煩悩の歴史を物語っていますね。ちなみに、こちらのZINKペーパーは1枚30円を切りますので、そういう意味でも身近になりました。ついでに言っておきますと、こちらのペーパーはXiaoでも使えるそうですよ。
元祖ポラロイドカメラより優れているのは、撮りためた画像の中から何枚もプリントできることでしょうか。もちろん同じ画像を何枚もプリントできますから、パーティーなんかで配るには最適でしょう。
きっと自分では買わないと思いますけど、誰かが使ってるのを一度見てみたいですね。やっぱり、あの、本体からヌ〜っと出てくる感じ、あれを体験したいのかな、ただ単に。これも煩悩かもしれませんね。あとはじわ〜っと絵が浮き出てくれば完璧なんですが、それはさすがに無理か。
Amazon Xiao
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