『レッツゴーヤング〜今夜もフレッシュ〜 (85.1.13)』(NHK BS2 蔵出し劇場)
今週も懐かしい「レッツゴーヤング」について。1日おくれですが、報告します。
昨日の放送は1985年1月13日分。番組表によると次のような内容となっています。
【出演】太川陽介、石川ひとみ、サンデーズ、吉川晃司、柏原芳恵、石川秀美、THE GOOD-BYE、工藤夕貴、松本友里 ほか 【曲目】「モニカ」「悪戯ナイトドール」「HEY ミスター・ポリスマン」「野生時代」「ボーイ・キラー」「恋はじめまして」「Don’t Make Me Blue」「ピンクの花粉」ほか【収録】東京・NHKホール
やはり、注目すべきは吉川晃司さんと岡田有希子さんでしょうね。
吉川晃司さんは「モニカ」と「ダンスで夏を抱きしめて」、岡田有希子さんは「恋はじめまして」を披露しました。
このお二人、今考えますと、なかなか微妙な関係であります。前年の年末、二人は多くの新人賞を獲得しました。日本歌謡大賞優秀放送音楽新人賞はお二人で分け合っていますが、日本レコード大賞最優秀新人賞とFNS歌謡祭の最優秀新人賞は岡田さんの受賞となり、吉川さんは選から漏れました。
比較的地味で、楽曲の売り上げもそれほどではなかった岡田有希子さんが受賞し、女性から圧倒的な人気のあったナベプロ期待の吉川晃司さんが落選したことで、いろいろと物議を醸しました。プロダクションの裏工作も噂されましたし、なんといっても吉川晃司ファンの女性たちの、岡田さんに対する敵意はすさまじいものがあったとか。
この番組にも、当然吉川ファンの多くの女性が悲鳴を上げていましたが、岡田さんが登場した時には微妙な空気になっていたと感じたのは私だけでしょうか。私だけか(笑)。まあ、吉川さんは2曲披露しましたから、腐女子たちの魂は鎮められたかな。
ご存知のように、86年4月、岡田有希子さんは自殺しました。ショッキングな事件でしたね。私もよく覚えています。で、彼女の葬儀の時、舘ひろしさんと吉川晃司さんがサングラスをしたまま参列したということで、これもまたいろいろと物議を醸しましたね。
岡田さんの死については、本当に謎が多く、今でもある意味伝説化してしまっています。金庫に保管されているという遺書は、永遠に公表されないのでしょうか。
そうそう、もう一つ。吉川晃司さんと言えば、この85年の年末、紅白歌合戦に初出場し、酒を飲みながら登場、ステージを酒びたしにし、他の出演者にも多大な迷惑をかけました。そのため、その後しばらくNHKには出入り禁止になったんですよね。
それがねえ、まったく時間というのはすごい力を持っていますね。今年の大河ドラマ「天地人」において織田信長を演じているわけですからねえ。面白いですね。
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