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2009.01.19

ヒコザルの顔色が悪い件について

1 ンター試験の話から突然ポケモンというのもなんですが、その振れ幅こそがこのブログの醍醐味であります…いやいや、昭和の遊びに「かんけりの政治学」があるのなら、平成の遊びに「ポケモンの政治学」があってもおかしくない。
 そういえば以前こちらに「ポケモンの歴史学」(?)を書きましたね。『ポケモンセンター…ここは、かつてはまつろわぬモノ(蛮族の神の子)であったポケモンたちが、大和民族によって飼いならされ、集められている場所であります』ですと!今読むと、これこそ、ニューアカ的、ポストモダン的、構造主義的、中沢新一的「遊び」じゃないですか(笑)。
 と、本気の冗談はここらへんにしておきまして、私、センター試験より何より、昨日とっても気になることを発見してしまったんで報告しておきます。ヒコザルの顔色が悪い件についてです。
 昨日、センター終了後、生徒たちが学校に帰ってきまして自己採点しましてね、まああいつらのことですから、なんだかそんなシチュエーションでもノリノリでして、なぜか採点よりも車座になってトランプを始める始末。出前で夕飯を頼んで、なかばパーティーのような状態で採点しました。
 まあ結果としてはまあ実力どおりだったんですけど、女の子たちですから、悲喜こもごもの涙がありまして、そんなやつらを励ましたり慰めたりして、かなり疲れて帰宅しました。
 で、家に帰ってきたら、食卓の上にですね、第一パンの「ポケモンみんな元気でチョコクロワッサン」の袋があったんです。ああ、子供たちの大好きなポケモンパンか…みんな元気で…ん?ん?えっ?…みんな元気じゃないじゃん!?
2 そうなんですよ。右の写真を見てください。分かりますかね。ピカチュウの後にいるヒコザルの顔色が異様に悪い。なんか緑がかっている。これは間違いなく病気です。本来のヒコザルは上の写真のようにとっても健康的な肌の色をしているはずなんです。
 ちなみに上のは、ポケモンパンにおまけとして封入されているデコキャラシールのデザインです。比較してお分かりの通り、パンのパッケージと同一のもの(のはず)ですよね。他のポケモンたち、ピカチュウ、シェイミ、ポッチャマ、パチリス、ディアルガは色合いもオリジナル通りなんですが、なぜかヒコザルだけ発色がおかしいんですよ。
 これは単なる製造工程でのミスなんでしょうか。原板の段階でのミスなのか、印刷の段階のミスなのか。もしかして、なんらかの原因によるレアなコレクターアイテムなのかと思って、第一パンのホームページで商品の写真を見てみたら、やっぱりヒコザルの顔色が悪く見えます。
 これは意図的なものなのでしょうか。誰か気づいているんでしょうか。ネット上でも誰も言及されていないようなんですが…。子供たちもカミさんも気づいていなかったようでして、私が指摘したら、あっホントだ!って大笑いしてました。でも、そのあと、子供たちは「なんか具合悪そう…」と心配してました。
 このように版権のあるキャラクターを商品に使う際には、当然オリジナルのデザインに手を加えてはいけないはずなんですが、これは問題にならないのでしょうか。単に「具合の悪いヒコザル」「伝染病に冒されたヒコザル」「死相の表れたヒコザル」ということで許されるんでしょうか。いや、それ以前に、たとえばヒコザルは怒ると青ざめるとか、そういう設定があるんでしょうか。私、そんなにポケモンには詳しくないので、正直よくわかりません。いちおう第一パンに問い合わせてみるかな。
 そういえば、アニメ天才バカボンで、偽者のバカボンが登場する回がありましたね。あのにせバカボンが異様に気持ち悪かったのは、なんか顔色がとっても悪かったんです。土色っていうか。それに近い偽物感がありますね。
Uno1 ついでにどうでもいい話をもう一つ。ウチではヒコザルのことを「宇野君」と言っています。格闘家の宇野薫くんがヒコザルに似ているからです。いや、ヒコザルが宇野君に似てるのかな。どっちがオリジナルだろう。まあ、両者とも格闘家ですからね。いつか、ヒコザル対宇野薫という同門(同族)対決も見てみたいものです(笑)。

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