明暗分けた大晦日…プロレス vs 格闘技
↓ワタクシも写ってますな。嬉しそうに逃げてます。
今年の大晦日。ウチの夫婦は子どもをおじいちゃんおばあちゃんに預けて、プロレス&格闘技観戦。
うむ、なにか象徴的ですね。昭和の談合的世界と平成のガチ世界。そして終わってみれば、私は明るく楽しい年越しをしたのに対して、カミさんは涙の年越し…。
そう、カミさんは当然「桜庭vs田村」がメインの「Dynamite!!〜勇気のチカラ2008〜」へ。なにしろある方から直接「私たちの代わりに和志を応援してきて!」と言われてますから、そりゃあさいたまスーパーアリーナに行かないわけにはいかないでしょう。
私はですね、あえてそちらには行かず、プロレスの聖地、後楽園ホールで行われるプロレスサミットの「カウントダウンプロレス」へ。
それぞれの詳細はスポナビの記事をご覧ください。どちらも濃いなあ。
たまアリのメインは、ある意味プロレスを捨てた男、プロレスをぶっこわした男どうしの闘い。桜庭はもう体がガタガタでしたね。コンディション悪過ぎという感じでした。カミさんは泣いてました。彼はあえて平成のガチ世界を選んだわけですから、勝ち組になる時もあれば負け組になる時もあるのは当然です。そういう世界ですから。白黒はっきりする。
翻ってこちら昭和的プロレス世界は、負けた人にこそ温かい拍手が送られる。単純な勝ち負けでないところに人間味があるんですよね。
そして、お客さんとの一体感、これはもう絶対プロレスの勝ちです。今回私は当日券で前から3列目の特別リングサイド席を買ったんですが、すぐ近くの最前列にキャンプ場プロレスで知り合った方がいらして、彼が2列目の席を譲ってくれたものですから(本当にありがとう!)、そこで観戦したんですよ。紙テープを投げる役目も頂戴したり、サインボールをもらったり、選手が飛んできたり、蛍光灯の破片が降ってきたり、すぐ近くのオバさんが選手とやりあったり…(昨年新宿FACEでもこのオバちゃんすごかった)。たまアリでは絶対にあり得ない交流ですね。
平成(いちおう)ガチ格闘技の方はですね、田村の試合後のコメント「お客さん向けの試合をしていない」が全てを物語っているでしょう。おいおい、わかってるならお前がまずちゃんとしなさい(笑)。私は今年横アリに行って、それを肌で感じてしまった。だからもう総合格闘技の生観戦はしないと決めたのです。テレビで充分です。
まあこれは思想や趣味の問題であって、単純にどちらがいいとは言えないのかもしれませんが、私はプロレス的世界で締めくくれて良かったと思います。とっても幸せな気分と元気をいただいて新年を迎えることができました。
本当は私が観戦した各試合、それから楽しい演出についていろいろ語りたいところですが、キリがなさそうなのでやめときます。だいいち眠すぎる。
それにしても、それぞれの会場の客層の違いは面白かったな。特に後楽園ホールは独特の雰囲気でありました。なにしろ、お隣の東京ドームではジャニーズのカウントダウン・コンサートが行われていましたからね。まあ数万人のジャニオタ腐女子の方々が集結してましたから、ますますそのコントラストというかなんというか、世の中いろいろ、人生いろいろだなと思いましたよ。
そうそう、私っていかにも怪しいダフ屋に見えるらしく、水道橋の駅でずいぶんと若い女の子に声かけられました(笑)。まいった。警察につかまるところだった。
プロレスラー、格闘家の皆さん、今年もお疲れさまでした。来年もよろしくお願いいたします。では、よいお年を。
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