満員御礼!クリスマスコンサート in 横浜
本日もほぼ満員のお客様に来ていただき、無事(?)演奏会を終了することができました。お客様はもちろん、私を使ってくださるメンバーの皆様にも感謝です。本当にありがとうございました。
会場である横浜開港記念会館は、ここ何年か連続して演奏させていただいている歴史的建造物です。いわゆる講堂であるため、やや音響的には難がありますが、雰囲気はなかなか良く、お客様もいつも熱心に耳を傾けてくださるので、気持ちよく演奏させていただいています。どういうわけか、あそこだとあんまり緊張せず演奏できるんだよなあ。なんでだろう。
最近、演奏の醍醐味が少しわかったような気がするんですね。自分の「音」というのもわかってきたように思います。それは、そうですねえ、やっぱり他のジャンルでいろいろ勉強させていただいている結果に違いありませんね。
ここのところで言えば、観世寿夫さんの言葉、浅草ジャズでの原信夫さんの言葉。オスカー・ピーターソンの特集番組での小曽根真さんの言葉。そして、石川さゆりさんの言葉。本当に勉強になりますよ。
さらに!今回は長調の速い楽章では、松田聖子さんをイメージして弾き、短調の緩徐楽章などでは、美空ひばりさんをイメージして歌い、語るようにイメージして弾きました…なんて書くと、笑う人たくさんいそうですけど、本人はいたって真面目にそのようにしているのであります。そうしたら、なんとなく緊張も解けるんですよ。今まで、イメージのないまま、ただ楽譜をなぞるような演奏をしていたんでしょうね。そうすると、楽譜に表されている情報と自分の出している音とのギャップばかりが気になってしまって、それで緊張していたのかもしれません。
あとは、全体の響き、アンサンブルに身を任せるという気の持ち方でしょうか。特にヴィオラを演奏してる時は、そういう感じです。このバンドは皆さんベテランでいらっしゃるので、自然と心地よいストリームが生まれます。そこに乗っかって演奏すると、それこそ離見の見というか、自己から解放されるんですね。それが気持ちいい。ある種の悟りの境地だな、こりゃ(笑)。
でも、先ほど挙げた大家の皆さんのように、やはり演奏家自身が音楽を愛し、音楽に愛され、気持ちよく演奏するのが一番ですよね。それは絶対です。音楽自体を伝えるというよりも、そういう自分の幸せのおすそ分けをするのが、演奏家の役目なのかもしれません。
そういう意味では、これも復習になりますけれど、道元の説く「習う=忘れる」境地に至らねばならないのかもしれません。ということは、やっぱり「技術」を忘れるくらい練習しなくちゃならないということですね。そこんとこは、ちょっと、いや大いに反省であります。それにしても、メンバーの皆さん、私なんかよりずっとお忙しいのに、いったいいつどうやって練習されているのでしょう。不思議でなりません。
この団体も来年結成35周年だそうです。一つのことを続けること、それも複数の仲間で続けること、これはこれだけで充分に立派で崇高なことです。その約半分の時を共有させてもらえるだけでも幸せですし、いろいろと勉強になるのでした。感謝、感謝。
今日の演奏で一番盛り上がったアンコールの録音を聴いていただきましょうか。ちなみに私はこの演奏には参加していません。舞台裏で聴いていて、私も心踊らせ、体も踊らせておりました。
テレマン リコーダーとフルートのための協奏曲 ホ短調より第4楽章
もう一つ、歴史に関われるお話。来年は横浜開港150周年だそうです。その関連イベントとして、この開港記念会館において記念コンサートが行われます。今回ご縁がありまして、そちらに参加させていただくことになりました。バッハのコンチェルトやカンタータを中心とした華やかなものになりそうです。また、詳細が決まりましたらブログ上でも告知したいと思います。
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