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2008.11.04

ヴィヴァルディ 『チェロ・ソナタ集』 コクセ(チェロ)

Alpha004 なり忙しいのでかなり手抜きな記事になります。
 えっと、小室哲哉が逮捕されましたので、それにちなんで今日はヴィヴァルディを聴きましょう(笑)。何度か書いていますが、私の頭の中では小室哲哉とヴィヴァルディがおんなじ引き出しに入っています。以前、こちらの記事にこんなことを書きました。そのまま引用します。

 …これもある時期(あの頃)のことなんですが、友人と「ヴィヴァルディって小室哲哉だな」と言いあっていたことがありました。やはりある種のワンパターンというか、強烈な独特の色や匂いがある。でも、世間では売れ続けた。若い女の子のプロデュースして生計立ててたし。後世への影響力を考えても彼と彼は似ている。
 で、ちょっとバカにしながらも、冷静に考えてみると、彼らに似ている人はいなかったりする。二番煎じはたくさん出るけれども、やはりオリジナルにはかなわない。もちろん、その前に「彼」らしい音楽はない。突然現れて一つの流れを作り、それがまたその後の流れを決定したりする。
 古楽人の代表(?)あの大バッハも、かなりのヴィヴァルディおたくだった。私たちが一瞬バカにしてしまったその人を尊敬しまくっていた形跡がある…

 まあこういうことなんですね。で、考えてみますと、ヴィヴァルディの晩年もまた、外国(オーストリア、ウィーン)で一旗揚げようとして失敗し、無一文になっています。かなりお金をつぎこんだようですね。小室氏もまあ似たようなことして借金生活に陥ったわけじゃないですか。因果なものです。いやいや、49歳の小室氏に対して晩年は失礼か…。
 ちなみに上の引用記事にはちょっとした間違いもあります。「若い女の子のプロデュース」と書いてますが、実際はオバサンの方が多かったようです。ま、今となっては小室氏の周辺もオバサンばっかりですけど(笑)。
 さて、そんな小室氏とヴィヴァルディ。たしかにちょっとワンパターンなところがありますが、突如名曲を残すこともありまして、ヴィヴァルディで言いますと、たとえばこのチェロのための6曲のソナタなんか、とってもチャーミングな曲が集まっています。特にバラード…いや緩徐楽章はシンプルだけれど、なんというか優しさに溢れてますね。
 特に私は次のラルゴが大好きです。冒頭のコード進行は、当時ありそうでないですよ。最初聴いた時、おどろきました。昨日のフェルメールの雲じゃないけれど、あっ!こう来たか!って。ぜひ聴いてみてください。

ラルゴ

 ヴィヴァルディのチェロ・ソナタ集、ビルスマや鈴木秀美さんによるものなど、名演奏がたくさんありますが、このコクセの演奏は必要以上に朗々と歌うことなく、純粋な女の子風(?)な演奏でけっこう好きですね。チェロって案外女性的です。ヴィヴァルディはいったい誰を想定してこのソナタを作ったのでしょうか。
 ということで、小室哲哉の曲もちょっと聴き直してみようかな。意外な名曲があったりしますから。

ヴィヴァルディ チェロ・ソナタ集(NML)

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